2019年7月のマーケット概況

2019年7月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,415ドル付近でスタート。1日にはG20に合わせて開催された米中首脳会談において、米中間で貿易協議再開が決定されたことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退したことから、金相場は一時7月の最安値となる1,385ドル付近まで下落した。3日には世界経済減速への懸念などを背景としたドルの利下げ観測を受けて1,420ドル付近まで値を戻したが、5日には市場予想を上回る米雇用統計の結果から金相場は売りが優勢となり、1,400ドル付近まで反落した。その後は1,400ドルを挟んだレンジ内での推移が続いたが、18日にはドル安進行を好感し、金相場は1,430ドル付近まで上昇。翌19日には7月の最高値となる1,455ドル付近まで値を伸ばす場面も見られた。その後はドル高などに圧迫されて金相場は弱含み、25日には1,415ドル付近まで下落した。月末にかけてはFOMCでの利下げ観測などを背景に金相場は買い戻しが優勢となり、1,440ドル付近まで値を戻して7月の取引を終えた。月内レンジは、1,385-1,455ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は845ドル付近でスタート。5日には市場予想を上回る米雇用統計の結果を受けて下落した金相場に連れ安となり、7月の最安値となる810ドル付近まで下落した。その後、820ドルを挟んだレンジ内での推移が続いたが、11日には830ドル付近まで上昇、15日には845ドル付近まで値を伸ばした。さらに23日には金に対する割安感から買いが優勢となり、860ドル付近まで上昇すると、25日には一時7月の最高値となる890ドル付近まで値を伸ばす場面も見られた。その後は利益確定売りなどにより870ドル付近まで下落したが、月末には880ドル付近まで買い戻されて7月の取引を終えた。月内レンジは、810-890ドル。

海外銀相場

銀相場は15.30ドル付近でスタート。5日には米雇用統計の結果を受けて下落した金相場に連れて、一時7月の最安値となる14.90ドル付近まで下落した。さらに18日にはドル安を背景に上昇した金相場に連れて16.20ドル付近まで値を伸ばした。その後も銀相場は強地合いを維持する展開が続き、22日に16.40ドル付近まで上昇すると、24日には一時7月の最高値となる16.70ドル付近まで続伸した。月末にかけては、利益確定売りなどに反落する場面も見られたが、銀相場は比較的堅調に推移し、16.40ドル付近で7月の取引を終えた。月内レンジは、14.90-16.70ドル。

為替相場

ドル円相場は108.10円付近でスタート。1日には米中貿易協議再開の報を受けて、安全資産の円が売られたことから、ドル円相場は108.50円付近まで円安に振れた。その後は108.00円を割り込む場面があったもののドル円相場は強含みで推移し、9日には一時7月の最安値となる109.00円付近まで円安が進んだ。その後はFRB当局者の発言を受けて、ドルの利下げ観測が広がったことから、18日には7月の最高値となる107.20円付近まで円高に振れた。その後は、再び円安傾向となり、26日には第2四半期の米GDP速報値が市場予想を上回ったことから、108.80円付近まで円安に振れた。31日にはFOMCで事前の予想通り利下げが決定されたが、パウエルFRB議長による、「利下げは一時的」との発言から、ドル円相場は108.80円付近で7月の取引を終えた。月内レンジは、107.20-109.00円。

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