豊島逸夫の手帖

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金の第一人者として知られる国際金融アナリスト豊島逸夫氏のブログを掲載します。
なお、本ブログの内容は豊島逸夫氏ご本人の個人的見解であることをご了解の上、閲覧ください。

豊島逸夫氏のプロフィール

豊島逸夫氏近影
豊島逸夫事務所代表。
1948年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現三菱UFJ銀行)を経て、スイス銀行で外国為替貴金属ディーラーとして活躍。2011年9月までワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)の日本代表を務める。独立後はチューリッヒやニューヨークでの豊富な相場体験と人脈をもとに、自由な立場から金市場や国際金融、マクロ経済動向について情報発信を行うとともに、“金の国内第一人者”として金投資の普及に尽力。投資の初心者にも分かりやすいトークや文章にファンも多い。得意分野はスキー系、鮨スイーツ系、温泉系。

最新記事

金1860ドル台まで続騰

2021年5月18日 国際金価格の上げが加速。もう1860ドル台。 円相場も109円台。昨年105円程度であったことを思えば、円安で円建て金価格上昇にも寄与している。 昨年の金高騰はコロナ真っただ中で、各国が未曽有の流動性供給を実施する市場環境で溢れかえるマネーが金市場にも流入した。対して今年は米国でマスク着用義務解除などコロナ終息傾向(除く日本)の中で、市場はばら撒かれたマネーの回収に怯えている...
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テレビ出演でワクチン議論も

2021年5月17日 14日の日経ニュースプラス9に出演した時にワクチン問題についてもコメントを求められた。ワクチン接種に関してさまざまな問題が画像のように噴出している。 これらは殆ど米国でも生じた問題だ。ワクチン予約が繋がらない。不公平な接種事例などなど。国と地方自治体(州)との見解の相違も頻繁に問題化している。 しかし日本と決定的に異なるのは、米国は対コロナの「戦時」状態との基本認識に基づき、...
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インフレと金

2021年5月14日 金は概ね1820ドル台(KITCOグラフ赤線参照)。 これだけインフレ懸念が高まると金をポートフォリオに組み込む動きも顕在化してきた。 フィデリティ・インターナショナルはインフレヘッジで金の配分を増やす。バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査でも金を買う動きが目立つという。短期的価格変動は投機的だが長期投資組が金買いに動き始めた。今後、年金基金の金購入も増えそうであ...
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本当にインフレか

2021年5月13日 注目の4月米国消費者物価上昇率は4.2%(年率)と発表された。これほど高水準の数字は殆どの市場関係者が想定していなかった。非常に重要な経済指標だがマーケットは未だ消化しきれていない。 米国債券市場では10年債利回りが一時は4月5日以来となる1.7%に乗せる局面もあった。結局、前日比0.07%高い1.69%で引けている。 一方、プロの視点では物価連動国債から算出され...
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米ワクチン接種加速が市場では新たなリスクに

2021年5月12日 米国のワクチン接種ペースに足元で鈍化が見られるものの、バイデン大統領は7月4日米国独立記念日までに成人の7割に接種を目標に掲げる。 しかし市場心理は複雑だ。ワクチン接種加速により、ペントアップ需要が噴出して、インフレ傾向が加速するシナリオが現実味を増すからだ。 ハイテク株には逆風。金には追い風。 11日にはブラード・セントルイス連銀総裁が経済テレビに出演し、インフレ率が2.5...
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パウエル議長、金融市場のサイバーリスクはリーマン級

2021年5月11日 米国最大の石油パイプラインがサイバー攻撃で停止して、米国のガソリン先物価格が急騰している。 このサイバーリスクはFRBも注視せざるを得ない。4月11日、パウエル議長が米国地上波三大ネットワークCBSの「60minutes」という、時の人を招く1時間番組に生出演した時、サイバーリスクについて詳細に言及している。番組中アルケゴス問題について聞かれた時に「金融システムは堅固になった...
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雇用統計「世紀の予測外し」、金続騰、1830ドル台

2021年5月10日 7日金曜日、注目の雇用統計が発表された。結果は「世紀の予測外し」と言われるほどのサプライズであった。新規雇用者数が事前予測では100万人近く増のところ、実際には26万人増と大きく下振れ。間髪入れずバイデン大統領は「釈明記者会見」を行い、「経済回復は短距離競争ではなくマラソン」と語った。市場の反応は雇用不安ということに反応してドル金利は下落(後に、やや反発)、ドル相場はドル安。...
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金、1800ドル突破

2021年5月7日 昨日本欄でインフレ期待率が高値更新と書いた途端に国際金価格が1800ドルの大台突破(KITCO24時間グラフの赤線・緑線参照)。ドル長期金利下落、ドル安が直接的キッカケ。そこにインフレヘッジとしての金買いも入った。実質マイナス金利のマイナス幅が拡大したことも実物資産には強い追い風。 総じて、過剰流動性相場により他の資産価格が上昇する中、金だけ取り残されていた感もあり、出遅れ銘柄...
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インフレ期待率、新高値更新、パウエル氏を疑う市場

2021年5月6日 ダウ最高値更新が囃された5日のNY市場でプロの視点は5年ブレークイーブンインフレ率が年率2.68%まで上昇したことだ。金はインフレヘッジで買われるので期待インフレ率は重要な指標だ。 対コロナ有事対応で未曽有の財政拡張・金融超緩和が実施されて以来の最高水準である。今年年初1月4日には1.98%、今回の日本の連休前4月28日には2.54%であった。連休中に良好な経済指標が発表され、...
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野村巨額損失、アウェイで苦戦する日系企業に逆風  

2021年4月28日 さて、いよいよGW!と言っても全く盛り上がらず。金価格も今日(日本時間明朝)のFOMCを控え静かな展開。パラジウムだけ投機筋が小さな市場に集って暴れている。ビットコインと全く同じ現象でまともに構っていられない。好きにしてという感じ。 ニュースで笑えたのが「紀州のドンファン」。世事に疎いので全く知らなかったが、家族には「えーー知らないの?」と驚かれた。案の定というか、純...
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