豊島さんに聞いてみた! 000 | 2018.03.29
お金のいろんなこと、
伝説のトレーダー豊島さんに聞いてみた!
Text by

豊島逸夫×モリジュンヤ

Itsuo Toshima×Junya Mori

生活していくためには「お金」が必要です。働いてお金を稼いだり、欲しいものを買ったり、将来に備えて蓄えたり。生活のいろんな場面で、私たちはお金と関係しています。

 

お金には、消費したり、貯蓄したりする以外に、投資するという使い方もあります。消費や貯蓄はするのに、投資となるとなぜか腰が引けてしまいがち。

 

「人生100年時代」といわれるようになりました。100年以上、生きる。まだ想像もつきませんが、どうやら近い将来はそれが当たり前になるようです。

 

長く生きるということは、それだけ定年後の時間も長くなります。退職金や年金で暮らしていくには、もしかしたら少し長すぎるかもしれません。

 

人生を長い目で見て、将来に備えて資産を守るための投資、貯蓄だけに頼らない資産管理の重要性が増してきています。

とはいえ、投資の世界には、人工知能、フィンテック、ビットコインやブロックチェーンなど、様々なテクノロジーが登場し、投資の未来は変化してきています。

変化が激しくなり、ゼロ金利時代ともいわれる今、私たちはどのように投資に向き合うべきなのでしょうか。投資に関して必要な視点はどのようなものなのでしょうか。

長く、金融業界でプロフェッショナルとして活躍してきた人物に、改めて投資の基本について聞いていきます。その人物とは、国際情勢、 投資マネーの動き、金市場の動向、一般投資家の心構えなど、深い洞察や分かりやすいアドバイスに定評がある、豊島逸夫氏です。

聞き手は、若手編集者で、テクノロジーやビジネスなどを分かりやすく伝えることに定評のあるモリジュンヤ氏が務めます。

 

豊島逸夫です。

私は、若い頃にチューリッヒやNYでスイス銀行のトレーダーとして働いていました。これまでの経験をもとに、経済や投資について分かりやすく説明します。もちろん、トレーダー時代の実話もたくさんお話しします。

カジュアルに読めて、ためになるコラムにしたいと思っております。
モリさんと喫茶店でお喋りしているのを、隣で聞いているような感覚で読んでみてください。

 

エディターのモリです。

「投資」や「金融」の世界にも、アルゴリズム取引などのテクノロジーが入ってきました。ビットコインなどの仮想通貨や様々なフィンテックサービスの登場は、一般ユーザーの関心をひき、投資を始めるハードルは大きく下がってきています。

「投資の民衆化」ともいえる状況になっている一方で、情報や選択肢の数は膨大になっています。この時代に、どう変化やリスクを読み解き、意思決定を行っていけばいいのか。豊島さんに本質的な話を、分かりやすく聞いていきたいと思います。

 

これから投資やお金のことを考え始めようとする方も、すでに投資を始めたけど迷っている方にも、おすすめのコンテンツです。ぜひご期待ください。

Illustration : Damien Florebert Cuypers
Artist Management:Agent Hamyak

PROFILE

豊島逸夫
三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され、外国為替貴金属ディーラーとなる。チューリッヒ、ニューヨークの投資最前線でトレーダーの経験を積んだ後、金の国際機関ワールドゴールドカウンシルに入り、投資事業本部アジア・オセアニア地域担当本部長や日韓地域代表を歴任。金の第一人者となる。
2011年豊島逸夫事務所を設立。独立後は、活動範囲を拡大。自由な立場から、日経マネー、日経ヴェリタス、日経電子版などで、国際金融、マクロ経済評論などを行う。
モリジュンヤ(GOLD PRESS Contributing Editor)
2010年に『greenz.jp』編集部に参加。その後、『THE BRIDGE』『マチノコト』『soar』等メディアブランドの立ち上げに携わり、テクノロジー、ビジネス領域を中心にWiredなど複数の媒体に寄稿。
「inquire」という編集エージェンシーの経営や、オンライン情報誌「UNLEASH」の編集長、ミレニアル世代向けビジネス誌『AMP』の共同編集長、ライティングを学び合うコミュニティ「sentence」のオーガナイザー、NPO法人soarの副代表理事などを歴任。