2019年1月のマーケット概況

2019年1月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,280ドル付近でスタート。4日には世界的な景気減速懸念などを背景に一時1,300ドル付近まで上昇したが、12月の米雇用統計が好調な結果となったことから安全資産需要が低下し、金相場は1,285ドル付近まで下落した。その後、中旬にかけては、特段の材料がない中、1,290ドルを挟んで小幅なレンジで推移し、9日にはFOMC議事要旨にて追加利上げへの慎重な姿勢が示されたため、ドルが弱含み、金相場は1,290ドル台を回復したが、翌10日には再び1,290ドルを割り込んだ。16日には英国での内閣不信任案の採決を控えて、リスク回避の動きから1,295ドル付近まで上昇したが、18日には対主要通貨でのドル高が圧迫材料となり、金相場は1,280ドル台前半まで値を落とした。その後、下旬にかけては堅調なドル相場を眺めて、やや弱含む場面も見られたが、月末にかけては一転して上昇基調となった。28日に株式市場の下落を背景に安全資産需要から1,305ドル付近まで上昇、翌29日には米中貿易協議への不透明感などから1,310ドル付近まで値を伸ばした。さらに月末31日には、前日の取引終了後に発表されたFOMC声明で、当面の金利据え置きが示唆されたことから、金相場は一時1,330ドル付近まで上昇、その後やや値を落とし1,325ドル付近で1月の取引を終えた。月内レンジは、1,275-1,330ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は800ドル付近でスタート。上旬は金相場につれ、相場地合いを強める展開。4日に金相場の上昇に伴い、825ドル付近まで上昇後、7日には今後の米国での利上げペースが鈍化するとの観測がサポート要因となり、プラチナ相場は一時835ドル付近まで上伸した。中旬にかけては、特段の材料がない中、ドル高局面などでの売りが優勢となり、プラチナ相場は地合いを弱める展開に。14日には12月の中国貿易統計が予想を下回ったことが圧迫材料となり、プラチナ相場は800ドル付近まで大幅下落となった。その後、月末にかけて金相場が上伸したことを手掛かりに、プラチナ相場は再び上昇基調となった。25日には820ドル付近まで値を伸ばし、月末31日には、FOMCで当面の金利据え置きが示唆されたことが好感され買いが先行し、825ドル付近まで上昇して1月の取引を終えた。月内レンジは、790-835ドル。

海外銀相場

銀相場は15.60ドル付近でスタート。4日には世界的な景気減速懸念などを背景に上昇した金相場につれて一時16.00ドル付近まで上昇したが、発表された12月の米雇用統計が良好な内容であったことから金相場が下落、銀相場もつれ安となり15.80ドル付近まで値を落とした。中旬にかけては、材料難のなか停滞する金相場を眺めて銀相場も小幅なレンジでの値動きが続いた。その後、下旬にかけては、金相場につれてやや弱含む場面が見られたものの、月末にかけては反転した金相場につれて、銀相場も地合いを強める展開となった。22日にはドルが堅調な動きとなったことから、一時15.20ドル付近まで値を落とす場面も見られたものの、25日にはドル安を背景に反発した金相場につれ高となり、15.70ドル付近まで上昇した。さらに29日には、米中貿易協議を巡る懸念から続伸した金相場につれて、銀相場は15.80ドル付近まで上昇。月末31日には、前日の取引終了後に発表されたFOMC声明において当面の金利据え置きが示唆されたことから値を伸ばした金相場につれ高となり、銀相場は一時16.20ドル付近まで上伸、その後、値を落とし16.10ドル付近で1月の取引を終えた。月内レンジは、15.20-16.20ドル。

為替相場

ドル円相場は109.60円付近でスタート。月初は世界経済の減速懸念などを背景にドルは弱含む展開となった。3日には米通信機器大手の中国での販売不振の報に、薄商いのなかリスク回避の円買いが優勢となり、一時は昨年3月以来の円高水準となる104.90円付近まで急速に円高が進行した。その後、ドルが買い戻されて値を戻すと、上旬から中旬にかけては、108円台を挟んでもみ合う形が続いた。8日には米株式市場が上昇するなか、ドル円相場は109.10円付近まで円安に振れたが、10日にはパウエルFRB議長の利上げ継続を示唆する発言にドル買いが優勢となり、一時107円台まで円高に振れる場面も見られた。その後、月後半にかけては米株式市場などの動向を眺めてドルが買い戻され、ドル円相場はやや円安に振れる展開。18日には発表された米経済指標が市場予想より良好な内容となったことから、109.90円付近まで円安に振れた。さらに23日には日銀が金融緩和政策を維持したことなどから、日米の金利差が意識され、ドル円相場は110.00円付近まで円安が進んだ。月末にかけては、FOMCを控えて様子見姿勢が強まる中、ドル円相場は若干円高に振れる展開。30日の取引終了後に公表されたFOMC声明では、当面の金利据え置きが示唆されたため、31日にはドル円相場は一時108.50円付近まで円高が進行、その後やや買い戻されて108.90円付近まで円安に戻して1月の取引を終えた。月内レンジは、104.90-110.00円。

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