いくつか性格の異なる対象に資産を分散することを、一般に分散投資と呼びます。この方法が推奨される理由は、保有資産対象を分散しておくことで、仮に一つ の資産が値下がり、または目減りしたとしても、他の資産でリスクをカバーできるだろうという考え方に基づいています。ただし、分散するといっても、性格の異なる対象を選ぶことが鉄則です。これは対象分散投資とでもいうべきものです。
分散投資にはもうひとつあります。それは時間を分散することで、時間分散投資と呼ばれます。株式、債券、金などの商品には値動きがありますが、一時期にまとめて投資をすると、結果的に高値づかみをする可能性があります。
ところが、投資する時期をずらしながら投資を続けると、価格変動リスクを抑え、購入単価 を平均化できるというメリットがあります。金現物投資には適した方法として、改めて注目されています。
この考え方を徹底した方法にドルコスト平均法があり、金商品では純金積立に利用されています。