豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

超高値圏でボラタイルな金市場

2025年4月4日 相互関税発表サプライズを受け、NY金(6月もの)は瞬間タッチで3200ドルを付けた後、急落。3000ドル台から3200ドルのレンジで案の定、荒い値動きを示している。当然の成り行きだ。あのまま3200ドルを通過して続騰してしまう方が、後が恐ろしい。短期的にせよ調整局面が入り筆者は安堵している。 一方、銀やプラチナの下げが厳しいが、これは市場が小さく流動性が少ない市場に投機マネーが...
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金地金は相互関税から除外

2025年4月3日 ホワイトハウスは金を相互関税から除外すると発表した。金への関税適用を当て込んで、大量の金地金を現受けした米投機家は当てが外れ困っているだろうね。そもそも米国人の現物金への愛着度は薄いし。NY市場は先物市場だからね。 さて、金価格はNY先物(6月)で3200ドル瞬間タッチ。貿易戦争、宣戦布告で急上昇。 ...
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日経平均暴落、海外勢は売り崩し狙い、狼狽売りは避けよ

2025年3月31日 今日のブログは長いよ。 まず、今日のマーケットの話題は何と言っても日経平均暴落。その詳述の前に金についてのメディアでの発言は以下のとおり。この記事は筆者の見方を良くまとめてくれている↓ 金が史上最高値更新 トランプリスクの中で増す輝き 「3300ドルまで上昇」予想も(産経新聞)-Yahoo!ニュース WBSは番組後半で日本の金山に外資マネー殺到というテーマ。大江キャスターがこ...
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金、3000ドル突破後、3060ドルまで続騰

2025年3月28日 昨日書いたトランプ自動車25%追加関税でスタグフレーションの可能性が高まり、金はロコ・ロンドンで3060ドルまで急騰。昨日の日本時間朝6時台に発表された自動車追加関税は、全ての市場を揺らせた。 今朝、生出演した日経モーニングプラスFT(BSテレ東)のスタッフたちも昨日は番組直前の出来事で、急遽予定を変更して大変だったらしい。皆、お疲れさん色が滲んでいた。 そういう私も昨日から...
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自動車関税、スタグフレーションを想起

2025年3月27日 25%の関税発動に関して、米国国内の自動車メーカーも当惑気味だ。国内に新たな生産拠点とサプライチェーンを完成させるのに少なくとも2~3年はかかると見られているからだ。フォードとGMの株価は、時間外でそれぞれマイナス4.7%とマイナス6.1%ほど急落している。 米国消費者の選択肢としては、当面割高になる輸入車を買うのか、新車購入は諦めるか。前者なら物価高、後者ならGDPの7割を...
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ロシア金大量売却を警戒する金市場

2025年3月26日 今回のロシアへの経済制裁の一環で、ロシア中央銀行が保有する金の海外市場での売却まで禁じられたことは、ロシアにとって大きな誤算であった。同国は経済危機のたびに公的保有金をロンドン市場などで大量に売却して、有事を凌いできた。金市場内では「トイレットペーパーを輸入するための金売却」などと揶揄されたものだ。一方、原油価格が上昇して国庫が潤沢になると次の危機に備え、公的保有金を増やして...
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金価格、年内、暴落も視野に

2025年3月25日 山高ければ、谷深し。3000ドルまで本格調整局面もなく一気に突っ走り、前代未聞の大台を突破して、なおモメンタムによる新規買いが上昇圧力として期待されている。 NY金市場の最前線ではAIを駆使したプログラム売買が多用され、買いが買いを呼ぶ展開になりやすい市場環境が形成されている。そこで働くゴールドトレーダーたちも金専門家ではなく、行内人事異動で株式・債券・外為部門から転任してき...
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トランプさん!ゴールド、持ってますか?

2025年3月21日 2024年はFRBが適度な物価上昇と雇用を実現させる「ソフトランディング」(経済軟着陸)がNY株式市場で囃され、ウォール街に年間流行語大賞でもあれば恐らくトップになるほどであった。それが2025年トランプ政権の時代となるや市場の景色が激変。ソフトランディングなど「懐かしい昔話」と化し、経済の軟化を意味するソフトエコノミーが今年のマーケットリスクとして急速に浮上中だ。 ソフトと...
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速報 NY金、3040ドルまで急騰

2025年3月19日 今週のメインイベントであるFOMC記者会見の前日、フライングかと思われるような国際金価格急騰(グラフはロコ・ロンドン)。筆者も3100ドルはあると見ていたが、このタイミングで3000ドル超えのレンジの値固めに入るとは想定していなかった。NY金市場最前線ではAI売買プログラムが多用され、買いが買いを生む連鎖が生じやすい市場環境になっている。人間の投機家だけではFOMC直前に30...
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いつまで続くトランプ相場

2025年3月18日 17日NY市場をフォローしていてギョッとしたのは、NY連銀製造業景気指数が、事前予測はマイナス2.1に対してマイナス20!と出たこと。普段はさほど注目される経済指標ではないが、あまりの激減ぶりがサプライズとなった。「やっぱりトランプ関税不況か」とのため息が聞こえてくる。 国際金価格はロコ・ロンドンでも3000ドル突破。とは言え、今週のメインイベントはFOMCだ。まだ一波乱あり...
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