金価格の将来予想には、過去の価格動向を利用することができる。そういう立場に立って用いられる投資分析法のことを、通常テクニカル分析と言います。
さまざまな手法を用いて過去の価格動向を分析し、現在の価格が「高い水準にあるか低い水準にあるか」を判断し、「売り」「買い」のオーダーが入ったと見られる場合、「テクニカル要因での売りが入った」あるいは「テクニカル要因での買いが入った」というように表現します。
そして、このテクニカル要因とちょうど対をなす言葉に、ファンダメンタルズ要因があります。たとえば金の需給がタイトになり、今後価格が上昇する可能性がある状況で大口投資家から継続的に買いが入った場合、「ファンダメンタル要因での買いが入った」というように言うわけです。