2017年4月のマーケット概況

2017年4月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,250ドル付近でスタート。月の上旬は大きな値動きなく1,250ドルを挟んでもみ合う形となった。5日には良好な米経済指標の結果を受けたドル高を背景に金相場は1,250ドルを割り込んだが、翌6日には1,250ドルを回復し、7日には米国のシリアに対するミサイル攻撃と3月の米雇用統計で非農業部門就業者数の伸びが鈍化したことなどがサポート要因となり1,270ドル付近まで上伸するも、その後FRB高官の発言がドル買いを誘ったことから1,255ドル付近まで急反落した。月の中旬にかけては、中東や北朝鮮を中心とした地政学的リスクの高まりなどを背景に、一転して値を伸ばす展開となった。11日には米国による北朝鮮への軍事行動の可能性に伴う地政学的緊張の高まりを背景に、金相場は1,275ドル付近まで急伸した。13日には米国がアフガニスタンでのイスラム国(IS)掃討戦において、非核兵器で最大級の破壊力を持つ大型爆弾を投下したと報じられ、金相場は1,290ドル付近まで上伸した。さらに18日には北朝鮮情勢の緊迫化やフランス大統領選挙を控えた不透明感から、金相場は1,295ドル付近まで上昇した。その後、月の後半にかけては、これまでの急激な上昇を背景とした高値警戒感から、金相場は軟化する展開となった。19日に利益確定売りから1,280ドル付近まで下落、21日にはフランス大統領選を控えてリスク回避姿勢が強まり、1,290ドル付近まで反発する場面も見られたものの、25日には米国の税制改革案に対する期待感などから安全資産需要が減退し、1,265ドル付近まで大幅下落した。月末にかけては、ユーロ圏の良好な経済指標を背景にドル安が進んだことから、若干値を戻し1,270ドル付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、1,245-1,295ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は950ドル付近でスタート。4日にはロシアでの地下鉄爆発事件などを受けて安全資産需要から上昇した金相場につれて、965ドル付近まで上昇した。その後、月の前半は960ドルを挟んでの推移となったが、10日には南アフリカでの政局不安に伴うランド安を受けて、940ドルまで下落した。しかし、翌11日には前日の下落を受けた安値拾いの買いや上昇した金相場につれて、970ドル付近まで上伸した。月の中旬にかけては、北朝鮮情勢をめぐる地政学的リスクの高まりを背景に堅調に推移した金相場につれて、値を伸ばす展開となった。13日には米国がイスラム国(IS)掃討戦において、非核兵器で最大級の破壊力を持つ大型爆弾を投下したことを受けて上昇した金相場に追随し975ドル付近まで上昇、17日には北朝鮮情勢の緊迫化を背景とした金相場の上昇を受けて990ドル付近まで大幅続伸した。月後半にかけては、好調に推移していた金相場が軟化したことを受けて値を切り崩す展開となった。19日に利益確定売りに反落した金相場につれて965ドル付近まで下落すると、24日にはフランス大統領選挙への懸念後退から下落した金相場を背景に955ドル付近まで値を落とした。さらに26日にはリスク選好姿勢の回復から金が売られ、プラチナ相場もつられる形で950ドル付近まで値を落とした。月末にかけてもプラチナ相場は弱含んで推移し、950ドル付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、940-990ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は18.30ドル付近でスタート。月初めは金相場を眺めながら、18.20ドルを挟んで大きな値動きなく横ばいで推移したが、中旬にかけては金相場が強含んだことを受けて、銀相場も堅調に推移。10日には米国の追加利上げ観測を背景に下落した金相場につれて、節目の18ドルを割り込む場面も見られたが、翌11日には地政学的リスクの高まりを受けて値を伸ばした金相場につれて18ドルを回復、18.30ドル付近まで上昇した。13日には米国がイスラム国(IS)掃討戦において、非核兵器で最大級の破壊力を持つ大型爆弾を投下したことを背景に上昇した金相場につられて、18.60ドル付近まで値を伸ばした。その後、中旬から後半にかけては軟化した金相場を眺めて、銀相場も値を下げる展開となった。18日に18.30ドル付近まで下落した銀相場は、20日にはフランス大統領選を控えて様子見姿勢が強まる中、売りが優勢となり18ドル付近まで下落、翌21日には節目の18ドルを割り込んだ。24日には小反発したものの、銀相場はその後も弱含んで推移し、26日にはリスク選好姿勢の回復から下落した金相場に追随し、17.40ドル付近まで値を落とした。月末にかけても投機筋と見られる売りが優勢となり、17.20ドル付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、17.20-18.60ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は111.30円付近でスタート。3日に111.60円付近まで円安となったドル円相場は、7日には米国のシリアに対するミサイル攻撃と、その後発表された米雇用統計が市場予想を下回ったことから、110.10円付近まで円高が進行した。10日には111円台を回復する場面も見られたが、米国が原子力空母を朝鮮半島近海に配備するなど地政学的リスクの高まりを受けて、11日にドル円相場は109円台まで円高となった。翌12日にはトランプ米大統領のドル高牽制発言を受けて、ドル円相場は108円台まで円高、中旬にかけてもドル売りの流れは変わらず、17日には約5か月ぶりの安値となる108.10円付近まで円高が進行した。その後、月の後半にかけてはリスク回避姿勢の後退などを背景に、ドルは買いが先行し強含む展開となった。23日に行われたフランス大統領選挙では、第1回投票でマクロン氏とルペン氏の決選投票実施が決定したが、決選投票ではマクロン氏優位との見方が広がったため、リスク回避姿勢が後退し、ドル円相場は24日に110円台半ばまで円安に戻した。25日には軍の創建記念日を迎える北朝鮮が核実験やミサイル発射を強行することが懸念され、一時109.60円付近まで円高となったが、懸念されたほどの挑発行為が行われなかったことから、ドル円相場は111円台を回復した。翌26日にはトランプ政権による税制改革案への期待から、ドル買いが優勢となり、ドルは111.80円付近まで買い戻された。月末にかけては、111円台半ばでもみ合いとなり、111.60円付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、108.10-111.80円。