2019年5月のマーケット概況

2019年5月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,285ドル付近でスタート。上旬は横ばいでの推移が続いたが、13日には中国が米国の関税引き上げに対して報復措置実施を表明した影響で株式相場が下落したことから、14日には一時1,305ドル付近まで上昇する場面も見られたが、その後はドル高などを背景に金相場は弱含む展開となり、17日には1,275ドル付近まで下落した。さらに21日には米商務省が中国の通信機器大手ファーウェイ社への米国製品の禁輸措置を緩和すると表明したことから、安全資産としての金需要が後退し、金相場は5月の最安値となる1,270ドル付近まで値を落とした。その後は買い戻しが優勢となり、更にトランプ大統領がメキシコ製品へ関税を賦課する方針を示したことから、世界的な貿易摩擦への懸念が高まり、31日には5月の最高値となる1,310ドル付近まで上昇して、5月の取引を終えた。月内レンジは、1,270-1,310ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は月初、5月の最高値となる895ドル付近でスタートしたが、FRBによる年内の利下げ観測後退により、一時850ドル付近まで値を落とした。6日にはドル安の影響を受け880ドル付近まで値を戻す場面が見られたが、16日には米国株の上昇などを背景に下落した金相場に連れて835ドル付近まで値を下げた。翌17日にも820ドル付近まで続落すると、下旬にかけても軟調に推移し800ドルを割り込んだ。さらに29日には米中貿易摩擦激化への懸念により工業用需要が減退するとの思惑から5月の最安値となる790ドル付近まで値を落とすも、31日にはやや買い戻されて795ドル付近で5月の取引を終えた。月内レンジは、790-895ドル。

海外銀相場

銀相場は15.00ドル付近でスタート。上旬は金相場が大きな値動きなく推移するのを眺めて、銀相場も14.90ドルを挟む小幅な値動きとなったが、中旬にかけて金相場が弱含んだ局面で、銀相場も連れ安となり、14.50ドル付近まで下落した。その後、更に金相場が下落したことから、銀相場も連れ安となり、一時、5月の最安値となる14.30ドル付近まで下落した。31日には、世界的な貿易摩擦への懸念から金相場が上昇したことで、銀相場も14.60ドル付近まで買い戻されて5月の取引を終えた。月内レンジは、14.30-15.00ドル。

為替相場

ドル円相場は111.40円付近でスタート。3日には一時5月の最高値となる111.70円付近まで円安に振れる場面も見られたが、その後は4月の米雇用統計の結果からドル売りが優勢となり円高基調となった。9日には米中貿易摩擦の激化懸念から、安全資産と考えられた円に資金が流れたため、ドル円相場は109.80円付近まで円高が進行。さらに13日には中国が対米報復関税措置を発表したことを受けて109.00円付近まで円高に振れた。21日には米国がファーウェイ社への猶予措置を発表したことから、ドルが買い戻され、ドル円相場は110.70円付近まで円安に振れるも、27日には米中貿易摩擦への懸念から再び円買いが優勢となり、ドル円相場は109.60円付近まで円高となった。さらに31日にはトランプ大統領がメキシコからの輸入品に関税を賦課する方針を示したことから、安全資産としての円に買いが集中し、108.30円付近まで円高に振れて5月の取引を終えた。月内レンジは、108.30-111.70円。

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