鉱山ヘッジの削減

鉱山ヘッジとは、鉱山会社が行なっている「生産者ヘッジ」のこと。通常、鉱山会社では、金価格変動により将来被りうるリスクを回避または最小化するために、先物市場を利用してヘッジ取引(保険つなぎ行為)を行なっています。生産計画にそって生産している金現物の価格が、販売時に大きく下落していては死活問題になるからです。具体的に言えば、金鉱山会社が将来の生産見込み分の金現物を市場から借り、それをあらかじめ市場で売却して販売価格を確定、そして借りた金現物は生産した金現物で返済するということになります。
こうした鉱山ヘッジの取引量は、金価格が下落トレンドにある場合にことさら増大する傾向にあります。その一方、金価格が堅調に推移または上昇トレンドにある場合には、ヘッジ取引という保険は必要最小限で済みますから、取引量は削減される傾向にあります。

ちなみに鉱山ヘッジは、金価格が長期下落傾向にあった1990年代後半にとくに盛んに行なわれましたが、2001年以降は金価格上昇トレンドで逆に大きな損失を被る金鉱山会社もあり盛んにヘッジはずしつまり買い戻しが行われヘッジ取引そのものの解消がかなり進みました。

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