豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

プラチナは買ってよいか

2020年7月8日 今朝の日経朝刊にプラチナが売れているという記事が載っていました。金1800ドルに対してプラチナは840ドル。いかにプラチナ需要の主体である自動車産業がコロナの影響で販売不振に陥り、長期的には電気自動車へ移行するという動きがあるとは言え、それにしても金より1000ドルも安いというのは安過ぎであろうと感じます。それゆえ長期保有の実物資産として購入するのであればOKだと思います。但し...
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中国経済、中国株価、好転の兆し

2020年7月7日 中国のPMI(製造業、購買担当者景気指数)が前月比0.3ポイント高い50.9を記録。PMIは50が景気不景気の境とされる。PMIの内訳も新規受注と生産が上昇。 中国の政府系新聞が社説で中国株上昇の重要性に言及したことで、上海株が昨日は一気に5.7%も急騰した。そもそも上海株は官製相場だ。オールチャイナの「国家隊」が力ずくで株価を引き上げる。筆者もコロナ前のことだが、上海での投資...
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私の相場人生

2020年7月6日私の相場生活はチューリッヒに始まる。いきなりスイス銀行外国為替貴金属部のトレーディングルームに配属された。チューリッヒでは銀座4丁目にあたるパラデプラッツに面した9階にあった。いきなり円換算で10億円ほどのポジションを持たされた。「まずは損切3年」と言われた。相場など理屈ではない。実戦あるのみ。一橋大経済学部卒など学歴など全く関係ない。リスク管理やコンプラに縛られる今のトレーダー...
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今から金を買っても良いですか?

2020年7月3日 最近こういう質問を頻繁に受けます。私の答え。1800ドル以上になると、これまで以上に荒い乱高下相場になるので、堅気の素人衆は心臓に悪いからやめときなさい。特にまとめ買いは危険。今、世界中にトランプ相場、コロナ相場を読み切れる人は誰一人いません。まぁパチンコにつぎ込むのなら、金の方が遥かに良いですけどね~~。 ここは冷静に考えて行動しましょう。自分の人生設計の中で中長期的な資産...
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世界の金ETF、1~6月に730トン急増

2020年7月2日 今年も7月に入ったところで、凄い数字が信頼できる某筋から事前リークされてきた。 世界で上場されている様々な金ETFの残高が今年前半に730トン増えたのだ。年間金生産量が3400トンほどの市場でこの規模の需要は効く。仮に年後半も同ペースとすれば1400トン。年間生産量の半分近くに達する。あるいは中国やインドの年間需要量に近い数字とも言える。 問題はこの影響だ。良くもあり、懸念材料...
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NY金先物、1800ドル突破

2020年7月1日 NY金先物の最も売買が多い8月ものが1800ドル台をつけた。スポット価格より20ドルほど割高(現先スプレッド)。 以下はこの大台突破を伝える日経記事抜粋。 金の国際価格が急騰している。指標となるニューヨーク金先物は1日に一時1トロイオンス1800ドルを突破。2011年11月以来約8年8カ月ぶりの高水準を付けた。米国をはじめ世界各地で新型コロナウイルスの感染者が再び増加。再開し...
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東京金、上場来、最高値更新

2020年6月30日 今や、またかという感じですが、東京商品取引所の金先物が6145円と上場来最高値を更新しました。国際金価格は1800ドル大台目前で足踏みしていますが、ドル円107円台半ばという為替要因で円建て金価格が上昇したのです。今年頻繁に起こる現象と言えます。従来は円高でNY金上昇分も相殺されることが多かったのです。先物価格の騰勢を受けて、金地金の小売価格も税込みで6762円水準まで上昇...
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コロナ、市場への影響も「第二波」

2020年6月29日 週末に世界のコロナ感染者1千万人超え。NY市場の関心は米国内の経済再開中断。既にテキサス州ではバーなど飲食業の営業自粛措置。いち早く経済再開に踏み切った州で軒並み感染者が再び急増中だ。 米国のコロナ対応は「失敗」したのか。 そもそもこの感染者増は第二波ではなく、未だ第一波の段階との見解もある。第二波本番は「秋」という予測だ。 欧米でも新規感染者の多くは20~30代の若者たちだ...
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コロナ危機、米国銀行は耐えられるか

2020年6月26日 昨日NY市場のテーマは銀行の健全性ということでした。まず、突発的に銀行への規制緩和が報道されました。ボルカールールと呼ばれていますが、リーマンショックの教訓で民間銀行へ国の介入を強める政策です。トランプ大統領の基本方針「規制緩和」に沿った流れと見えますが、突然の発表で株式市場は歓迎しました。 そして引け後。これは予定通りですが銀行に対するストレステストの結果が公表されました。...
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金1796ドルまで上昇後、反落

2020年6月25日 「金7年8ヵ月ぶり高値 NY先物 経済不安で資金流入」これ、今朝の日経朝刊商品面の見出し。日経はNY先物で最も商いが多い限月(今の場合は8月もの)を指標としている。その指標価格が昨日日本時間夕方に1796ドルまで上昇した。私も相場モニター画面を見ていたが、1800ドル大台寸前で利益確定売りが出て大台達成にはならなかった。いずれにせよ1800ドルは時間の問題であろう。「金は足元...
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