2019年以降、金価格は上昇を続けており、2025年以降も国内小売価格の最高値更新が続いています。
昨今の値動きを見て「今のタイミングで金を買うべきなのか?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では過去の金価格の推移をもとに、どのようなタイミングが買い時なのか、10年後の金価格がどうなっているのかを解説します。
目次
金価格は今どうなっている?過去最高値更新・上昇トレンドの背景を整理
2025年1月に14,000円台だった国内小売価格は、ほぼ右肩上がりに上昇を続け、同年9月末には20,000円台を突破し、12月末には25,000円を超えました。過去最高値の更新を続けている要因のひとつとして、米ドルに対する信認の低下が挙げられます。
米ドルは世界の基軸通貨として扱われていますが、米国の財政赤字や債務の拡大懸念により米ドルの信認を不安視する声が高まっています。
このような背景から、無国籍通貨と言われる金の需要が高まっています。また、地政学的リスクによる緊張も相まって、各国中央銀行による金の大量購入が進んでいることも、金価格を押し上げている大きな要因です。
金価格が変動する要因とは?

金価格は需要と供給のバランスによって決まりますが、具体的にどのような要因やタイミングで変動するのでしょうか。
ドル円の為替相場
国際的な金の取引には世界の基軸通貨である米ドルが用いられているため、為替相場は国内金価格に影響を及ぼす大きな要因となります。
例えば、米ドルの信用が低下しドル安の傾向が続くと、資産を守るために金の需要が高まり金価格も上昇する傾向があります。反対にドル高の状況下では下降する傾向が強まります。
また、ドル円の為替相場は国内金価格とも密接に連動しており、金の国際的な取引が米ドルをベースに行われているため、円安になると国内金価格は上昇します。
地政学的リスク
戦争や紛争などの緊迫情勢に呼応する形で、経済情勢が不安定になる場面も多々あります。
このような状況下では貨幣価値が下落したり株式などの資産価値も失われたりするリスクがあることから、資産を守るために金を購入する投資家が増えます。
また、世界各国の中央銀行は為替介入や有事の際に他国への債務返済などに用いるため、一定量の外貨を準備していますが、その一部として金を保有しています。
2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際には、ロシアが国際的な決済ネットワークから除外され、米ドルでの取引ができなくなる事態が発生しました。
そのため、それ以降は新興国の中央銀行を中心に、万が一に備えるために金の保有量を増やす動きが続いています。
このように地政学的リスクが高まっている局面では金の需要が高まることが多いのです。
景気の動向
株式、債券といった投資商品は景気の動向に左右されやすく、世界的な恐慌が発生すると資産価値が下落するリスクがあります。
しかし、金は現物自体に普遍的な価値が認められているため、景気の悪化が予想されると資産を金に移す投資家が増え、価格が上昇しやすくなるのです。
インフレーション
インフレによって物価が上昇すると、それに伴って金価格も上昇する傾向があります。特に短期間で急速にインフレが進むと貨幣の価値が下落し、資産が急速に目減りしていくことになります。
このようなリスクを抑えるために急速なインフレが進むと見込まれる時には、そのものに価値がある実物資産の金に対して資金を移動させる動きが活発化します。
中央銀行の政策
経済環境が悪化している局面では、中央銀行は金融緩和政策のひとつとして政策金利の引き下げを行うケースがあります。
政策金利が引き下げられると債券の利回りが下がり、金融機関に預金・貯金をした際の利息も低下するため、利息の付かない金との利回りの差が縮まることから、相対的に金の需要が高まる傾向があります。
金の買い時はいつなのか

金投資で利益を得るためには安値のタイミングを見極めることが重要と言えます。どのようなタイミングで金を購入すれば良いのか、3つの買い時をご紹介します。
経済が安定している時
経済情勢が安定し景気の状況も良好な時は、株式などの相場が上向きになり、より多くの利益を得られる可能性があります。
一方、金の場合は価値が安定しているため、企業のような成長を期待することができず、配当のようなインカムゲインを得ることができません。
アグレッシブな投資家にとっては積極的にリスクを取って資産を増やしたい局面となるため、金のような安全資産は売却されやすくなります。
しかし、このようなタイミングこそ金の買い時と考えることもでき、金価格が下がれば限られた資金でも多くの金を購入できます。
経済情勢は常に一定ではないため、その後不景気に陥り金価格が高騰したタイミングで高値売却し、多くの利益を得られる可能性もあります。
金利が引き上げられた時
中央銀行によって政策金利が引き上げられると、金融機関に預金・貯金した際の利息の割合も高くなります。
安全資産として金を保有していたものの、インカムゲインを得るために預金・貯金に資産を回す投資家も増えてくるでしょう。
その結果、政策金利が引き上げられたタイミングで金の需要は減っていき、金価格も安くなる傾向があるため、買い時のひとつと考えられるでしょう。
貨幣価値が高まっている時
金は基本的に貨幣の価値とは反対の値動きをします。
いわゆるデフレ下では貨幣価値が高まる一方で、相対的にモノの価値が下がります。したがって金価格にも下落の圧力がかかることになります。
このようなタイミングは金の買い時と見て良いでしょう。
結局金を今買うべきなのか?それとも今買うと損なのか?
2025年9月下旬以降、金の国内小売価格は20,000円/g以上の水準で推移しており、史上最高値の更新も相次いでいます。
このようなニュースを目にすると「今は金を購入するベストなタイミングなのか?」と疑問を感じる方もいらっしゃるでしょう。
金に限ったことではありませんが、投資商品の値動きは予想が極めて難しく「今が買い時」あるいは「◯年後が買い時」と断定できるものではありません。
ここでは「今買うべき理由」と注意点について考えていきましょう。

データ引用元:三菱マテリアル GOLD PARK 「金価格チャートライブラリー」
今買うべき理由(メリット)
金は高値圏での推移が続いていることから「今買うと高値づかみになってしまうのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。ただし、金価格の推移を見ても分かるとおり、長い間およそ右肩上がりに上昇してきた経緯があります。
そのため「いつか安くなったら買おう」と考えていると、買い時を逃してしまうかもしれません。
高値づかみが気になる場合は、一度にまとめて購入する方法ではなく、純金積立のようなタイミングを分散しながら購入する方法が適切と言えます。
一方で、金価格は長期的に見れば、長らく上昇を続けているため、一部では「急落するのでは?」と懸念する声も上がっています。短期的には価格調整が入ることも十分考えられるでしょう。金融資産の価格は常に上昇と下降を繰り返しながら推移するものです。
したがって、現在の価格水準で短期的な値上がりを期待して全ての資金を投じるような買い方は避けるよう注意しましょう。
金を買うべき人
金は安全資産のひとつとして知られているため「守りの資産」が必要と考えている方には適切な投資商品と言えます。より高値づかみのリスクを避けるためには、純金積立で購入するのも選択肢のひとつです。金は長期的な資産形成に適しているため、余裕資金で少額から始めると良いでしょう。
10年後の金価格はどうなっている?今後の値動きを予想

金投資を検討している方の多くは長期的な運用によってリスクを抑え、堅実に利益を上げていきたいと考えているのではないでしょうか。
それだけに今から10年後の金価格がどうなっているのか気になる方も多いはずです。先述のとおり金価格の予想はプロの投資家でも難しく、確定的なことは言えません。
しかし、過去20年間の金価格の推移を見ても分かるとおり、長期的には上昇トレンドが続いています。
直近5年間の動きを見ても、2021年以降金価格はほぼ右肩上がりに上昇を続けており、過去最高値を更新している状況です。
加えて、現在の地政学的リスクであるロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢が今後収束したとしても、台湾有事や各国中央銀行による金購入の継続など、金価格上昇の要因となるファクターは多数存在しています。
もちろん、過去最高値を更新し続ける右肩上がりの局面が、いつまでも続くとは限りません。
しかし、それ以上に重要なのは金そのものに普遍的な価値が認められており、価値が失われることがないという点です。
大きなリターンは期待できなかったとしても、大切な資産を守るという意味で金を保有しておくメリットは十分にあると言えるでしょう。
金を買うタイミングで損をしないためには純金積立がおすすめ

金投資は資産価値がゼロになるリスクはないと言っても、高値のタイミングで大量に購入してしまうと大きな損失を生むこともあります。
このような高値づかみのリスクを最小限に抑え、長期にわたって安定した資産運用を行うためには純金積立がおすすめです。
純金積立ではドルコスト平均法によって、毎月任意の金額を設定し一定額分の金を積立購入していきます。
金価格が高いタイミングでは少ない量の金を、安いタイミングでは多くの量の金を購入できるため、長期的なスパンで見ると購入単価を平準化できます。
また、金地金などの現物購入の場合にはまとまった資金が必要となりますが、純金積立は少額から積み立てできるため、無理のない範囲での資産運用が可能です。
資産運用や投資の経験がなく、買い時が分からない初心者の方にもおすすめの投資商品と言えるでしょう。
純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー
これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。
しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。
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積み立てた金は金地金で現物を受け取ったり、金貨で返還を受けたり、市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けることができます。
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まとめ
金価格は為替相場や地政学的リスク、景気の動向などさまざまな要因によって変動し、一般的には経済が安定している時や金利が引き上げられた時、貨幣価値が高まっている時などが買い時と考えられます。
しかし、これ以外のタイミングでも金価格が下がることはあり、経験豊富な投資家であっても値動きを完璧に見通すことは困難です。
高値づかみのリスクを抑え、長期的に安定した資産運用を目指すのであれば、ぜひ純金積立をご検討ください。
※本記事は更新時の情報です