固定相場制

固定相場制とは、ひとことで言えば為替レートを一定の水準に固定する制度のことです。現在、IMF(国際通貨基金)体制下では、多くの国が変動為替相場制を採用しています。しかし、経済基盤が脆弱な国や金融システムが未成熟な国の場合、為替を変動相場制にしてしまうと、ちょっとした経済変動や投機筋の動きで為替レートがコントロール不能になり、大きな打撃につながる可能性があります。そのため、そうした発展途上の国のなかには、自国経済と通貨の安定のために固定相場制を取っているところがあります。

ひとくちに固定相場制と言っても、その有り様はさまざまですが、最近よく話題になるものはペグ制とバスケット制の二つでしょう。前者は特定の通貨(多くは ドル)と連動する為替制度で、現在の中国元や香港ドルは、まさにこのドル・ペグ制を採用しています。もうひとつのバスケット制とは、複数の通貨(たとえばドルとユーロと円)の平均値と連動する為替制度で、近年アジア地域でかなり真剣に討議されており、将来実現する可能性もあります。これもドル離れ現象の一つと見て良いかも知れません。
ちなみに中国は、2005年7月に、完全なドル・ペグ制からドルを中心にしたバスケット制へ移行しました。

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