2025年9月19日
昨日最後の部分に書いた米国債券王の「金は資産の25%買え」とのエピソードの反響が大きかったので、米CNBCで流れたガンドラック氏インタビューのYouTubeを以下に記した。
https://youtube.com/watch?v=2npB_iPGbz4&si=X3BNyxCMdBPjf80B
21分から26分の部分で金について語っている。英語の字幕も画面下のボタンひとつを押せばONになるので、英語の勉強にどうぞ。
そして金価格の状況。
国際金価格はFOMC後反落(青線)。その後、今日も利益確定売りが先行している(緑線)。
「利下げ」という「噂」で買って「利下げ決定」というニュースで売る、所謂「噂で買って、ニュースで売る」の展開だ。短期投機筋のヘッジファンドが使う常套手段と言える。長期的上昇トレンドは変わっていない。押し目は買われるであろう。これまでの上げっぷりが速度違反気味だったので、スピード調整の局面と言えよう。いつもながら口を酸っぱくして言うが一喜一憂するなかれ。
最後に、今日の日銀金融政策決定会合で日銀保有の株式(ETF形態)の売却案が発表された。簿価33兆円。時価80兆円!日銀は大儲け。今や日銀は日本株の巨大株主。それもこれも日銀はその日の株価が急落すると、午後2時頃、株式ETFを購入することで株価を買い支えてきた歴史があるからだ。株式市場側も「困った時の日銀頼み」が定着してしまった。しかし、一国の中央銀行が株式市場に買い介入するなど中国並みの話。日経平均45000円とか盛り上がっているが、そのかなりの部分は日銀のおかげなのだ。それゆえ株式市場には衝撃的ニュースなのだが、日銀のETF売却が年間簿価3300億円に限定されるので、なんと100年計画なのだ。まぁその間に、今、株式市場に携わっている人は亡くなっているだろうね。これが日本の株価の実態なのだよ。