2016年1月のマーケット概況

2016年1月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,065ドル付近でのスタート。市場参加者が戻る4日に中国株式市場急落に端を発した世界的な株安の他、中東情勢や北朝鮮核実験等の地政学的リスクの高まりを背景に金は安全資産として買われ、7日には1,100ドルを突破し1,110ドル付近まで上伸した。その後、中国株や欧州株が持ち直したことを背景に過度なリスク回避姿勢の後退から安全資産である金需要が減退し、12日には1,085ドル付近まで下落したものの、原油安を背景とした世界的な株安により安全資産として金は買われ、20日には再び1,100ドルを回復した。25日の週は、原油価格が持ち直し欧米の株式相場が上昇したことから市場のリスク警戒感は緩んだものの、27日に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で当局が景気見通しに慎重になり同国利上げペースが緩やかなものになるのではとの観測が強まっていることなどを背景に買い優勢の展開となり大幅続伸し、27日には月間最高値となる1,130ドル付近をつけた。その後、金相場は若干値を下げたものの、世界経済の先行き不透明感を背景に底堅く推移し、1,115ドル付近で1月の取引を終了した。月内レンジは1,065-1,130ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は890ドル付近でのスタート。世界的な株安や原油安から実需としてのプラチナは値を切り下げる展開となり、11日には南アフリカの通貨ランド安を背景に840ドル付近まで下落した。14日にはルノー社が排ガス不正問題を巡る一連の捜査で捜索されたとの報道も売り材料となり大幅下落、その後も原油安及び株安を背景にした軟調な地合いは変わらず、21日には月間最安値となる810ドル付近をつけた。その後、欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁が次回3月の理事会での追加緩和を示唆したことなどを背景に欧米株式相場や原油相場が上昇したことでプラチナ相場は上昇に転じると、25日には南アフリカのプラチナ生産世界第2位のインパラ・プラチナム社の鉱山での火災事故の報道による供給不安などから860ドル付近まで上昇した。供給不安がサポート材料となり880ドル付近まで上昇するも、利益確定売りに上値を抑えられ870ドル付近で1月の取引を終了した。月内レンジは810-895ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は13.80ドル付近でのスタート。底堅く推移した金相場につられ、銀相場も月中まで概ね14ドルを挟んで推移する展開となったが、13日には安値圏での買い意欲が強く、ショートカバーを巻き込み14.20ドル付近まで大幅反発するも、翌日には米国株上昇を背景に大きく値を下げた金相場につられ前日の上げ幅を削る形となった。その後も金相場につられる形で値を上げ、27日には月間最高値となる14.60ドル付近まで上昇した。翌28日に一時14.10ドルを割り込むまで下落する不安定な動きも見られたが、翌29日には14.30ドル付近まで回復し1月の取引を終了した。月内レンジは13.80-14.60ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は120.40円付近でのスタート。中国株式市場急落に端を発した世界的な株安の他、中東情勢や北朝鮮核実験等の地政学的リスクの高まり、原油相場の下落等世界経済への先行き不透明感を背景に円は資金の逃避先として買われ、8日には117.20円まで円高となるが、その後は118円を挟んだレンジ内で推移した。15日には米経済指標が軟調であったことから、昨年8月後半以来の116.60円付近まで円高が進行した。米国祝日明けの19日は、中国株及び欧米株が上昇したことから118円を突破するも、原油安を背景に米国株が下落すると、再び円高となり一時116円を割り込むまで下落した。その後、欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測による株式相場の持ち直しで円は売られ118円台まで上昇すると、29日には日銀によるマイナス金利の導入により、円は一気に121.60円付近まで上昇後、やや買い戻されて121.10円付近で1月の取引を終了した。月内レンジは116.00-121.60円。