豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

日本は、やはり肩書社会

2020年9月18日 私事ですが、早いもので独立してから10年近くになりました。組織の束縛から解放されて自由に働けることがこんなに楽しいとは。はっきり言ってもっと早く辞めればよかったと思うくらいです(笑)。仕事の幅も広がりましたし本音で語るのが当たり前になりました。ただひとつ厄介なのが肩書。私は肩書なしで豊島逸夫という個人の立場でどこまで仕事ができるか挑戦している気持ちなので肩書などに全くこだわり...
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2024年以降も金高値圏の可能性浮上

2020年9月17日 8月のジャクソンホール中央銀行フォーラムで、パウエルFRB議長は米国インフレ率が「平均」2%を超えても緩和を続けるとの金融政策の歴史的転換を発表した。それゆえ今回の9月FOMCで追加緩和について具体的に同氏が何か語るのか、市場は期待を抱き見守った。 「平均」2%とは具体的に何%まで許容するのか。量的緩和の増量はあるのか。金融政策の方向性を明示するフォワードガイダンスとして特に...
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産経新聞寄稿文

2020年9月16日 以下は昨日掲載された寄稿の原文です。金に興味など持ったことが無い読者を想定して書いていますので、量的緩和とかドル不信など経済的なことには触れていません。 2020年、コロナ禍のなか、資産運用の世界で大ヒット商品になっているのが「金」です。金の国際価格は史上最高値を更新しています。 その理由は、これまで当たり前のように「これを持っていれば損もせず安心」とされてきた預金と国債が、...
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びっくりシナリオ、ペロシ大統領の可能性

2020年9月15日 米大統領選挙は郵便投票も採用することになったが、これは民主党有利ゆえトランプ大統領は猛反対している。「郵便投票の結果など、数か月、数年、否、全く判明しない。」などとぶちまけている。「そうなったらペロシ下院議長が大統領になるという説もある。」とも語っている。次期大統領就任日2021年1月20日までに決まらない場合には、1947年制定の大統領継承法により、下院議長が暫定大統領にな...
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新政権に対する市場の反応は?

2020年9月14日 日本が政権交代期を迎える直前にバフェット氏は日本商社株を大量に買った。そこで米国の週刊投資媒体「バロンズ」紙は、「日本株の将来」を好意的に報道している。とは言え多くの外国人投資家たちの日本を見る目は容易に変わらない。「デフレが染みついた国」という有り難くないレッテルを貼られたままだ。円建て金価格がドル建て金価格と同時に急騰したことも示唆的だ。今回は円高(円買い)要因が働かず、...
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過去最高値圏の金価格、長期上昇力は株に大敗

2020年9月11日 首題は日経電子版マネー欄に日経編集委員が書いた記事の見出しです。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63505130W0A900C2K15300/ 「株に大敗」というスポーツ紙みたいな見出しの取り方で、アンチゴールド派ということが知れますね。素人の女性と大学講師の気楽な会話形式に仕立てあげられています。 「セミナーの講師は今後も経済的な...
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テスラもアップルも売られ、金も大荒れ

2020年9月9日 毎年9月月初の米労働者の日3連休は夏休みの終わり、秋相場の始まりを告げる。今年は特に連休前にこれまで絶好調だったナスダックの主要IT銘柄が変調の症状を示していたので週明けの初動が注目された。 結果はナスダック4%続落。アップル6%安、テスラ21%安。ナスダックは高値から10%下落したので「調整局面入り」が宣言された。これまでFRB新金融政策を支えに高値圏でも買われ続けてきたが、...
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どうなる、ナスダックバブル、金に波及も

2020年9月8日 誰が見ても過熱と思えるアップルなど米国大手IT銘柄の爆上げに先週後半歯止めがかかった。そして米国労働者の日(レイバーデイ)3連休明けのNY株式市場、特にナスダックの帰趨が注目される。 短期的な調整に過ぎず、上げ基調は続くのか。はたまたナスダックバブルはいよいよ弾けるのか。もし後者であれば、株式市場で大怪我した投資家が手持ちの金の換金売りに走る可能性もある。株安→金安のシナリオだ...
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ソフトバンクのヘッジファンド化

2020年9月7日 米国は労働者の日(レイバーデイ)3連休中。そこに降って湧いたように最近の米国株、特に大手IT企業中心のナスダック急騰急落の影にソフトバンクが関与しているとの報道が相次いで流れた。アップルなどの主要IT企業のコールオプションを邦貨換算で4000億円超購入、そして売却していたとの消息筋の談話を引用している。 コールオプションは一定価格で買える権利ゆえ、当該株価が安い時に買い、上がっ...
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NY株一時千ドル暴落、金も下げ

2020年9月4日 多くの市場参加者が株高と実体経済の乖離に警戒感を強める中でNY株が大幅に急落した。特に大きな売り材料が出たわけではない。ドカ雪の如く積もった新雪が表層雪崩を引き起こした感がある。ロビンフッターには初の本格売りの洗礼だ。一方、一般の米国人投資家の中には下がった場合の損失が限定できるコールオプションに切り換える人たちも目立つ。基本的には上げ基調継続と見るがリスクは軽減したいとの思い...
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