豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

シブコ・トレーダー善戦

2022年8月8日 渋野日向子、全英女子オープンゴルフ、2度目の勝利に一打及ばず。とは言え、最近5試合くらい予選落ちしていたプレーヤーとは思えない「強いシブコ」が帰ってきた。彼女が「リスクオン」になると一番ホールから目の色がキラキラしてくる。「渋野劇場」と言われるとおりダブルボギーも叩けばイーグルもやってみせる。見ている方はハラハラするが面白い。古江選手が冷静に状況を見ながら正確に打ち続けるのと対...
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雇用統計爆発、円安再燃

2022年8月6日 先月の米国雇用統計は新規就業者数52.8万人増。失業率は3.5%。労働市場は明らかに過熱気味。英語でblowout(爆発)と表現されるほど。 パウエルFRB議長の言うとおり、金融を強く引き締めても、この労働市場なら経済全体が十分に耐えられると思われるが、市場では議論沸騰。雇用統計発表前は円高リスクで130円割れなどの見出しが目立ったが、蓋を開けてみれば135円まで戻した。 国際...
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どうなる台湾有事

2022年8月5日 アジア市場はペロシ訪台一色。NY市場はウクライナ戦争も台湾有事も相対的に切迫感が薄く、市場の話題は引き続き「米国リセッション入りか否か」に尽きる。とは言え、台湾近海で中国軍が実弾演習を行い、米中関係は中長期的な視点で重要との認識だ。米中ともに偶発的衝突が起きないように万全の注意を払いつつ、プロレスの威嚇ごっこみたいな展開が続くと見る。サイバー攻撃も激化しよう。筆者の見解は、昨日...
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ペロシ氏とパウエル氏の真意を測りかねる市場

2022年8月4日 まず、「YouTube豊島逸夫チャンネルをテスト開設@札幌」本日札幌にて、YouTubeなるもののチャンネルをテスト的に開設した。内容は今日の本文にも関連ある話。まだ本格的な体裁ではないが、関係諸氏の協力を得て、取りあえずこんな感じで行くかなというテストバージョン。気楽に開いてみて。まず歩き始めてから、あれこれ考えるタイプなので。 https://youtu.be/vPma0p...
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ペロシ台湾訪問、有事の金は微動程度

2022年8月2日 2日は終日ペロシ台湾訪問に揺れた。結局、NY金は1760ドルから1780ドルのレンジで推移。円相場も132円から133円近辺で行ったり来たり。振り返ると市場に最も強い不安感が醸成されたのは、ペロシ氏が「いよいよ台湾に向かった」との確認情報が流れる前段階であった。それがいざ台湾着陸となると、北京の本格反応も読み切れず、資産価格の変動も震度3程度で、所謂「台湾有事」とはならなか...
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夏休み相場はまともに見るな

2022年8月1日 NY市場はもう夏季休暇モード。7月FOMCも終わり、まともなファンドはまともにポジションを取っていない。だからテレビ取材でも今の相場は信用できないと語った。今動いているのは小者のファンド。 市場の話題は米国が本当に不況入りしたか。意見は真っ二つに割れている。 個人消費、住宅分野は明らかに異変が生じている。インフレによるコストアップをもろに受けている。商品価格も上昇一筋ではなくな...
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FOMC後、1760ドルまで急反騰

2022年7月29日 「利上げペースを緩めることもあり得る。」パウエルFRB議長のこの一言でドル金利は下落、株は買い、ドルは売り、金は買いの動きに火が付いた。ドル金利は3%台を大きく割り込み、ドルインデックスは108から105まで急落。注目の円相場は表層雪崩ほど大規模ではないが投機筋の手仕舞い売りが殺到。132円台まで急落の局面も。ほぼ想定内。国際金価格は1760ドル台まで急反騰。但し円高で円建て...
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開き直ったかパウエル氏、FRB経済予測は「眉唾」

2022年7月28日 注目の7月FOMC後、パウエル議長の記者会見。 利上げペース鈍化の可能性に言及。金市場と株式市場には安堵感。外為市場はややドル安で反応した。この記者会見はNY市場大引け前に開催されるので、本日のNY市場で更に材料の消化が進むと、また異なった反応になることが珍しくない。まずは第一波と見ておいた方が良かろう。 筆者が驚いたのは、パウエル議長があっさり「今後フォワードガイダンスを控...
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今年利上げ、来年利下げで金安反転も

2022年7月27日 7月FOMCも、いよいよ日本時間28日早朝に結果が判明する。 パウエルFRB議長の意志は固い。明確で説得力のある(clear and convincing)データの裏付けがない限り、利上げペースを大幅に変更することはない。市場も覚悟している。今回7月は0.75%とか、9月も0.75%の可能性など、毎回の利上げ幅予測に一喜一憂する状況ではない。年末の政策金利水準が重要視される。...
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FOMCを控えた相場

2022年7月26日 今週は7月26、27日に開催されるFOMCがメインイベント。日本時間28日早朝のパウエルFRB議長記者会見はNY市場の大引け前になるため、市場の本格的反応は日本時間28日夜のNY市場まで待たねばならない。時系列では28日の東京市場がFOMC第一波の影響の受け皿になるはずだが、実態は日本市場に流動性が乏しく、そもそも全てがNY市場次第という情けない状況なのだ。株でもドルでも金で...
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