2025年2月3日
海外出張中ゆえ取り急ぎ。
トランプ関税が金にも課される可能性を囃して、NY金がロンドン金に比し異常に上昇していることが話題になっているが、冷静に見て「storm in the teacup (狭い市場内での投機筋の騒ぎ過ぎ)」なので要注意。
一番重要なことは、最終ユーザーの米国の金現物「実需」が本当に突出して増えているのか。
実態は業界内在庫(trade stock)ばかりが膨らんでいる。
更に、仮に関税が課せられなければ投機筋は一斉に売りに動く。
NY金の現先スプレッドの急速な収縮が見込まれるよ。
ご用心!
ただ、そこで暴落すれば投資家の出遅れ組が待ってましたとばかりに安値を拾うであろう。