一般に言われる分散投資とは、資産を一つのものに集中させず、預貯金、保険、不動産、株式、債券、金など、性格の異なるものに分散して保全しようという考え方です。ここでのポイントは「同じもの、時期に集中させない」ということであり、分散の対象は「資産の種類」です。
最初から買うものや時期、資金も数回に分散することを前提にしておけば、仮に将来大きく値下がりしても買い足すことができます。そうすれば購入単価は平均化され、値下がりリスクを低く抑えることができるからです。これは株式投資でいう「ナンピン買い」と呼ばれるものですが、この方法はいかなる状況でも無価値になる心配がない金現物にこそふさわしい買い方です。
金は中長期的にみて「紙の資産」の目減りをカバーしてくれたり、極端な例では発行体の破綻で株式や債券が紙くずになるような厳しい環境下で価値を維持してくれるため、注目されているのです。
一般的には保有資産の10~15%が目安と言われています。
ただし一口に資産と言っても、資産が持つ意味や資産に対する意識は年代や保有資産の大きさ、またリスクに対する意識によっても異なります。
若いときから「守りの資産」である金をたくさん保有する必要はないけれども、ご高齢の方やそろそろ老後のことをお考えの方には資産保全が大きなテーマにもなりますので、金の保有比率は15~20%程度まで高めてよいかもしれません。
金は安全資産と呼ばれることが多く「有事の金」と言うように、いざという時に備えるための資産という性格が強い投資商品です。売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けた際に課税されることを想定して考えると、頻繁に売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けるよりも資産運用の中で安定したポートフォリオのひとつとして長期保有を前提に考えるとよいでしょう。
金価格はアメリカを中心にヨーロッパなど世界市場に影響力を持つ国々の政治や経済状況に左右されますが、米ドルや株価が下落したときには安定資産としての力を発揮し、値上がりする傾向があります。
金の購入が資産防衛の手段と捉えられてきたことが、過去の値動きからも確かにうかがえます。
金投資のなかでも特に長期的な資産防衛に適していると言われるのが、相場変動リスクを抑えることのできる純金積立です。これからの備えとして、無理のない金額から少しずつ金を買っていくことをおすすめします。
2024年 11月21日 発表 |
小売価格 (消費税込) |
小売価格 前営業日比 |
買取価格 (消費税込) |
買取価格 前営業日比 |
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店頭価格 (10:00更新) |
14,635円/g | +118円/g | 14,498円/g | +117円/g |
2024年 11月21日 発表 |
小売価格 (消費税込) |
小売価格 前営業日比 |
市場売却受託 サービス価格 (消費税込) |
市場売却受託 サービス価格 前営業日比 |
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Web価格 (10:00更新) |
14,624円/g | +118円/g | 14,509円/g | +117円/g |
店頭での金地金の売買およびマイ・ゴールドパートナーでの月額積立購入、ボーナス月プラス積立購入、月間スポット積立購入と店頭もしくはお電話での当日スポット購入、等価メタル変更サービス、市場売却受託サービスに適用されます。
マイ・ゴールドパートナー専用の価格です。オンライントレード取引での当日スポット購入、等価メタル変更サービス、市場売却受託サービスに適用されます。
純金積立や金地金(インゴット)・金貨(地金型金貨)など、さまざまな金の購入方法をご紹介します。
貴金属メーカー、地金商、証券会社や銀行などが取り扱っています。基本的な仕組みとして、毎月の積立金額を営業日数で割った1営業日あたりの金額により、営業日毎に自動的に金地金を買い付けていく方法(ドルコスト平均法)が採用されており、毎月ご自身の予算に合った分だけ積立をする預貯金感覚で購入することができます。金現物を購入でき、盗難のリスクもなく、毎月少しずつ積み立てられ、価格変動リスクを回避できる純金積立が金の購入方法としては安全で注目されています。
金地金(インゴット)は、いわゆる「金の延べ棒」です。貴金属メーカーや地金商が自社ブランドとして製造・販売しており、直営の店舗や電話で購入できます。直営店ならばその品質は保証されているので安心して購入することができます。金地金(インゴット)の重さにはさまざまな種類がありますが、金貨とは異なり500g未満の売買にはバーチャージと呼ばれる手数料がかかります。
金貨には特別なデザインが施されているため、その店頭小売価格にはプレミアムと呼ばれるデザインや加工費、輸入の際の諸経費が含まれていることから金地金の店頭小売価格より割高になっています。金貨にはさまざまなデザインや大きさがあり、予算に合ったものを選ぶことができます。
金投資を始めるにあたって知っておきたい税金や法律についてご説明します。
金地金や宝飾品などを購入した時には、まず消費税がかかります。一方、金を売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けた時にも消費税がかかります。売却または市場売却受託サービスを利用した場合は消費税分を含んだ金額となり、消費税率が同じ時に売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けた場合は購入時の消費税額はプラスマイナスゼロで相殺されます。
金を保有しているだけでは所得税はかかりません。しかし、金を売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受け、利益が出た場合は売却または市場売却受託サービスの利用による利益に応じて課税対象となります。一般の個人が金を売却または市場売却受託サービスを利用して得た利益は原則譲渡所得として申告が必要になります。なお、申告が必要となる場合は保有期間に応じても課税方法が変わってくるので注意が必要です。
金も資産の一部ですから相続を受けた場合には相続税がかかります。
金の贈与を受けた場合には贈与が成立した日の店頭小売価格を適用し評価額を算出します。
所得税法では金・プラチナ・金貨・プラチナ貨の売却または市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けた金額が200万円を超える場合、売却または市場売却受託サービスを行った貴金属店がお金を渡したことを示す支払調書を税務署へ提出する義務が定められています。
純金積立の運営会社を選ぶポイントはさまざまですが、一番重要なのはご自身が信頼できる会社を選ぶことです。三菱マテリアルが多くの方々に支持されている理由を詳しくお伝えします。