豊島逸夫の手帖

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地政学的リスクは金価格の下支え要因

2025年8月29日

アラスカでの米ロ首脳会談後もウクライナの首都キーウにロシアが大規模攻撃。死者23人。

中国では9月3日が「抗日戦争勝利記念日」。今年はプーチン大統領と北朝鮮金総書記も軍事パレードに参加予定。

その他、地政学的リスクを連想させる出来事が毎日のように起きている。

筆者は常に「有事の金のドカ買いは悪魔の選択」と諫めているが、中長期的な視点では、有事の金買いが金価格の下支え要因になっていることは確かだ。

地政学的リスクがなければ、金価格は2000ドル台で推移していたと思う。2000ドル台でも歴史的高値圏だけどね。

但し、NYの先物投機筋が「すわ、有事の金買いだ」と煽り、堅気の衆の金買いで先物価格が急騰したところで、プロ集団が所謂「吹き値売り」に走る事例が多い。その結果、高値掴みするのは個人投資家というのがお決まりのパターンだ。それゆえプロの視点で諫めているのだ。筆者もスイス銀行トレーダー時代は、そのプロ一派だったので罪滅ぼしの意味もある。

さて、国際金価格はロコロンドンで3410ドル前後。NY先物の中心限月である12月ものでは3470ドル前後。そろそろ頭が重くなってきた。

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来週は9月1日の米国レイバーデーウィークエンドの3連休を挟み、いよいよ本格的な秋相場入り。
NY市場にも続々夏季休暇明けのトレーダーたちが集結。

金は買いから入るか、売りから入るか。侃々諤々の議論が繰り広げられている。筆者のアドレナリンも徐々に出始めた(笑)。アドレナリンが出ると、多くの人は酒飲みに走るが、酒を飲まない筆者は猫好きゆえ、猫可愛がりに走る。写真は厚真(あつま)の親戚に飼われている「ヤマト君」。癒されるねぇ(笑笑)。

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2025年