20225

30

ESSAY

2022年は円建ての国内金小売価格が初めて1g=8000円の大台を突破して、その後も次々と史上最高値を更新する展開となり、NHKのトップニュースで扱われるほど世の中の関心を集めています。背景には米国を始めとする世界的なインフレの中で「インフレヘッジの金」が買われ、さらにロシアによるウクライナ侵攻を受けて、「有事に強い安全資産としての金」が買われている状況があります。とは言え、ニューヨークの金先物価...
20222

25

ESSAY

2022年4月から高齢者への国の年金支給額が0.4%引き下げられます。コロナ禍で年金保険料を納める現役世代の収入が減ったことが大きな理由ですが、2年連続のマイナス改定に「今後も年金は減少し続けるのかしら」と不安を覚えた人も少なくないでしょう。読者の皆さんの最大の関心事は「今加入している年金だけで自分の老後は大丈夫なのか」ということに尽きるかと思います。このテーマについては、筆者もパネルディスカッシ...
202111

29

ESSAY

国際経済の分野で目下最大の懸念は、中国から2008年のリーマンショック級の世界的な金融不安が引き起こるのではないかという問題です。現在、中国の経済は世界トップの米国と肩を並べるくらいまで拡大しています。しかも米国は“成熟した経済”ですが、中国は“今まさに成長している経済”ですから、中国がコケたら世界中の市場で株式が暴落するような事態になりかねません。日本も上場企業の3~4割が影響を受けることになる...
20218

30

ESSAY

2021年の春以降、我々市場関係者がコロナの動向とともに注視しているのが、米国を中心に起きているインフレです。インフレとは簡単に言うなら物価が上がり過ぎることで、実際、米国の消費者物価指数(CPI)は、この5月以降5%台で推移しています。インフレは世界的な広がりを見せており、日本でも一部の物価が上昇し始めています。昭和期のバブルを経験していない30代以下の世代は、5%の物価上昇と聞いてもピンとこな...
20215

28

ESSAY

新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的大流行)が長期化しています。日本では4月に菅義偉首相が訪米した際のファイザー社との交渉により、9月までには全人口分のワクチンが確保できる見込みです。接種の進んだ米国や英国に比べると“周回遅れ”の感は否めません。とは言え、ワクチン接種が進むにつれウイルスへの恐怖感は薄れてきますし、失われた日常が戻れば日本でも米国でも外出自粛でマグマのように溜まった需要が溢...
20211

28

ESSAY

2021年1月20日、米国ではジョー・バイデン新政権が発足しました。熾烈を極めた大統領選の結果、政権交代が確実になったのを受けて、金価格はいったん下落したものの、その後反発しています。では、バイデン政権下の4年間で金価格はどう動いていくのでしょうか。結論から言うと、筆者はさらに上昇するのではないかと見ています。強気の理由はふたつあって、ひとつがバイデン政権の「経済政策」、そしてもうひとつが「増税」...
202010

29

ESSAY

8月末、米国のカリスマ投資家ウォーレン・バフェット氏率いる世界最大の投資会社バークシャー・ハサウェイ(以下、BH)が、日本の5大総合商社の株式を1年以上かけて、それぞれ発行済み株式数の5%超取得していたことが明らかになり、商社株が急騰しました。バフェット氏と言えば、気に入った銘柄は20年以上保有するなど、超長期投資の実践者として知られ、抜群の実績も残しています。個人投資家のみならずプロの間にも信奉...
20208

28

ESSAY

新型コロナウイルス禍によるニューノーマル(新しい日常)下のマーケットで投資初心者の参入が急拡大しています。代表的な存在が米国の「ロビンフッター(Robinhooter)」と呼ばれる個人投資家たちです。米国では日本の特別定額給付金(10万円)に相当する一律給付金が大人1人につき最大1200ドル支払われ、コロナ対策の失業手当は7月末まで週600ドル加算されています。米国民の中にはこうした給付金のおかげ...
20206

29

ESSAY

前回は“コロナ終息後”の日本経済を予測しましたが、あれから1か月が経ち、その間に発表された経済指標などで、コロナ不況の深刻さが浮き彫りになりました。2008年のリーマンショック時と大きく違うのは、新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるために、世界中でヒトやモノの流れが寸断されてしまったことです。こうした経済活動の停止により、各国で新たな危機的状況が生じています。2020年5月に集中した日本の3月...
20205

28

ESSAY

前回は新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)による“人類の危機”に際して、安全通貨としての金の価値が再認識されているという話をしました。実際、国際スポット価格はイースター休暇明けに1トロイオンス=1729ドルまで急騰しました。1700ドル超えは、もはや“バブル”の領域です。日本では2020年4月16日、特別措置法に基づく緊急事態宣言の適用が全都道府県へと拡大。4月20日には米国ニューヨーク...
20204

28

ESSAY

いつ、どんなことが起こるか分からないのが金融の世界。それを痛感したのが、新型コロナウイルスの感染拡大によって引き起こされた金融危機(コロナショック)です。2020年2月上旬までは米国のニューヨーク(NY)株式市場ではダウ工業株30種平均が連日、史上最高値を更新していました。それが、一気にトランプ大統領就任時の水準まで急落したのです。どれだけの人が、わずか1か月半後にこのような事態が出来することを想...
20203

30

ESSAY

経済が安定的に成長し株価が好調な時、投資対象として選好されるのは株式です。しかし、有事が起きたり、経済の先行きが不透明になったりすると、投資家は安全資産の金にお金を移します。こうした市況の法則からすると、株式と金の値動きは「逆相関関係」にあり、株価が上がれば金価格は下がることになります。しかし、(新型コロナウイルス問題が起きる前の話ですが)2019年後半から2020年年初にかけ、米国ニューヨークダ...
20202

27

ESSAY

昨年は「米中対立で、なぜ金の価格が上がるのか?」という記事の中で“有事の金”に言及しましたが、2020年の年明け早々、それを実証するような出来事が起こりました。米国がイラン革命防衛隊の幹部、ソレイマニ司令官を暗殺した事件のことです。米中は“経済戦争”ですが、こちらは武力を行使した文字通りの“戦争”になりかねず、マーケットにも緊張が走りました。金投資の面でも大変示唆に富む出来事になったので、今回はこ...
20201

30

ESSAY

前回の記事では、活況を呈す金のリサイクルの話題を取り上げました。金は腐食しないので、有史以来採掘された分は、地上のどこかに何らかの形で残っています。こうした“地上在庫”はオリンピックサイズ・プールの約4杯分あると言われ、金価格が上がると、家庭でタンスの肥やしになっていた金が一気に市場に還流してきます。リーマンショックやギリシャ危機で金価格が1オンス=2000ドル近くまで上昇した時、リサイクルは年間...
201912

26

ESSAY

先日、テレビのワイドショーに出演し、「あなたの家に眠っている“お宝金製品”が高く売れるかもしれませんよ。」という話をしました。後で聞いたのですが、番組放映時から各地の貴金属店では問い合わせの電話が鳴りっぱなしだったそうです。女性向けのジュエリーをはじめとして、家庭内の金製品もしくは金と思しき製品は意外と多く、視聴者の皆さんは「うちにもある!」、「お小遣い稼ぎができるかも!」と考えたのでしょう。思い...
20197

30

ESSAY

有事の前に金のタネを植えよ

豊島 逸夫
Itsuo Toshima
2019年上半期の世界経済を揺るがせた米中貿易戦争は、“経済戦争”であり、“有事”です。前回は、その有事から身を守るために金が買われているという話をしました。しかし近年、日本人にとって一番分かりやすい有事は北朝鮮問題でしょう。非核化を目指した米国との交渉が行き詰まる中で、この5月、北朝鮮は2017年以来のミサイル(短距離弾道ミサイル)実験を行いました。まさに日本は今、北朝鮮の脅威にさらされています...
20196

27

ESSAY

米中貿易戦争は、2019年金市場の“買い要因”として注目されています。なぜでしょうか?とにかく金の世界は、中国抜きには考えられないのです。中国には山東省と新疆ウイグル地区に大きな金の産地があります。豊富な埋蔵量を誇り、金の生産量では世界で断トツの1位。さらに需要量も1位で、国内生産だけでは足りず他国から輸入しています。  巨大な金需要を支える中国の官と民 中国の金需要には大きく...
201711

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TECH / WORLD

Bitcoinと金の新しい関係?

GOLD PRESS 編集部
GOLD PRESS Editors
金(ゴールド)をビットコインで購入できる−−。そんなニュースに触れると、どこかロマンを感じないでしょうか?「ビットコイン」という仮想通貨がテレビやネットニュースで盛んに取り上げられています。日本では、2014年2月にビットコイン取引所「マウントゴックス」で取引停止という事態が発生したため、「ちょっと怪しい通貨」と思っている方もいるかもしれません。でも、負の側面ばかりを見ていては、ビットコインと、そ...