2025年4月17日
昨晩はNY時間午後にパウエル議長の壇上対談があった。
関税が予想を上回り、インフレのリスクがあること。更にインフレで個人消費が痛み、景気後退リスクもあること。さすがにスタグフレーションという用語を使うのは控えたが、物価上昇・景気後退リスクが高まっていることを認めた。トランプ氏という具体名こそ出さなかったが、政府の政策が明らかになるまで政策金利は動かさない方針。
金には追い風のパウエル講演で3300ドル超えから更に続騰。
そしてアジア時間には世界が注目する日米通商交渉が行われた。結果は先送り。マーケットは拍子抜け。アジア時間の国際金価格は頭が重い展開となった。とは言え超歴史的高値圏ゆえ、円高傾向にも関わらず円建て金価格は史上最高値更新。
まぁね、3300ドルなんて価格水準だから為替の影響が相対的に弱まるね。
今日の日経電子版には日米関税交渉についての所感を書いた。
日米関税交渉、トランプ大統領は日本側に習近平氏像の「踏み絵」 - 日本経済新聞
そして明日朝のTBSテレビ「THE TIME,」で金について語る予定。何時頃に入るのか、他のニュース次第で分からない。
それからバンク・オブ・アメリカが機関投資家サーベイを定期的に発表しているのだけど、最新4月号で今投資家が最も好む投資対象として「金」が1位になった。これまで2年間ずっと主要ハイテク株中心のMAG7がトップだったので画期的な変化。
まさかアップルやメタなどをおさえて金が1位になる日が来ようとは。夢にも思わなかったよ。