初中級者向け 金が上がるシナリオ 下がるシナリオ

Page405 初中級者向け 金が上がるシナリオ 下がるシナリオ

2008年1月10日

金が1000ドルになるとき。サブプライム救済のためにFRBが金利を3%にまで下げる。ドルユーロは1.50突破。米大手住宅金融会社が破たんする。原油は120ドル。中国、中東の政府系ファンドが金へ分散投資。カルパースなどの米大手年金が金ETF購入開始。中国の金解禁進行。ホルムズ海峡では米とイランが接触。大型金鉱山会社合併によりヘッジ売りの大量買い戻し続く。南ア金鉱山は鉱山事故多発で深層鉱脈採掘を断念。

金が780ドルに下がるとき。年後半、サブプライム騒動も(とりあえず)一段落。FRBもサブプライム救済の利下げから原油高騰=インフレ予防のための利上げに転換。為替はドル高に。金利上昇は米景気後退を加速させ、経済成長減速は中国にも波及。ディカプリングは机上の空論となる。高値では、鉱山のヘッジ売りも再開。財政赤字に悩む諸国は公的保有金売却で赤字補てんを図る。ビンラディン、遂に捕獲。原油は70ドルへ下落。金価格先安感の台頭で、金投資家は利益確定売りを急ぐ。NY先物買い残高も現行600トンから300トンへ半減。

以上、まとめると、年前半はモメンタム(勢い)で上値を試し、年後半は下値を試す展開か。

昨日オープンした上海金先物は初日からTOCOMに匹敵する驚くべき取引量と隔離された現地価格。今年の撹乱要因になるかも。

ドル円は108-123円のレンジで、巷間言われるほど極端な円高には至らず。国内金価格はドル建て金価格を素直に映す傾向。

以上は今年の予測。今後5年間に目を転じれば、構造的複合要因が長期上昇トレンドを支える構図は変わらず。かなりの大相場になる。

その詳細は1月19日と27日のWGC単独主催セミナーで。