貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

2019年8月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,440ドル付近でスタート。1日には前日のFOMC声明の内容を受けて継続的な利下げ期待が後退したことから、一時8月の最安値となる1,410ドル付近まで下落する場面も見られたものの、その後、トランプ大統領による対中国追加関税の表明を受けて値を戻すと、翌2日には1,460ドル付近まで上昇した。5日には引き続き米中貿易摩擦を巡る懸念から1,480ドル付近まで値を伸ばし、さらに7日には株式市場の急落を受けた安全資産需要の高まりから金相場は1,520ドル付近まで上伸した。その後は、これまでの上昇を受けた利益確定売りなどに1,490ドル付近まで下落する場面も一時見られたが、堅調さを維持し23日に1,540ドル付近まで値を伸ばすと26日には8月の最高値となる1,565ドル付近まで上伸した。月末にかけては、ドル高を背景に再び利益確定売りが優勢となり、1,530ドル付近まで反落して8月の取引を終えた。月内レンジは、1,410-1,565ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は870ドル付近でスタート。1日には金相場の下落などに連れて850ドル付近まで下落したが、7日には安全資産需要により値を伸ばした金相場に連れ高となり870ドル付近まで買い戻された。15日にはドル高などを背景に8月の最安値となる835ドル付近まで下落する場面も見られたが、19日には産業用メタルとしての側面が見直され860ドル付近まで買い戻された。その後は860ドル付近での推移が続いたが、27日には870ドル付近まで上昇、28日には引き続き買いが優勢となり、910ドル付近まで大きく値を伸ばした。月末にかけても強地合いが継続し、30日には一時8月の最高値となる945ドル付近まで続伸、その後反落して930ドル付近で8月の取引を終えた。月内レンジは、835-945ドル。

海外銀相場

銀相場は16.40ドル付近でスタート。1日には前日のFOMC声明の内容を受けて継続的な利下げ期待が後退したことから金相場が反落、銀相場も一時8月の最安値となる15.90ドル付近まで下落した。その後は金相場が強含んだことなどを背景に銀相場も地合いを強める展開となり、7日には17.20ドル付近まで値を伸ばした後、暫くは17ドルを挟んだ狭いレンジでの推移が続いたが、23日には上昇した金相場に連れて、17.40ドル付近まで上伸。さらに27日にドル安などを受けて18.20ドル付近まで上昇すると、金相場の上昇を背景に、29日には8月の最高値となる18.80ドル付近まで上昇した。その後は利益確定売りが入り、18.30ドル付近へ反落して8月の取引を終えた。月内レンジは、15.90-18.80ドル。

為替相場

ドル円相場は108.80円付近でスタート。1日には一時8月で最も円安となる109.30円付近まで円が弱含む場面も見られたが、その後トランプ大統領が中国への追加関税を発表したことを受け、市場のリスク回避姿勢が強まり、ドル円相場は107.30円付近まで円高に振れた。8日には米中貿易戦争激化への懸念から安全資産として円が買われ、105.50円付近まで円高が進行した。12日には更に105.10円付近まで円高が進んだが、その後は良好な米経済指標などを受けてドルが強含み、106円台で推移した。しかし、23日に米中貿易戦争への懸念から105.30円付近まで円高に振れると、26日には8月で最も円高の104.90円付近まで円が強含む場面も見られた。その後はドル買いが優勢となり、106.30円付近まで円安に戻して、8月の取引を終えた。月内レンジは、104.90-109.30円。

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