2025年9月10日
結論から言えば、今日本株を買いまくっているのは外国人投資家たち。それも短期投機的なファンドが殆どだ。日本人投資家の多くはこれから首相が決まるという不透明な時期に、まともに株など買えない。そもそも兜町の売買の7割が外国人という事実は全く変わっていない。
海外勢から見れば、米国株が不安だから他国の株に分散投資中だ。そのひとつが日本株というわけ。与党と野党が協力して、財政バラマキしてくれれば、取りあえず株買いの理由になる。そのバラマキの結果が日本経済にどのような影響を与えるかなど「知ったことではない=none of my business」と語って憚らない。
従って、日本人投資家は日経平均最高値更新をまともに受け止めない方が良い。まともに海外勢に同調すれば、いつ梯子を外されるか分からない。海外勢の買いに日本勢が売りで対抗しても、プロの空中戦になれば海外勢が有利となることは、これまで何回も見せつけられてきたことだ。
9月になっても本州は猛暑続き。株式相場も異常気象に見舞われている。