投資にはさまざまな不安がつきものですが、ある程度の知識を習得してから投資を始めると、それらの不安を軽減することができます。何から始めれば良いか分からない方は、投資対象として考えている資産の特徴やメリット・デメリットなどを事前に確認しておきましょう。そこで今回は投資の定義や初心者の方におすすめの投資方法などを解説します。
目次
- 投資を始める際は目的を明確にすることと知識を習得することが大切
- 初心者の方におすすめなのは積立投資と分散投資
- 純金積立は積立投資と分散投資の両方のメリットを享受できる有効な手段
この記事のポイント
投資における「勝つ」とは何か
投資を始める場合、ほとんどの方が「勝ちたい」、「儲けたい」と考えるのではないでしょうか。しかし、投資は必ずしも簡単に利益を出せるものではありません。まずは投資の目的や向き合い方から見ていきましょう。
投資の目的を明確にする
投資とは経済的価値を得るために現在の資金を活用することです。資産を一定期間保有した時に得られる「インカムゲイン」や資産を売却した際の売却益を意味する「キャピタルゲイン」を狙うのが一般的です。
投資の世界ではリスクとリターンは比例します。期待されるリターンが高いほどリスクも高くなるため、自分に合った投資商品を選択することが重要です。
リスクを抑える上で効果的なのが分散投資と長期投資です。さまざまな資産に分散して投資を行うことで資産全体の値動きを安定させることができ、短期的な相場の変動に過剰に反応せず冷静に状況を捉えることができます。また、長期的に投資することで短期的な相場の動きが平準化されてリターンが安定することが知られています。
ただし、投資にはリスクが伴うため初心者の方は無理のない金額から始めることをおすすめします。分散投資と長期投資を基本としながら、自分の投資目的(老後資金や住宅購入など)を明確にした上で計画を立てましょう。
市場の効率性と「勝つ」ことの難しさ
投資の世界で知っておきたいのが「効率的市場仮説」という考え方です。この仮説では株価にはその時点における入手可能な全ての情報がすでに反映されており、常に適正な価格が形成されているとしています。
誰もが同じ情報を持ち、その情報を即時反映するという前提に立つとファンドマネージャーをはじめとしたプロでも市場平均を継続的に上回ることは難しいと言われています。IT技術の発達により市場が新たな情報を株価に反映させるスピードは格段に速くなっています。そのため投資初心者の方が勝ち続けるのは容易ではありません。
この効率的市場仮説を踏まえて、合理的な投資方法と言われているのが「インデックス投資」です。インデックス投資は特定の指数に連動するような運用成績を目指す投資方法で、投資信託等の商品では低コストで市場の平均的リターンを狙うことができます。
主な投資の種類と特徴
投資する際は自分で投資商品を選ぶ必要があります。以下で代表的な投資商品の特徴を見ていきましょう。
株式投資
株式投資とは企業が発行している株式の購入を通じて企業のオーナーになることと言えます。企業の株式を購入することで経営権や配当を受け取る権利を得られるのです。
株式投資のメリットは配当金を受け取れたり、将来的に株価が値上がりした時には売却益を狙えたりする点です。
ただし、個別企業の株式を購入する際には当該企業の財務状況やビジネスモデル、将来性を分析しなければなりません。
債券投資
債券投資とは政府や自治体、企業などが発行している債券を購入することです。債券は借用証書のひとつであり、債券の購入は国などの発行体へお金を投資することを意味します。
債券投資は株式よりもリスクが小さい投資商品として知られており、ポートフォリオを組む際には資産全体のバランスを保つ上で有用な存在です。ただし、株式よりも収益性は低く、市場金利が上昇すると債券価格は下落します。また、リスクが小さいとは言っても元本保証ではない点に注意が必要です。
投資信託
投資信託とは株式や債券、不動産などを組み合わせ、それらをパッケージ化した投資商品です。商品によって対象が異なり「全世界の株式を購入する商品」、「国内株式・国内債券・海外株式・海外債券に均等投資する商品」などさまざまな種類があります。
また、投資信託には運用方針により「アクティブ運用」と「パッシブ(インデックス)運用」の2つのタイプがあり、両者の特徴は以下のとおりです。
タイプ | 特徴 | 手数料 |
アクティブ運用 | 市場平均を上回るリターンを目指す | 比較的高い |
パッシブ(インデックス)運用 | 市場平均と連動するリターンを目指す | 比較的安い |
どちらの投資信託を選ぶべきかは投資家の目的や状況によって異なります。アクティブ運用はあくまでも市場平均を上回るリターンを目指すことが特徴ですが、必ずしも市場平均を上回るとは限りません。
実物資産
実物資産とは金やプラチナをはじめとした貴金属や不動産などです。一般的に実物資産はインフレに強く、無価値にならないため長期投資に適していると言われています。
例えば、金は「有事の金」と言われることもあり、有事の際における資産防衛機能を果たします。金は埋蔵量に限りがあり、その普遍的な価値が全世界で認められているため、株式や債券などのように無価値になるリスクが極めて小さい資産です。
また、実物資産は株式や債券とは異なる値動きをする傾向があります。分散投資の一環として機能するため、資産全体の安定性を高める上で有用です。
初心者の方におすすめの投資方法
投資初心者の方は自分のリスク許容度を踏まえた上で投資を始めましょう。
積立投資の活用
積立投資とは同じ投資商品を定期的に買い付ける投資方法で、「定額積立」と「定量積立」という2つの方法があります。定額積立は同じ商品を定期的に同じ金額だけ買い付ける積立方法で、この購入方法は「ドルコスト平均法」と呼ばれています。価格が下がった時には多くの量を価格が上がった時には少ない量を買い付けることで購入単価が平準化され、価格変動リスクを軽減できるのが利点です。タイミングを気にせずに継続的に投資できる点がメリットですので、「適切な投資タイミングが分からない」という方には合理的な購入方法と言えるでしょう。
また、積立商品の中に「純金積立」があります。あらかじめ設定した月々の積立購入金額で金を購入する方法です。少額から始めることができるので、長期的に資産運用したいという方は選択肢のひとつとして純金積立を選んでみてはいかがでしょうか。
インデックス投資
インデックス投資とは日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)など特定の指数に連動する運用を目指す投資方法であり、インデックスファンド(投資信託)などを購入するのが一般的です。積立投資とは相性が良く、NISAの「つみたて投資枠」を活用すれば、積立投資とインデックス投資を実践することができます。
インデックス投資のメリットはアクティブ投資と比較して低コストで分散投資が可能な点です。コストは投資家のリターンを削る要因のひとつなのでできるだけ抑えた方が合理的と言えるでしょう。
リスク管理と資産分散
投資する際はリスク管理を意識しつつ保有する資産を分散しましょう。長期的に安心して投資するためにもリスクを軽減する方法を実行することが大切です。
分散投資の実践
分散投資とは「銘柄」、「資産」、「地域」、「時間」を分けて投資することです。株式や債券、実物資産などにバランスよく投資したり、日本だけでなく海外の先進国や新興国にも投資したりすることも分散投資にあたります。
資産クラスや投資する国、地域を分散することで投資のリスクを抑えつつ、安定的にリターンを得られる可能性を高められます。例えば、日本の市場が不調であっても海外の市場が好調であれば資産価値全体のバランスを保つことができます。
また、投資するベストタイミングは誰にも分からないので購入するタイミングも分散しましょう。一度に大きな金額を投資すると結果的に高値づかみになってしまう可能性があるため、初心者の方はタイミングを分散する投資を実践すると良いでしょう。例えば、ドルコスト平均法を用いた純金積立を長期的に継続すれば、価格変動リスクを抑えた分散投資が可能になります。
金投資によるリスクヘッジ
資産の分散先のひとつとしておすすめなのが金投資です。金は経済状況や世界情勢が不安定な時の避難先として機能するため、価値が安定している安全資産として知られています。
また、金はインフレに強くインフレヘッジとしての役割も果たします。貨幣のようにインフレにより実質的な価値が損なわれるリスクが小さく、安心して保有できる点がメリットです。
金投資の中でも純金積立は少額から投資を始めることができます。金も価格が常に変動しますが、純金積立であればタイミングを分散して購入することができます。
純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー
これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。
しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。
三菱マテリアルは明治29年(1896年)から100年以上にわたって金の製錬に取り組んできた歴史があり、国際基準の高い品質を保証しています。
マイ・ゴールドパートナーでは金だけではなくプラチナや銀の積立もでき、月々3,000円から無理のない範囲で積立購入ができるほか、年2回まで任意の月を指定して、月額積立購入金額に加算できるボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入にも対応しているため、ご予算に応じて無理なく購入できます。
年会費は800円、積立購入手数料は1,000円につき26円(消費税込)または31円(消費税込)、ボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入の場合には手数料がかかりません。
保管料は消費寄託預かりでは無料、混蔵寄託預かりでは有料です。口座管理料はかかりません。
積み立てた金は金地金で現物を受け取ったり、金貨で返還を受けたり、市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けることができます。
現物引出手数料は金地金1本あたり4,000円~7,500円(サイズによって異なります。500g以上の金地金は無料)。配送手数料は1,500円(保険料込)です。
オンライントレード(インターネット取引サービス)を利用すればお手軽に取引ができるため、買い時や売り時を逃すことも少ないでしょう。当社店頭価格より優遇※されたWeb価格が適用されます。
※Web価格は当社店頭価格に比べ、金・プラチナで10円/g、銀で0.15円/gの優遇となっております。適用対象はオンライントレード取引での当日スポット購入、等価メタル変更サービス、市場売却受託サービスです。
詳細比較は以下ホームページ「マーケット情報・最新の価格」をご覧ください。
また「会員継続ボーナス」というユニークな特典があり、会員が会員契約期間開始日から会員契約期間満了日までマイ・ゴールドパートナーを継続してご利用いただいたことに対する特典として、会員契約期間満了日にお客様の消費寄託残高に加算します。
なお、金・プラチナ・銀の消費寄託、混蔵寄託の購入取引が対象です(混蔵寄託は金のみの取扱いとなります)。詳細は以下ホームページをご参照ください。
まとめ
投資を始める際は投資商品や投資方法の特徴を知っておくと良いでしょう。投資は誰でも簡単に利益を出せるわけではありません。事前にリスク許容度を把握し、ご自身に合った方法を考える必要があります。
また、投資にはリスクが伴いますが分散投資を意識すればリスクを抑えることができます。株式投資や債券投資だけでなく、金投資も実践することで長期的に安定した資産形成を目指してみてはいかがでしょうか。
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