豊島逸夫の手帖

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ドル金利低下、NY金は急騰、2700ドル突破

2025年1月17日

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年初から案の定「外-外」の仕事が急増して国内の仕事が薄くなり、本コラム更新も間隔が空いたが、所詮1月20日のトランプ大統領就任式までは「オープン戦」だ。それでも今週に入り、米生産者物価指数(PPI)、消費者物価指数(CPI)の重要インフレ指標が相次いで事前予測を下回り、金市場の潮流に変化が見られる。
今年の利下げ回数も1~2回説が有力とされて金の上値を抑えてきたが、今週に入り3~4回説が注目される成り行きだ。
次期FRB議長候補のウォラーFRB理事は重要インフレ指標が緩やかな下落基調であることを重視して、利下げ回数3~4回も「否定できない」と発言している。
ドル金利も下落して正の相関によりNY金も急騰した。外為市場ではドル安円高気味だ。

このような市場の空気が読めていない報道もあり要注意である。