豊島逸夫の手帖

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WGCが年後半、強気説と弱気説、異例の両論併記

2025年7月16日

元WGC日韓地域代表の筆者が驚いた。基本的に販売促進機関であるWGCが、年後半の金価格見通しについてかなり慎重な表現でレポートを発表したからだ。おそらく社内で弱気説も台頭しているのだろうと推察する。その弱気説に反論する形で、強気説を述べている。
例えば、地政学的リスクがエスカレートすれば、金価格は更に上昇するなどの表現で強気論を語っている。
なお、ETF残高減や中銀買い減の可能性にまで言及している。もちろん「示唆」程度の言い回しに抑えているが。
価格予測も具体的だ。3000ドルは支えられようが、下放れると下げが加速する可能性もあるとの言い回しだ。結論として、そうはならないであろうと結んでいるが・・・。

2025年