豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

ドル続落、金続騰

2020年12月4日 まず、明日土曜日朝9時半からのBSテレ東、日経プラス10サタデーに生出演するよ。テーマはバイデン政権の閣僚人事。私の担当は経済閣僚人事。番組内容は以下の通り。 「検証 バイデン政権人事『実務重視』は本当?」(仮)【ゲスト】※50音順、敬称略豊島逸夫(豊島&アソシエイツ代表)宮家邦彦(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)渡部恒雄(笹川平和財団上席研究員) さて、金価格が下値模...
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「銅」に投機マネー注目

2020年12月3日 12月に入りウォール街でも2021年予測が出回る季節になった。未曽有の規模の対コロナ経済支援政策が生んだ巨額の過剰流動性の受け皿について様々な議論が交わされる。その中で選択肢として興味深いのは銅が挙がっていることだ。 国際指標であるロンドン金属取引所(LME)の銅3か月先物価格は今週に入り7600ドルを超えている。11月25日時点では7300ドルの価格水準だったので直近での急...
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金急反騰、1800ドル回復

2020年12月2日 金価格が30ドル以上急反騰して1800ドル台を回復した。 ドルインデックスが91の大台を割り込む寸前まで続落。一時は100を超していたから、かなりのドル安だ。金買いの材料にはなる。 昨日の買いは3種類。1)出遅れ組の新規買い2)既に利益確定売りを済ませた投資家の再参入3)空売りの買い戻し 3番目の理由が短期的には大きい。金が心理的抵抗線である1800ドルを割り込んだところで空...
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パウエル・イエレン体制、円高神話崩壊へ

2020年12月1日 「円は安全通貨?それは一昔前の話だね。現在の基本認識は米ドルが安全通貨、或いは低リスク通貨。ワクチン開発進展とか記録的株高でリスク選好度が強まり、米ドルが売られている。そこで買われるのはユーロ、人民元そして新興国通貨。ドル円への注目度は低く、やや円高気味という程度。」 NYのヘッジファンドに見られる典型的な外為相場観だ。NY市場でドル高ドル安を論じる時、ドル円相場を前提に語る...
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イラン暗殺事件、バイデンを試す、地政学的リスクも

2020年11月30日 イラン国内の核開発「育ての親」と言われるフセン・ファクリザデ氏の暗殺が米国の政治空白期に起こった。次期大統領就任式まであと50日間は、二つの異なる米国対中東政策が共存する異例の事態となっている。バイデン陣営はイランに対して警戒的姿勢を維持しつつもイラン核合意復帰を視野に交渉に応じる構えだ。一方トランプ陣営は、これまでの対イラン敵視政策を既成事実として次期政権に引き継ぐスタン...
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NY市場、それでも金に強気変わらず

2020年11月27日 ゴールドマンサックスとシティーが2021年はやはり2000ドルを超すと予測。一方テクニカルでは1650~1750ドルが底値との見方も。1600~1900のレンジは値固めされておらず、スカスカの真空地帯ゆえ、暫く揉み合った方が長期的な上昇トレンドは維持できそう。値固めが十分でないと脆弱な地合いになる。 今週後半は米国感謝祭休暇入り。マーケットも静か。 日本ではぼちぼち外出自粛...
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ダウ30000突破、実体経済から遊離

2020年11月26日 コロナ感染が米国内でも急拡大中で、地域的ロックダウンも相次ぎ、失業者は未だ1千万人以上残り、肝心の時に大統領交代で政治空白。コロナ追加予算議会承認もままならない。 このような状況下でなぜ米国株は過去最高値を更新するのか。確かにワクチン開発によりトンネルの先の光は見えてきた。とは言えワクチン効果は実際に接種してみないと分からない。思わぬ副作用も覚悟せねばなるまい。国民全員に短...
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イエレン氏、国債購入側から発行元へ、増税が難関  

2020年11月25日 バイデン氏は財務長官候補に本命視されていたブレイナード現FRB理事ではなくイエレン前FRB議長を選んだ。明らかにベテランの「根回し、調整能力」を期待しての人事だ。 市場は「熱烈歓迎」の姿勢である。折から米財務省とFRBの間には異音が生じNY株売りの一因にもなっていた。ムニューシン財務長官がFRBのコロナ対策予算の未使用分を返還せよと要求したからだ。槍玉にあがったのがFRBに...
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コロナ禍には良いニュース連発、金には逆風

2020年11月24日 連休から今朝にかけ「良いニュース」が相次ぎ市場を駆け巡った。 まず米国経済指標。米国PMIが製造業、サービス業とも5~6年ぶりの高水準。これでドル指数が92から92.8まで急騰。ドル高で国際金価格は一気に1830ドル台へ急低下。 更にアストラゼネカ社ワクチンも治験が好結果。 そして今朝になり、まずバイデン次期政権の財務長官候補にイエレン前FRB議長指名。ハト派ゆえ株式市場は...
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金のリサイクル増加

2020年11月20日 金が歴史的高値圏にある今年は、金の「売り戻し」や「リサイクル」が急増するとセミナーでも語ってきましたが、昨日の日経商品面で「金リサイクル31%増 世界7~9月 高値圏で個人が売却 相場の上値抑制も」と題して良くまとまった記事が載っていました。 リサイクルは二次的供給源と言われますが、一次的供給源の鉱山生産量が頭打ちゆえ、今後は二次的供給源の動向が重要になります。過去のデータ...
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