2016年2月のマーケット概況

2016年2月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は、1,115ドル付近でスタート。1日には中国の経済指標が低水準となったことなどを受けて、リスク回避の動きから金は買われ、1,130ドル手前まで値を伸ばした。翌2日は小反落したものの、3日には米経済指標の悪化やドル安を背景に大幅反発し1,140ドル台まで上昇、翌4日には軟調な米経済指標を背景とした同国追加利上げ後退観測を受けて金需要が高まり、2015年10月以来となる1,150ドル台まで回復した。中旬にかけても金相場の上昇基調は継続し、8日に安全資産としての金需要の高まりから1,200ドルまで値を伸ばすと、11日には世界的な株式相場の下落などを背景にリスク回避の動きが加速し、金相場は一時1,260ドル台まで急伸した。その後、中旬から月の後半にかけては株式相場や原油相場の変動をみながら値動きの荒い展開となった。12日にドル高を背景に反落すると、16日には世界的な株式相場の持ち直しを背景にリスク回避姿勢が低下したことや、これまでの急激な上昇を受けた利益確定売りなども相俟って、金相場は大幅下落し、1,200ドルを割り込んだ。19日には株式相場や原油相場の下落を受けてリスク回避姿勢が強まり、1,230ドルを回復したものの、22日には原油相場が急伸したことからリスク回避姿勢が後退し、金相場は再び1,210ドル付近まで値を落とした。その後も株式相場や原油相場をにらんで推移し、月末にかけては1,220ドル-1,250ドルのレンジでの推移となった。24日には米株式相場の下落を受けて1,250ドル付近まで上昇したが、26日には米国の第4四半期の実質GDP改定値が市場予想を上回ったことなどから、金需要は減退し、1,220ドル付近まで値を落とした。29日には米経済指標が市場予想を大きく下回ったことなどを手掛かりに買いが優勢となり、1,240ドル付近まで上昇して2月の取引を終えた。月内レンジは、1,115-1,260ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は、870ドル付近でスタート。2日には原油相場の下落を受けて850ドル台半ばまで下落したが、翌3日にドル安などを背景に投機的な買いが入り880ドル台まで上昇すると、4日も買い優勢の流れは変わらず、900ドル台まで値を伸ばした。中旬にかけてもプラチナ相場は上昇基調を維持する展開となり、8日に金相場の上昇などを背景に930ドル付近まで上昇すると、翌9日は反落したものの、11日にはドル安などを支援材料に買いが優勢となり、960ドル台まで上伸した。中旬にかけては利益確定の売りなどで値を落としたが、金相場の上昇などにも支えられ、940ドルを挟んで堅調に推移した。月の後半にかけては、金相場などにつれて上下する展開となり、22日に920ドル付近まで下落、その後は一時940ドルを回復する場面も見られたが、26日にはドル高や金相場の下落が圧迫材料となり、910ドル台まで大幅下落した。月末29日には上昇した金相場を背景に安値拾いの買いに値を伸ばし、935ドル付近で2月の取引を終えた。月内レンジは、850-970ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は、14.20ドル付近でスタート。1日には上昇した金相場につれて14.30ドル台まで値を伸ばした。翌2日には反落したものの、4日には米国の追加利上げ後退観測などから14.80ドル台まで上伸した。中旬にかけては、金相場の上昇につられて銀相場も強含む展開となり、8日に15.40ドル台まで上昇すると、11日には世界的な株安を背景に上昇した金相場につられて買いが優勢となり、16.00ドル付近まで上昇した。中旬以降は、金相場の下落を背景に利益確定の売りなどで値を落とす展開となり、16日には15.20ドル付近まで下落した。月後半にかけても金相場の下落を受け弱含む展開が継続し、22日には世界的な株式相場の上昇を受けて下落した金相場につられ、一時15.00ドルを割り込むまで下落した。26日には良好な米経済指標を受けて大幅下落した金相場につられて売りが優勢となり、14.70ドルを割り込んだ。月末29日には前週からの大幅下落を受けて安値拾いの買いが入ったことから大幅反発し、14.90ドル付近まで値を戻して2月の取引を終えた。月内レンジは、14.20-16.00ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は、121.10円付近でスタート。4日には米経済指標の悪化を受けてドルは売られ、116円台半ばまで円高が進んだ。8日には117円台半ばまで値を戻す場面も見られたが、9日には世界的な景気減速懸念からリスク回避の円買いが強まり、ドル円相場は114円台前半まで円高となった。11日には米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が金融市場に対して警戒感を示したことなどから、リスク回避の円買いが優勢となり、ドル円相場は一時2014年10月以来となる110.99円まで円高が進行した。その後は、良好な米経済指標や日銀による為替介入の警戒感が高まったことなどを背景に、16日には114円台後半まで値を戻した。しかし、月の後半にかけては原油相場の下落や米国の追加利上げ後退観測などから円高ドル安に推移し、19日には112円台前半まで下落し、24日には再びリスク回避の円買いが強まったことから111円付近まで円高が進行した。月末にかけては、米国の第4四半期の実質GDP改定値が市場予想を上回る内容であったことなどから、米国の早期追加利上げ観測が強まりドルは買い戻され、113.00円付近で2月の取引を終えた。月内レンジは、111.00-121.40ドル。