2025年2月4日
ロコ・ロンドン金価格は上図の如く2800~2820ドルのレンジで推移。対してNY先物金価格4月ものは概ね2840~2860ドルのレンジで乱高下。
いずれにせよ国際金価格は史上最高値を更新。
基本的には投機筋主導の価格形成。
今は買い方優勢。売り方はじっくり売り時を見極め中。
金もトランプ相場。投機筋には願ったり叶ったり。
朝令暮改のトランプ政権に金相場は振り回され、投機筋には格好の草刈り場と化したのだ。
今の金相場を俯瞰すれば(鳥の目)、これまで本欄で述べてきた数々の上げ要因により上昇トレンドが形成されている。
しかし、金相場の現場を「虫の目」で見れば、切った張ったの仁義なき世界だ。堅気の衆は巻き込まれるな!NY金とロンドン金の値差(スプレッド拡大)など、まさに「虫の目」の範疇に入ることだ。
重要なのは「魚の目」で見た金価格の「潮流」。
やはりトランプ大統領の米国が発行する米ドルへの国際基軸通貨としての信認が低下している。そこでドルの代替通貨とされる金へのマネーシフトが中期的潮流として世界各地で進行しているわけだ。
皆の衆も金相場を見るこの3つの目のバランス感覚は常に持たれよ。これは筆者が20年前から説いていることだ。