2017年6月のマーケット概況

2017年6月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,270ドル付近でスタート。月上旬は安全資産としての買いが優勢となったことから、金相場は強含む展開となった。2日に発表された5月の米雇用統計が市場予想を下回ったことから、同国年内利上げペースへの不透明感が強まり、金相場は1,280ドル付近まで上昇。5日に中東主要国がテロ支援を理由にカタールとの断交を発表すると、地政学的リスクの上昇から、金相場は翌6日には1,290ドル台後半まで大幅続伸した。その後、月の中旬から後半にかけては米国の利上げ観測などを背景に金相場は弱含む展開となった。8日にはECB理事会において緩和的金融政策の維持が決定されたことから、ドル高に振れ、金相場は1,270ドル台まで下落、さらに12日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて軟調な展開となり、1,270ドルを割り込んだ。15日にはFOMCで事前の予想通り利上げが決定されたことを受けてドルが強含み、金相場は1,255ドル付近まで急落した。翌日には急落を受けて小反発したが、20日には米連邦準備制度理事会(FRB)高官の金融引き締めに対する前向きな発言を受けた追加利上げ観測から、金相場は1,240ドル台前半まで下落した。その後、月の後半にかけても、金相場は軟調な推移となった。23日にはドル安を支援材料に1,255ドル付近まで上昇したが、26日には薄商いのなか売りが優勢となり、一時は1,235ドル付近まで値を落とした。月末にかけては、1,245ドル付近まで反発する場面も見られたが、ドル高を背景にポジション調整とみられる売りにより続落、1,240ドル付近で6月の取引を終えた。月内レンジは、1,235-1,295ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は950ドル付近でスタート。1日には米民間雇用統計の良好な結果を受けてドルが上昇したため、プラチナ相場は一時925ドル付近まで下落したが、翌2日には米雇用統計が市場予想を下回ったことから、ドルが対主要通貨で弱含み、プラチナ相場は950ドル台を回復した。さらに6日には中東情勢の不安定化を懸念して上昇した金相場につられて一時は970ドル付近まで値を伸ばした。月の中旬にかけては、米国の利上げ観測などを背景に軟化した金相場を眺めて、プラチナ相場も弱含む展開となった。8日にドル高を受けて下落した金相場につれて940ドルを割り込むと、13日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢が強まる中、ポジション調整の売りにより925ドル付近まで値を落とした。 翌14日にはドル相場の下落などを受けて950ドル付近まで上伸したものの、15日にはFOMCで利上げが決定されたことを受けてドルが反発、プラチナ相場は920ドル付近まで大幅反落した。その後、月後半にかけては920ドル台での推移となったが、26日には下落した金相場につられて売りが優勢となり、一時910ドル台前半まで値を落とした。月末にかけては、ポジション調整と思われる買いにより若干値を戻し、925ドル付近で6月の取引を終えた。月内レンジは、910-970ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は17.40ドル付近でスタート。月初めは安全資産需要で上昇した金相場につられて堅調な推移となった。1日にはドル高を背景に17.30ドルを割り込んだものの、2日に5月の米雇用統計が市場予想を下回ったことから、17.50ドル付近まで上昇すると6日には中東での地政学的リスクの高まりから上昇した金相場につれて、17.70ドル付近まで値を伸ばした。中旬にかけては、米利上げ観測などを背景に下落した金相場につれて、銀相場も弱含む展開となった。12日は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて売り優勢となる中、節目の17ドルを割り込むと、15日にはFOMCで事前の予想通り利上げが決定されたことから、急落した金相場につられる形で16.70ドル付近まで大幅下落となった。月の後半にかけても銀相場は弱含みで推移し、19日には米連邦準備制度理事会(FRB)高官による利上げへの前向きな発言を受けて16.50ドル付近まで下落すると、21日には下落した金相場につれて16.30ドル台まで下落。さらに26日には新規材料難で流動性に乏しいなか、大口の売りに押されて、一時16.20ドル付近まで値を落とした。月末にかけては、これまでの大幅な下落を背景に安値拾いの買いが入り、16.60ドル付近で6月の取引を終えた。月内レンジは、16.20-17.70ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は110.80円付近でスタート。1日に発表された米民間雇用統計が事前予想を大幅に上回ったため、2日にはドル円相場は111.70円付近まで円安に振れた。しかし、その後に発表された5月の米雇用統計が事前予想を大幅に下回ると、ドル売りが優勢となり、ドルは110.30円付近まで大きく売り込まれた。7日にはコミー前連邦捜査局(FBI)長官の議会証言を控えて警戒感が高まる中、リスク回避の円買いから、ドル円相場は109.10円付近まで円高に振れた。8日の議会証言では事前報道以上の材料がなかったため、ドル買戻しの流れが優勢となり、9日には110.80円付近まで円安に戻した。中旬にかけては、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢が強まり、110円を挟んでもみ合う形となったが、FOMCで利上げが発表されると、16日にはドルは110.90円付近まで買い戻された。その後、月の後半にかけては米国経済への期待感から、ドル円相場は円安に振れる展開となった。19日の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受けて追加利上げ観測が高まったことから、20日には111.80円付近まで円安が進行した。27日には欧州中央銀行のドラギ総裁の発言を受けて金融緩和縮小観測が台頭したことから、円は対主要通貨で弱含み、ドル円相場は112.40ドル台まで円安に振れた。月末にかけても円売りの流れは変わらず、29日には112.90円付近まで円安が進行し、112円台半ばで6月の取引を終えた。月内レンジは、108.80-112.90円。