貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

2019年4月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,300ドル付近でスタート。直後に1,300ドルを割り込んだものの8日に1,300ドルを回復すると10日にはドル安がサポート要因となり、4月の最高値となる1,315ドル付近まで続伸した。11日に良好な米経済指標を背景に売りが優勢となり1,295ドル付近まで下落すると、16日には1,275ドル付近まで値を下げた。その後は、1,280ドルを挟んだレンジ内推移となり、23日にはドル高などに圧迫されて4月の最安値となる1,270ドル付近まで値を落とした。その後、26日には米商務省が発表した実質GDP速報値を受けて、景気の先行きへの慎重な見方が広がったため、金相場は1,290ドル付近まで上昇。29日には、一旦反落したものの、30日には中国の軟調な経済指標を受けて、世界的な景気減速懸念が広がったことから、金相場は1,285ドル付近まで買い戻されて4月の取引を終えた。月内レンジは、1,270-1,315ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は855ドル付近でスタート。8日には上昇した金相場に連れて、一時4月の最高値となる920ドル付近まで値を伸ばした。11日には金相場の下落に連れて、895ドル付近まで値を下げ、更に16日には堅調なドル相場や株式市場を眺めて売りが先行し、一時880ドル付近まで値を落とす場面も見られた。その後は、目立った材料がない中、18日には米中貿易協議の進展期待による、産業用メタルとして需要増の思惑からプラチナ相場は900ドルを回復したが、24日には、再び890ドルを割り込んだ。月末にかけては、上昇した金相場に連れてプラチナ相場も買いが優勢となり、一時は905ドル付近まで上昇、その後やや値を落とし、895ドル付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、855-920ドル。

海外銀相場

銀相場は15.10ドル付近でスタート。月初は小幅な値動きが続いたが、9日には、買い優勢に推移する金相場に連れて、一時4月の最高値となる15.30ドル付近まで上伸した。その後は金相場に追随し、銀相場も弱含みの展開となり、11日には14.90ドル付近まで値を落とす。その後は独自材料がないなか、方向感に欠ける展開となったが、23日にはドル高に圧迫されて下落した金相場に連れ安となり、銀相場は一時4月の最安値となる14.70ドル付近まで下落した。その後は、材料難のなか再びレンジ内推移に終始、30日には世界的に上昇した金相場に連れて、15.00ドル付近まで値を戻して4月の取引を終えた。月内レンジは、14.70-15.30ドル。

為替相場

ドル円相場は110.80円付近でスタート。1日には3月の米ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことを受けて111円台に乗せた。5日には発表された3月の米雇用統計が良好な内容であったことを受けてドル買いが優勢となり、ドル円相場は111.80円付近へ円安に振れた。その後は111円台を中心とする狭いレンジ相場となったが、17日に112.20円付近まで円安が進むと、24日にはユーロ圏の経済指標が低調な内容だったことを受けてドル買いが先行し、ドル円相場も4月のドル最高値となる112.40円付近まで円安に振れた。しかし、26日に米商務省が発表した第1四半期の実質GDP速報値では、成長率は堅調だった一方でインフレ指数が軟化したため、米景気への慎重な見方が広がり、ドル円相場は111円台半ばまで円高に戻した。その後は、週末の雇用統計の発表などを控えて様子見姿勢が広がるなか、111.40円付近で4月の取引を終えた。月内レンジは、110.80-112.40円。

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