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金は今のタイミングで買うべきなのか?10年後の金相場と値動きを予想

2019年以降、金価格は高騰しており、2024年に入り国内小売価格の最高値更新が続いています。

昨今の値動きを見て「今のタイミングで金を買うべきなのか?」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では過去の金価格の推移をもとに、どのようなタイミングが買い時なのか、10年後の金価格がどうなっているのかを予想します。

金価格が変動する要因とは?

金価格は需要と供給のバランスによって決まりますが、具体的にどのような要因やタイミングで変動するのでしょうか。

ドル円の為替相場

国際的な金の取引には世界の基軸通貨である米ドルが用いられているため、為替相場は国内金価格に影響を及ぼす大きな要因となります。

例えば、米ドルの信用が低下しドル安の傾向が続くと、資産を守るために金の需要が高まり金価格も高くなる傾向があります。反対にドル高の状況下においては金価格は安くなる傾向が強まります。

また、ドル円の為替相場は国内金価格とも密接に連動しており、金の国際的な取引が米ドルをベースに行われているため、円安になると国内金価格は上昇します。

地政学的リスク

戦争や紛争などの気運の高まりに呼応する形で、経済情勢が不安定になる場面も多々あります。

このような状況下では貨幣価値が暴落したり株式などの資産価値も失われたりするリスクがあることから、資産を守るために金を購入する投資家が増えます。

また、世界各国の中央銀行は為替介入や有事の際に他国への債務返済等に用いるため一定量の外貨を準備していますが、その一部として金を保有しています。

2022年のロシアによるウクライナ侵攻の際には、ロシアが国際的な決済ネットワークから除外され、米ドルでの取引ができなくなる事態が発生しました。

そのためそれ以降は新興国の中央銀行を中心に、万が一に備えるために金の保有量を増やす動きが続いています。

このように、地政学的リスクが高まっている局面では金の需要が高まることが多いのです。

景気の動向

株式、債券といった投資商品は景気の動向に左右されやすく、世界的な恐慌が発生すると資産価値が暴落するリスクがあります。

しかし、金は現物自体に普遍的な価値が認められているため、景気の悪化が予想されると資産を金に移す投資家が増え、価格が高騰しやすくなるのです。

インフレーション

インフレによって物価が上昇すると、それに伴って金価格も上昇する傾向があります。特に短期間で急速にインフレが進むと貨幣の価値が暴落し、資産が急速に目減りしていくことになります。

このようなリスクを抑えるために急速なインフレが進むと見込まれる時には、無価値にならない資産である金に対して資金を移動させる動きが活発化します。

中央銀行の政策

経済環境が悪化している局面では、中央銀行は金融緩和政策のひとつとして政策金利の引き下げを行うケースがあります。

政策金利が引き下げられると銀行に預金・貯金をした際の利子が少なくなるため、金利の付かない金が見直され、安全資産である金の需要が相対的に高まる傾向があります。

金の買い時はいつなのか

金投資で利益を得るためには安値のタイミングを見極めることが重要と言えます。どのようなタイミングで金を購入すれば良いのか、3つの買い時をご紹介します。

経済が安定している時

経済情勢が安定し景気の状況も良好な時は、株式などの相場が上向き、より多くの利益を得られる可能性があります。

一方、金の場合は価値が安定しているため、企業のような成長を期待することができず、配当のようなインカムゲインを得ることができません。

アグレッシブな投資家にとっては積極的にリスクを取って資産を増やしたい局面となるため、金のような安全資産は売却されやすくなります。

しかし、このようなタイミングこそ金の買い時と考えることもでき、金価格が下がれば限られた資金でも多くの金を購入できます。

経済情勢は常に一定ではないため、その後不景気に陥り金価格が高騰したタイミングに高値で売却し、多くの利益を得られる可能性もあります。

金利が引き上げられた時

中央銀行によって政策金利が引き上げられると銀行に預金・貯金した際の利子の割合も高くなります。

安全資産として金を保有していたもののインカムゲインを得るために預金・貯金に資産を回す投資家も増えてくるでしょう。

その結果、政策金利が引き上げられたタイミングで金の需要は減っていき、金価格も安くなる傾向があるため、買い時のひとつと考えられるでしょう。

貨幣価値が高まっている時

金は基本的に貨幣の価値とは反対の値動きをします。

いわゆるデフレ下では貨幣価値が高まる一方で相対的にモノの価値が下がります。したがって金価格にも下落の圧力がかかることになります。

このようなタイミングは金の買い時と見て良いでしょう。

結局金を今買うべきなのか?それとも今買うと損なのか?

2024年に入ってから金の国内小売価格は10,000円/g以上の水準で推移しており、史上最高値の更新も相次いでいます。

このようなニュースを目にすると、「今は金を購入するベストなタイミングなのか?」と不安に感じる方も多いでしょう。

金に限ったことではありませんが、投資商品の値動きは予想が極めて難しく、「今が買い時」あるいは「◯年後が買い時」と断定できるものではありません。

しかし、これまでの金価格の推移を振り返ってみると一時的な値下がりはあったとしても長期的なスパンで見ると上昇トレンドが続いているのは事実です。

データ引用元:三菱マテリアル GOLD PARK 「金価格チャートライブラリー」

10年後の金価格はどうなっている?今後の値動きを予想

金投資を検討している方の多くは長期的な運用によってリスクを抑え、堅実に利益を上げていきたいと考えているのではないでしょうか。

それだけに今から10年後の金価格がどうなっているのか気になる方も多いはずです。先述のとおり金価格の予想はプロの投資家でも難しく、確定的なことは言えません。

しかし、過去20年間の金価格の推移を見ても分かるとおり、長期的には上昇トレンドが続いています。

直近5年間の動きとしては2019年から2020年にかけて金価格が高騰し、その後一時的に下落しました。しかし、2019年以前の水準まで落ちることはなく、再び上昇基調に転じています。

加えて、長期化の様相を見せているロシアによるウクライナ侵攻が今後終結したとしても、台湾有事や中東情勢悪化に対する懸念などはくすぶっており、金価格上昇の要因となりそうなファクターは存在しています。

とは言え、2019年以降のような金価格の高騰は稀なケースであり、今後このように大きな波が再び到来するかは分かりません。

しかし、それ以上に重要なのは金そのものに普遍的な価値が認められており、価値が失われることがないという点です。

大きなリターンは期待できなかったとしても、大切な資産を守るという意味で金を保有しておくメリットは十分にあると言えるでしょう。

金を買うタイミングで損をしないためには純金積立がおすすめ

金投資は資産がゼロになるリスクはないと言っても、高値のタイミングで大量に購入してしまうと大きな損失を生む可能性もあります。

このような高値づかみのリスクを最小限に抑え、長期にわたって安定的な資産運用を行うためには純金積立がおすすめです。

純金積立ではドルコスト平均法によって、毎月任意の金額を設定し一定額分の金を積立購入していきます。

金価格が高いタイミングでは少ない量の金を、安いタイミングでは多くの量の金を購入できるため、長期的なスパンで見ると購入単価を平準化できます。

また、金地金などの現物購入の場合にはまとまった資金が必要となりますが、純金積立は少額から積み立てできるため、無理のない範囲での資産運用が可能です。

資産運用や投資の経験がなく、買い時が分からない初心者の方にもおすすめの投資商品と言えるでしょう。

純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー

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これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。

しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。

三菱マテリアルは明治29年(1896年)から100年以上にわたって金の製錬に取り組んできた歴史があり、国際基準の高い品質を保証しています。

マイ・ゴールドパートナーでは金だけではなくプラチナや銀の積立もでき、月々3,000円から無理のない範囲で積立購入ができるほか、年2回まで任意の月を指定して、月額積立購入金額に加算できるボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入にも対応しているため、ご予算に応じて無理なく購入できます。

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まとめ

金価格は為替相場や地政学的リスク、景気の動向などさまざまな要因によって変動し、一般的には経済が安定している時や金利が引き上げられた時、貨幣価値が高まっている時などが買い時と考えられます。

しかし、これ以外のタイミングでも金価格が下がることはあり、経験豊富な投資家であっても値動きを完璧に見通すことは困難です。

高値づかみのリスクを抑え、長期的に安定した資産運用を目指すのであれば、ぜひ純金積立をご検討ください。

※本記事は投稿時の情報です