2018年12月のマーケット概況

2018年12月のマーケット概況

  • 海外金相場Open or Close

    金相場は1,225ドル付近でスタート。初旬は為替相場などを眺めて金相場は徐々に値を切り上げる展開。3日には米中首脳会談の結果、ドルが弱含んだ為、金相場は買いが優勢となり1,240ドル付近まで反発。さらに7日には11月の米雇用統計が市場予想を下回ったことから、翌年のドル利上げペースが減速するとの見方からドルが弱含み、金相場は1,255ドル付近まで上昇した。10日には英国がEU離脱合意案の議会採決を延期し、ポンド安・ドル高が進んだことから一時1,250ドルを割り込むと14日には発表された米経済指標が堅調な内容であったことから、金相場は1,240ドル付近まで下落。その後17日には米国債利回りの低下を背景にドルが弱含むと、金相場は再び1,250ドルを回復した。下旬にかけては世界的な景気減速懸念が広がり、安全資産需要から金相場は地合いを強める展開に。20日には米連邦公開市場委員会(FOMC)で翌年の利上げ継続の姿勢が示されたため、景気への悪影響が懸念され、世界的に株式市場が下落、金相場は1,270ドル付近まで上伸した。さらに26日には米政府機関の一部閉鎖や世界的な景気減速懸念から、安全資産需要が優勢となり、金相場は一時1,280ドル付近まで値を伸ばした。月末にかけても、株安などを背景に金相場は強地合いを維持し、31日には一時1,285ドル付近まで上伸、その後、やや値を下げて1,280ドル付近で12月の取引を終えた。月内レンジは、1,225-1,285ドル。

  • 海外プラチナ相場Open or Close

    プラチナ相場は800ドル付近でスタート。3日の米中首脳会談で米国が中国製品への追加関税を90日間見送ることで合意した結果、ドル相場が下落、プラチナ相場は一時815ドル付近まで大幅上昇した。しかし、その後はドル高や株式市場の下落などを背景に、プラチナ相場は弱含む展開となった。6日に株安などを受けて790ドルを割り込むと、10日には英国でEU離脱案の議会採決が延期されたことからポンド安・ドル高が進み、プラチナ相場は780ドル付近まで続落した。その後、中旬にかけては相場の下落を受けた買い戻しにより800ドル台を回復する場面も見られたが、特段の材料がない中、790ドルを挟んで小幅なレンジで推移する展開が続いた。月末にかけては、世界的な株安を受けて、安全資産需要として上昇した金相場につられ、805ドル付近まで買い戻される場面もあったが、引き続いての積極的な売買にはつながらず、800ドル付近で12月の取引を終えた。月内レンジは、780-815ドル。

  • 海外銀相場Open or Close

    銀相場は14.20ドル付近でスタート。3日には上昇した金相場につれて銀相場は14.50ドル付近まで値を伸ばした。翌4日にもドル相場の下落が引き続きサポート要因となり銀相場は14.70ドル付近まで上昇、暫く14.6ドル付近を挟んで推移した後、13日には米経済指標結果を受けてドルが下落したことを手掛かりに14.90ドル付近まで値を伸ばした。その後は、特段の材料もなく小幅なレンジでもみ合う形となったが、下旬にかけては、金相場が強含んだことなどを背景に銀相場も再び上昇基調となった。26日には米株式市場が大幅に上昇したことから、産業用メタルとして銀は買いが優勢となり、15.10ドル付近まで上昇。その後も15.60ドル付近まで上昇し、12月の取引を終えた。月内レンジは、14.20-15.60ドル。

  • 為替相場Open or Close

    ドル円相場は113.50円付近でスタート。休日明けの3日には米中首脳会談の結果、ドルは買い優勢となり、113.90円付近まで円安が進んだ。しかし、6日には中国通信機器大手ファーウェイの最高財務責任者逮捕の報に、米中関係悪化懸念が強まり、ドル円相場は112.20円付近まで円高に振れた。その後10日に113.40円付近まで円安に振れると、13日には欧州中央銀行総裁がユーロ圏の景気に慎重な姿勢を示したことで、ドル買いに拍車がかかり、ドル円相場も113.70円付近まで円安に振れた。月後半にかけては、世界的な景気減速懸念などを背景にリスク回避の円買いが優勢となる展開。20日には世界的な株安や米政府機関閉鎖の懸念なども相俟って110.80円付近まで円高が進行した。31日には世界的な景気減速懸念などが引き続き圧迫材料となり、109.60円付近まで円高に振れ12月の取引を終えた。月内レンジは、109.60-113.90円。