2025年10月8日
今日のタイトルは長いが、筆者の親友の言葉だ。金がグラム2000円くらいの時にキロバー10本買った。そもそもバイオ関連でスタートアップ企業を興し、会社ごと大手企業に売り渡し、友人仲間でも断トツのスーパーリッチな人物だ。そのような実績のある成功者の言葉ゆえ重みがある。
確かに株に投資すれば経済や企業の成長とともに、その利益の一部に与る。しかし、金は何もインカムを生まないので不毛の資産とも呼ばれる。それゆえ金価格が高騰しているからと言って、皆が金投資に走れば経済成長は見込めない。
そもそも投資とは、おカネに働いてもらってナンボの世界だ。
その意味では、金を保有することは投資とは言えない。保険に近い分野と位置付けられる。
投資の神様「バフェット氏」が金嫌いなのもその理由による。
以前、同氏がバリック金鉱山の株を保有した時には「すわ、あの神様も金買いか」と騒がれたが、ほどなくして売り払ってしまった。
それでも今や世界の投資家が金買いを当たり前と見るまでになった。
しかも金で儲けるという発想も勿論あるが、金で資産を守るという発想もようやく根付いてきたようだ。
ポートフォリオのリスク分散とも言える。
よく株と金は逆相関で別物と言われるが、今は二者択一ではなく、「株も金も」の時代なのだ。資産運用で主役は配当を生む株式、そのリスクをヘッジする脇役を演じるのが金ということだ。ゴールドセミナーで「金は脇役」と語ると、ゴールドのファンたちは失望する。しかし、近年は脇役の方が目立つ局面も増えてきたことも事実だ。そもそも金などが買われるようでは困るはずの(本業が株の)証券会社も現状を受け入れ、株も金も同時に扱うようになった(それでも内心は気に食わない証券業界の人たちも未だに少なくないけどね笑)。
さて、今日の写真は街角で見かけた地名。ヤバイ(笑)!