みなさま、こんにちは。
コロナ禍の日々をどのようにお過ごしでしょうか。
いやしかし、コロナも怖いけれど、世界恐慌に匹敵する急激な景気後退の方が怖い、と不安に思っている人の方が多いのではないでしょうか。日本経済が戦後最悪の落ち込みとなる中、私たちはこれからどのようにして自分自身の暮らしを守っていけば良いのか。そのことを真剣に考えたいと思っています。希望を失わずに、ぜひ前を向いて生き抜いていきましょう。
働き方の変化によって、収入が一割から二割減った方が一般的に多く、失業者も決して少なくない厳しい状況なのが現実です。もちろん様々な手当はありますが、これからのことを考えると不安が募るばかりですね。特に若い働き盛りの世代は、オリンピック景気に期待していた分、出鼻をくじかれました。
しかし、こんな時こそ、希望を捨てず、元気に生きることが大切です。そのためには、この苦難に一人ひとりがどう反応するのか。それが人生の分かれ道のように思います。ものは考えよう、という言葉があるように。
まずは、何があろうと、すべてを受け入れ、理解し、認めること。私はこう思います。みなさんにお伝えしたいのは、どんな出来事にも様々な側面があるということです。ある側面はとても辛い苦しみであっても、別の側面から見ると、学びが多く、ラッキーとも言える喜びがあることは多々あるのです。
ですので、これからの未来において、どのように日々を暮らすのかを決めるのは、不安と恐怖と思えるすべての出来事に自分がどのように向き合うのか。そこにその人の人生、言わば未来の明暗があるのです。
お金のことで例えると、減っていったり、動きが止まったりした時は、当然ながら様々な原因があります。そこで困り果てたり、諦めるのではなく、これはそれまでの仕事のやり方を考え直さなければいけないサインだと受け取り、思い切って仕切り直しをするのが賢明です。何もしないことほど大きなリスクはありません。
以前、知人の経営者が「収入を十倍増やすということは、十倍の努力をするということではなく、新しいやり方を十倍取り入れることだ。」と話してくれました。これは目からうろこですね。
ここでいう新しいやり方というのは、とにかく思いついたことは何でもやってみる。誰かからアドバイスされたこと、本で読んでハッとしたこともやってみる。良いと思ったことはどんどんやってみて、だめなら「はい次!」という感じで動きを止めないことです。プライドや固定観念を捨てて、限りなく素直な気持ちになって、いろいろなことを吸収することです。
いつでもどんな時でもすべてが自分にとっての学びという姿勢が大事というように、世界的な苦難の今こそ最高の学びのチャンスと捉えて、失敗しても間違ってもいいので、とにかく精一杯何でもやってみることです。
精一杯やるということは学び切るということ。この「学び切る」という意識がポイントですね。正直、結果はどうでも良いのです。何かひとつを学び切ることくらい、経験としての価値を得られるということはありません。そして学び切った時には、必ず次の学びが用意されています。そしてまた精一杯やる。学び切る。この繰り返しなのです。
学び切れば、必ず次の学びが用意される。この法則を信じてください。学び切れない人には次がありません。次が無いということほど、寂しいことはありませんね。こんな状況でありながら、「次がある」。これは大いなる幸せです。
「これは仕事という名の学びなんだ。次は何を学べるのだろうか。」という期待をする生き方は、あなたを成功へと導きます。こういう気持ちを備えると、コロナだろうと世界恐慌であろうと怖いもの無しです。心配無用。動きが止まっていたお金も必ず動き始めます。
それともうひとつ。どんなことでもまずは自分で考える。答えや正解を社会やデバイスに求めるのではなく、期待するのではなく、依存するのでもなく、そういうものから遠のいて、自分の頭で静かに考えて判断をすること。この意識を持ちましょう。今やテクノロジーの進化によって考えなくても良い社会が出来上がりつつあります。頭や心を使わずとも、何ひとつ困らない社会とでも言えるでしょうか。これに甘んじないように。
すでに自分で考える人と考えない人の格差が生まれつつあります。どんな格差があるかと言いますと、考えない人はすべてが後手に回ります。例えてみると、すでに収穫された畑のわずかな残りしか得られないということです。もしくは苦難から逃げ遅れる。
考えることを面倒くさいと思わずに楽しむことです。考えるとは疑問を持つこと。疑問の先にはいつも未来が見えるのですから。
それではまた。