20232

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ESSAY

前回のこのコラムで「長期化する円安」に個人ができる唯一の対策とは?というお話しをした後、円は1ドル=120円台まで値を戻しました。一方で国内でもインフレが進み、2023年1月の東京都区部の消費者物価上昇率は4.3%(速報値生鮮食品を除く)と41年8か月ぶりの高水準を記録しています。個人投資家向けのセミナーでは「歴史的円安は終わり、円高に戻るのでしょうか?」や「4月に日本銀行の総裁が変わってもインフ...
20228

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ESSAY

最近のセミナーで圧倒的に多い質問が「今の高値で金を買っても大丈夫でしょうか?」というものです。確かに今年に入って国内金小売価格は円安の影響もあって史上最高値圏で推移していますから、個人投資家の皆さんが躊躇するのも無理はありません。この質問に対し筆者は質問者のバックグラウンドに応じて、次のように答えています。まず、金投資の初心者には「飲み会を1回我慢する代わりに3000円や5000円で純金積立をして...
20225

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ESSAY

2022年は円建ての国内金小売価格が初めて1g=8000円の大台を突破して、その後も次々と史上最高値を更新する展開となり、NHKのトップニュースで扱われるほど世の中の関心を集めています。背景には米国を始めとする世界的なインフレの中で「インフレヘッジの金」が買われ、さらにロシアによるウクライナ侵攻を受けて、「有事に強い安全資産としての金」が買われている状況があります。とは言え、ニューヨークの金先物価...
20218

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ESSAY

2021年の春以降、我々市場関係者がコロナの動向とともに注視しているのが、米国を中心に起きているインフレです。インフレとは簡単に言うなら物価が上がり過ぎることで、実際、米国の消費者物価指数(CPI)は、この5月以降5%台で推移しています。インフレは世界的な広がりを見せており、日本でも一部の物価が上昇し始めています。昭和期のバブルを経験していない30代以下の世代は、5%の物価上昇と聞いてもピンとこな...
20199

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ESSAY

前回は「公的年金2000万円不足」以上に切実な問題として、インフレで年金の価値が大きく目減りしてしまうリスクについてお話しました。日本銀行の量的緩和政策がこのままずるずると続き、市中にばらまかれたお金が回収されなければ、10年後には日本経済は確実にインフレになります。少子高齢化が進んで人口は劇的に減るのに、お金の量だけは激増したまま、という日本の未来は異常としか言いようがありません。そこで今回は、...
20198

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ESSAY

今最もホットな話題と言えば、7月の参議院選挙でも大きな争点となった「老後資金不足問題」ではないでしょうか。ご存じのように、これは金融庁の審議会が提出した資料で「年金だけでは老後資金が2000万円足りない」という例をたまたま引き合いに出したところ、「2000万円」という数字だけがたまたま独り歩きして、いたずらに皆さんの不安を煽る結果になったのです。そこで今回と次回は2回に渡り、国の年金問題についてお...