2025年10月1日
本日のアジア時間帯でNY先物金価格が時間外ながら3900ドル台をつけた。米政府機関閉鎖についてトランプ大統領が肯定的な発言をしたことが材料視された。
ここのところの金価格上昇ピッチはスピード違反気味。とにかく4000ドルを見ないことには収まらないとでも言いたげ。
上昇トレンドは否定しないが、4000ドルを超えるとバブルの匂いも漂い始めるであろう。バブルと聞いて、勇みムンムンになるのがCTA(コモディティートレーディングアドバイザー)などの超短期売買組。後講釈などどうにでも語れるとばかりに買い注文を連発する。AIを使ったプログラム売買ゆえ、トレーディングルームに座る人間は解説役に徹する。それが今のNY金市場の実態だ。「我々に接近してきた日本人はJeff(筆者のニックネーム)だけだよ。」と語っていた。
彼らが動くと、NY市場の普通のトレーダーたちが後追いで相場のボラティリティーを高める。
さて、3900ドルとなると利益確定売りも加速しよう。その結果の急落局面を新規参入の機会と狙っているのが出遅れ組。上げの波に乗り遅れ、焦っているので買い気ムンムンである。
金急騰劇の舞台裏ではこのような人間臭いドラマが展開されているのだ。しかし報道されることはない。まぁ、NHKの朝ドラより「こじゃんと」面白い。たまるか~(笑)。
さて、10月入りで本日帰京。幸い今日に関しては日中札幌より東京の方が寒かった。明日からはまた東京らしい暑さ再開らしいが。。。3か月も札幌で生活すると、カラダがあの爽やかな空気に慣れてしまって、東京での社会復帰(笑)に手間取りそうだよ。とは言え、そんな悠長なことも言っていられない金市場の雰囲気だ。
昨晩は「札幌最後の晩餐」。蝦夷アワビ、エビ、釣りサバが美味かったな。観光ではなく札幌で「生活」すると、鮨も高級店通いはせず、普通の店で食する。店のオーナーやマンションの管理人さんたちには「良いお年を」と挨拶して、私の北国の夏は終わった。。。