需給データ

過去5年間の世界の需給推移

(単位:トン) 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年
供給 鉱山生産 2,883 3,077 3,172 3,209 3,222
中古金スクラップ 1,700 1,303 1,158 1,172 1,268
正味生産者ヘッジ -40 -39 108 21 21
供給合計量
(1)
4,544 4,341 4,438 4,401 4,511
需要 宝飾品 2,061 2,610 2,469 2,395 1,891
工業加工用途 429 421 403 365 354
公的部門購入量 544 409 466 436 257
現物金投資 1,407 1,874 1,163 1,161 1,057
需要合計量
(2)
4,441 5,314 4,501 4,357 3,559
現物需給バランス
(3)={(1)-(2)}
103 -973 -63 44 952
ETF増減
(4)
279 -880 -157 -125 524
その他増減
(5)
-10 -98 1 -48 86
正味需要合計量
(6)={(2)+(4)+(5)}
4,711 4,336 4,346 4,184 4,169
正味需給バランス
(1)-(6)
-167 5 92 217 342
金価格平均 ($/toz) 1,668.98 1,411.23 1,226.40 1,160.06 1,250.80
  • ※データ出典:Thomson Reuters GFMS社「ゴールドサーベイ2017」
  • ※各項目を四捨五入しているため合計と一致しない場合があります。

供給サイドの動向について

■ 2016年の供給

  • ・総供給量は、前年比+110t(+2.5%)と増え、4,511tとなった。
  • ・金価格の上昇を背景に中古金スクラップの供給量が増加したことに加え、鉱山生産も僅かながらも増を維持したことで、トータルで前年比増となった。
  • ・トータルキャッシュコスト(TCC:主に金鉱で発生する生産コスト)及びオールインサステイニングコスト(TCCに現在稼動中の金鉱で一連の営業活動を維持させる為に必要な費用を加算)は、いずれも前年比2%減少し、それぞれ$630/toz、$818/tozとなった。
  • ・鉱山生産は前年比+14.0t(+0.4%)と増え、3,222tとなった。8年連続で記録を更新。
  • ・最大生産国は前年と変わらず中国で453.5t(前年比+3.4t)。その次にオーストラリア290.5t(前年比+11.3t)、ロシア253.5t(前年比+4.0t)、アメリカ合衆国236.0t(前年比+17.8t)と続く。
  • ・オーストラリアとアメリカ合衆国の増分をペルーとメキシコの減分が相殺し、トータルでは微増に留まった。
  • ・中古金スクラップからの供給量は前年比+97t(+8.2%)と増え、1,268tとなった。
  • ・金価格の上昇を受け2年連続の上昇を記録。自国通貨建て金価格が上昇した国々からの供給増などが背景。
  • ・特にインドでは前年比+43.9t(+50%)と大幅な伸びとなった。
  • ・生産者のヘッジフローは、21tの売り越しとなった。

需要サイドの動向について

■ 2016年の需要

  • ・総需要量(ETFの在庫構築除く)は前年比-798t(-18.3%)と大幅に減り、3,559tとなった。
  • ・ETFの在庫構築を除く全ての分野において前年比減となる中、特に宝飾品の落ち込みの影響を大きく受け、大幅減となった。
  • ・宝飾品需要は前年比-504t(-21.0%)と大幅に減り、1,891tとなった。
  • ・二大消費国インドと中国の大幅な落ち込みにより、2009年以降で最も低い水準を記録。
  • ・インドでは宝飾品に対する物品税の導入や、在庫調整、高額紙幣の廃止などの影響を受け、前年比-38%の454tとなった。
  • ・中国では冴えない経済状況などを背景に、2013年に記録したピークの1,074tから40%以上も落ち込み636tとなった。
  • ・工業加工用途は前年比-11t(-3.0%)と減り、354tとなった。
  • ・エレクトロニクス部門における安価な代替金属への移行が継続しているほか、金価格の上昇などが歯科用途及びその他工業用途の落ち込みの要因となった。
  • ・公的部門の購入量は、前年比-179t(-41.1%)と減り、257tとなった。
  • ・7年連続でネット買い越しとなったものの、グロス売りが前年比で15%増え、グロス買いが前年比で31%減ったことにより、ネット買い越し幅が減少した。
  • ・ロシアは201tのネット買い越しと大幅増となったものの、中国は外貨準備高の減少などが圧迫材料となり、年後半の購入量が減りネット買い越し幅は80tに留まった。
  • ・現物金投資(ETFの在庫構築を含む)は、前年比+543t(+52.4%)と大幅に増え、1,579tとなった。
  • ・現物金地金投資(ETFの在庫構築を除く)は、前年比-104t(-9.0%)と落ち込んだものの、政治的リスクの高まりを背景とした逃避需要などからETFへの資金流入の動きが顕著となり、トータルで大幅増となった。

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