豊島逸夫の手帖

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筆者の著書、英語版と韓国語版の改訂

2025年27

韓国も金価格上昇で金に対する関心が高まっているようだ。筆者の主著である「金を通して世界を読む」(日本経済新聞出版)の韓国語訳が日本版より立派な装丁(笑)で出版されているのだが、それを改訂したいとの話が飛び込んできた。

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更に、筆者がまだ若造の頃にNYで編纂した「Gold Investment,Theory and Application」というガチガチの経済理論に基づく専門書を、これまた改訂したいとの話が来た。FRB出身の当時著名なエコノミストたち3名が書き、筆者も編纂者としての「前書き」と本篇の一部を書いた。

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その当時の筆者は、米国名門のウォートン・ビジネス・スクールに派遣され、計量経済学から近代ポートフォリオ理論(MPT)までを一通り学んでいた。
今にして思えば、理論を鼻にかけた生意気な若造であったな(笑)。もはや関係者の中で、今でも業界で働いているのは筆者だけということで、NYからリクエストが舞い込んだ次第。

まぁ、筆者もただ金を日本語で語るだけではマンネリ化しつつあったので、この2つの話に乗ってみようかと思っているところだ。

それにしても英語版は学術書ゆえ数式だらけ。

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韓国語版の方はハングルで判読不能。唯一著者紹介と思われるところに「豊島逸夫」の漢字を発見した(笑)。

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そのうちに中国から執筆依頼が来るかもね。何せ私がWGC時代に中国の大手銀行の貴金属部からアドバイザリーを引き受けた時の肩書が「世界黄金協会、黄金分析師」。ゴールドアナリストも中国語だと、何やらメチャ怪しい感じだよね~~。でも「金」という特別ルートを通じて、中国経済の中枢部で仕事をしたことで中国に関する知見が深まったことは事実だ。

2025年