2025年6月9日
日経記事によると、リスクのある投資に抵抗感がある人たちが20代の若者で目立つという。金融庁によると20代のNISA口座数は287万口座と、80代以上や70代に次いで少ない。その理由を調べると「資産が減る可能性があるから」、「手続きが面倒だから」、「何を選べば良いか分からないから」、「投資へのイメージが悪いから」、「値動きを気にして疲れそうだから」などなど。
そこで生命保険会社が「若者向け積立保険」を相次ぎ売り出している。「預金以上、投資未満」という発想だという。解約時に保険料と運用益の払い戻しを受けられる。元本割れするリスクを取らずに資産形成ができる。例えば日本生命は月3000円から積み立てる「ちょこつみ」を1月に発売。
生保は顧客の高齢化が悩みだ。一方、20代の生命保険加入率は5割強に留まる。
さて、この20代が社会のコアに入ってくる時、日本はどうなるのか。人口が減り、ちんまりまとまり、アジア諸国に比べればそこそこの福祉国家。そのようなイメージが漠然と浮かぶ。