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金の値動きはどう変わる?変動する要因や今後の展望を予想

ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢の緊迫化など、世界情勢が大きく変化している昨今、大切な資産を守るために金投資が注目されています。

すでに金投資を始めている方はもちろんですが、これから金投資を始めようと考えている方にとって、最も気になるのは今後の値動きではないでしょうか。

そこで、本記事では金の価格が大きく動くのはどのようなタイミングなのか、主な要因や今後の展望などを解説します。

金の値動きの特徴

金価格は需要と供給のバランスに応じて、常に変動しています。

ただし、株式や株式投資信託などと比べると値動きの幅は小さく、短期的には大きく変動しにくいという特徴があります。

一方で、長期的なスパンで見てみると、戦争や紛争といった地政学的な理由、恐慌や為替相場の動きなど経済情勢に合わせて、上がり下がりを繰り返しながら右肩上がりのトレンドが続いています。

金は現物そのものに価値が認められており、世界的な恐慌があったとしても資産価値が大きく減少するリスクが低いことから、リスク分散のために安全資産として保有する投資家が少なくありません。

金価格が変動する要因とは

金価格は需要と供給のバランスに応じて変動していると紹介しましたが、具体的にどういったタイミングや要因で相場は変わるのでしょうか。

経済情勢の変化

先程紹介したとおり、世界的な恐慌など経済情勢が大きく変化する時には金の相場も変動しやすい傾向があります。

例えば、中国やインドの経済が成長し始めた2000年代初頭〜2006年頃にかけては、金の国内小売価格が1,000円/g台~2,000円/g台へと高騰しました。

また、2008年に発生したリーマンショックでは、2,000円/g台で推移していた金の相場が2012年までの4年間で2倍の4,000円/g台を突破しています。

米ドルの信用

金の国際的な取引は、世界の基軸通貨である米ドルで行われています。

米ドルの信用が高まりドル高の傾向が続くと、経済成長も見込まれ多くの人が資産をドルに集中させる傾向があります。その結果、金の需要は低下し、金価格も下落しやすくなるのです。

反対に米ドルの信用が低下しドル安の傾向が続いている時には、資産の目減りを防ぐために安全資産である金の需要が高まり金相場も上昇しやすくなります。

金利の引き上げや引き下げ

中央銀行が定める政策金利は、融資の際の利息や預金の利子などに大きく影響します。

例えば、政策金利が引き上げられると利子の割合も増えるため、銀行に預金をすることで受け取れる利子が増えます。

しかし、金は利子のようなインカムゲインを得られる投資商品ではないため、政策金利が高い時には需要が低下し、価格も下落しやすくなるのです。

反対に経済状況の悪化によって政策金利が引き下げられたタイミングでは、投資家の多くは守りの体勢に入るため、安全資産である金の需要は高まりやすくなります。

インフレが急速に進んでいる時

インフレによって物価が上昇していると金価格もそれに比例して高まっていきます。

安定的な経済成長が続いていると緩やかなインフレが進んでいくのが一般的であり、金価格も緩やかに上昇していきます。

インフレとは物価が上昇することを指しますが、見方を変えると通貨の価値が下がることも意味します。

そのため、政治的な理由や経済情勢の変化などによって急速なインフレが進んでいる時には、投資家の間で「通貨の価値が下がる前に資産を守っておこう」という心理が働き、金の需要も高まりやすくなるのです。

過去10年間の傾向は?

リーマンショックによって経済的に世界的な打撃を受けたこともあり、2012年頃までは金の国内小売価格は緩やかに上昇基調が続きました。

その後、アメリカ経済は回復し、ドル高基調や政策金利の引き上げなどもあったため、2010年代後半までは大きな相場の変化もなく安定して推移してきました。

しかし、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、世界経済は大きな打撃を受けます。先行きの見通せないパンデミックが投資家の不安を招き、それまで4,000円/g台を推移していた国内小売価格は1年で6,000円/g台を突破します。

2021年に入ると経済活動が徐々に回復し、一旦は金価格も安定したかに見えましたが、2022年に入るとロシアによるウクライナ侵攻が開始されます。

ロシアが米ドルの決済圏から締め出されたため、世界共通の資産として金の価値が再認識され需要が増加し、1年も経たないうちに8,000円/g台目前まで高騰しました。

さらに、2023年後半にはイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が勃発し、中東情勢も緊迫化。2024年に入ってからも金の国内小売価格は1万円/g超えで推移しています。

なお、日米の金利差により為替相場が100円/米ドルから150円/米ドル前後に推移し、円安になったことも金の国内小売価格が上昇してきた要因のひとつとなっています。

金の値動きは今後どうなっていく?

これから金投資を始めようと考えている方、あるいは現在金投資を行っている方にとって、最も気になるのはこれからの値動きではないでしょうか。

過去50年を振り返ってみても、金価格がわずか数年で高騰するというケースは極めて珍しく、特に2020年以降の値動きの幅は異例の事態と言っても過言ではありません。

ただし、リーマンショックやコロナ禍などが落ち着いた後の下落幅よりも、その後の上昇幅の方が大きいほか、世界的には緩やかなインフレ基調が続いています。

このような過去の傾向を分析すると、将来的に短期間で一時的に相場が下落する可能性は十分ありますが、長期的に見れば上昇のトレンドが続いていく可能性は高いと考えることもできるでしょう。

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まとめ

金の値動きは株式や株式投資信託などに比べると短期間での変動幅が小さく、有事の際に価格が上昇しやすいことなどから安全資産と言われています。

しかし、コロナ禍以降のわずか数年で大幅な値動きを見せたことから、将来どのような相場になるのか予想することは困難です。

ただし、過去の歴史を振り返ってみると、短期的に相場が下落したとしても長期的に見れば右肩上がりの状況が続いてきたことも事実です。

そのため長期運用によって資産形成を図れる可能性は十分あると考えることもできるでしょう。

※本記事は投稿時の情報です