2025年8月7日
昨日述べたように「相互関税」が日米の解釈が食い違うまま発動した。
更に、米国は輸入されるすべての半導体に100%の関税をかける。但し、米国内で製造されていれば関税はかからないし、米国内での製造を計画さえしていれば関税はかからないという。
なお、インドはロシア産原油を輸入しているとの理由で更に25%の追加関税(懲罰関税)。これで危惧されるのはインドが中国側に回る可能性。何を考えているのか、トランプ大統領。ろくに考えずに、その時の気分で決めているが如し。
こういう事例を見せつけられると、日本にも今後、品目別に「懲罰関税」を課すと言い出しかねないと思ってしまう。
日米とも各市場が不透明感強まる中で、まともに動いていない。動けるはずもないよね。NY市場だってトランプ関税で国内物価が上がるという可能性が強いわけだから。
金市場も仮に価格が急騰急落しても、今の市場環境では投機筋のいたずらにしか見えない。それゆえメディアに聞かれても「分からん」の一言で片づけている。分かる人が世界中に誰もいないことだけは確か。トランプ氏自身が思い付きで動き、自らどうするのか分かっていないのだから。
次期FRB議長人事がいよいよ発表されそうな流れゆえ、この問題だけは筆者も展開を根気よく追っている。
なお、来週は事務方夏休みのためブログ更新は無し。