貴金属マーケット相場概況(マンスリー)

2019年12月のマーケット概況

海外金相場

金相場は1,475ドル付近でスタート。2日には米長期金利高を背景に、一時12月の最安値となる1,460ドル付近まで下落する場面も見られた。翌3日にはトランプ大統領が米中貿易協議合意を先送りする可能性を示唆したとの報で1,485ドル付近まで反発したが、6日には良好な米雇用統計結果を受けて、金相場は1,465ドル付近まで反落した。その後は1,470ドルを挟んだレンジでの推移となったが、13日に米中貿易協議が第一段階の合意に至ったものの大きな進展を示すものではなかったと報じられたため、金は買い優勢となり、1,480ドル台を回復した。その後ドル安などを支援材料に金相場は地合いを強める展開となり、23日には1,490ドル付近まで値を伸ばした。クリスマス休暇や年末を控えて薄商いとなるなか、金相場は上昇基調を強め、24日に節目の1,500ドルを突破すると、27日には1,515ドル付近まで上伸した。月末31日には米中貿易協議合意への署名を巡るトランプ大統領の発言がドル売りを加速させ、金相場は一時12月の最高値となる1,530ドル付近まで上伸し、その後は、やや値を落として1,525ドル付近で12月の取引を終えた。月内レンジは、1,460-1,530ドル。

海外プラチナ相場

プラチナ相場は900ドル付近でスタート。3日には910ドル付近まで値を伸ばしたが、5日には一時12月の最安値となる885ドル付近まで下落する場面も見られた。その後は南アフリカでの電力供給不安からのプラチナ供給懸念が台頭し、12日には945ドル付近まで値を伸ばしたものの、20日には堅調なドル相場を眺めて売りが先行し、プラチナ相場は915ドル付近まで続落した。24日には金相場が上昇基調となったことからプラチナ相場も地合いを強める展開となり、26日には955ドル付近まで上昇した。月末にかけては年末を控えて薄商いとなるなか、プラチナ相場は上昇基調を維持し、31日には一時12月の最高値となる990ドル付近まで上伸、その後やや値を落として980ドル付近で12月の取引を終えた。月内レンジは、885-990ドル。

海外銀相場

銀相場は17.10ドル付近でスタート。6日には良好な米雇用統計結果を受けて下落した金相場に連れ安となり、12月の最安値となる16.60ドル付近まで下落した。その後、16ドル台後半での推移が続いたが、13日には米中貿易協議を巡って上昇した金相場に連れ高となり、17ドル付近まで上昇した。その後も銀相場は強地合いを維持し、19日には17.20ドル付近まで値を伸ばした。さらに24日にはドル安などを背景に17.90ドル付近まで上伸した。月末にかけても、金相場が一段高となったことから銀相場も強含みで推移し、31日には一時12月の最高値となる18.20ドル付近まで上昇、その後やや値を落として17.90ドル付近で12月の取引を終えた。月内レンジは、16.60-18.20ドル。

為替相場

ドル円相場は109.50円付近でスタート。2日には12月で最も円安となる109.70円付近まで下落する場面も見られたが、翌3日には米中貿易協議への期待感が後退したことからドル売りが優勢となり、ドル円相場は108.50円付近まで円高に振れた。その後は横ばいで推移し、9日に12月で最も円高となる108.40円付近を付けた後は円安傾向で推移した。12日には米中が第一段階の通商合意に達したとの報にドルが強含み、ドル円相場は109.30円付近まで円安に振れた。19日に109.70円付近まで円安に振れた後は109円台半ばでもみ合う形となるも、下旬にかけては再び円高基調となった。年末を控えて薄商いとなるなか、30日に109円を割り込むと、31日には米中合意を巡るトランプ大統領の発言を受けてドル売りが優勢となり、ドル円相場は108.60円付近まで円高に振れて12月の取引を終えた。月内レンジは、108.40-109.70円。

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