豊島逸夫の手帖

2025年4月7日

株は大暴落。信用取引の追証を払うための換金売り。
対して３２００ドルから見れば、下がったところで新規買い。
このふたつの流れが交錯している。

為替は円高っぽいので、円建て金価格に特段上げ圧力はかかっていない。

総じて、相互関税ショックに接し、金は「有事の金」の役割を果たしていると言ってよいだろう。今後、信用不安が高じると、金には上げ材料となろう。
基本的に今回は株安ヘッジとして金が高値を維持しているとも言えよう。

なお、株については日経電子版筆者コラムに書いた。ロックはかかっていないから誰でも読めるよ。

警告　パニック売りは海外投機筋の思うつぼ - 日本経済新聞

週末はテレ朝の「サタデーSTATION」に出演して、相互関税問題について所見を語った。こちらはＸの　@jefftoshima　に発言の要点をまとめている。