豊島逸夫の手帖

Page1943 シャンプーで解く中国GDP7%割れ

2015年10月19日

日用品は東京で、高級ブランド品はパリで。

最新の中国人爆買いの特徴である。

中国人観光客の購買行動を見ると、欧州では目抜き通りの著名ブランドに群れ、日本では、ドラッグストアーのレジに並んでいる。

中国GDP7%割れの爆買いへの影響は、欧州での高級品購入額減少が考えられるが、メイド・イン・ジャパンの日用品に対する需要は根強い。

筆者の実体験でも、中国・インドに出張すると、シャンプーの質に大きな差を感じる。

単に髪を洗うためのシャンプーと、髪のツヤや臭いなどに配慮したシャンプーの違いである。

ちなみに、インドでは、多くの女性が泥で髪を洗うので、シャンプーは贅沢品。インド版100円ショップに行くと、価格水準が2円ショップ程度で、シャンプーが1回分ビニールパックで売られている。

歯みがき・歯ブラシにも、あらためて、日本製品の質の高さを感じる。

中国のアドバイザリー先の友人たちに、お土産として最も喜ばれるものも、ほぼ東京のドラッグストアーでまとめ買いするようになった。一日本人の中国向け爆買いとでもいえようか。

ここに、マクロ的に見れば中国指導部が目指す消費主導型経済への移行、サービス産業強化が必然であることを感じる。

とはいえ、足元で、2015年、2016年のGDP成長6%台後半を維持するには、やはり、インフラ関連など重厚長大型産業に依存せざるを得ない。マクロ経済的に過剰な設備の「ストック調整期」にあるのは承知のうえで、雇用を捻出するためには、更なるストック増加が続く。北京の指導部が最もおそれるのは、失業が誘発する社会不安なのだ。

いっぽう、国民の生活水準向上も必然の流れだ。

一度、質の良いシャンプーで洗った髪の心地よい感触を覚えてしまった女性は、中国製シャンプーの品質向上を消費者として要求するようになる。

中国経済成長率の統計はアテにならないが、人間の欲望は万国共通だ。

かくして、中国経済の量から質への転換が語られて久しい。

とはいえ、量も軽視できない。国営企業改革を唱えつつ、おいそれと破たんさせるわけにもゆくまい。

結局、財政・金融両面からの政策的テコ入れが不可避だ。

まだゼロ金利ではないので、中国人民銀行は利下げできる。財政面でも出動の余地がある。日米欧に比し経済政策の懐が深いともいえる。日本株も、中国不安に怯え乱高下しつつ、緩和期待相場に収れんしてゆくことになりそうだ。

金プラチナ価格は、依然米利下げ後ずれ予測で堅調。1170ドル台と1010ドル台。プラチナ1010ドルで「堅調」というには違和感あるけどね(笑)。

円相場が119円台で「円高」というにも抵抗感あるけど。

週末は、日経マネー30周年記念シンポジウム。800人定員で立ち見も出るほど。

澤上さんは勿論、優待の桐谷さんは、サイン入りTシャツに長蛇の列。熱気が凄くて、やっぱり、カネ余りなんだ、と実感。

そして、食の話は、なんといっても、新米の季節♪納豆と味噌汁と、おいしい新米あれば、それだけで幸せな気分になれるね~~~。最近は、各県産のブランド米が競っていて、おいしいお米が増えた。それでも、冬になるとスキーで通っている南魚沼産のこしひかりは、依然旨いね。。。

スキーといえば、早くも、今年のガーラ湯沢、シーズンロッカー申込書が届いたよ。昨年と同じロッカー番号だ。仕事柄、スキー骨折だけは出来ないので、自主トレで股関節ストレッチだけは、みっちり、こつこつ毎日最低30分は続けてます。これ、血流にも良い効果あって、カラダが自然に暖かくなるのだ。

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