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金(ゴールド)と銀(シルバー)どっちに投資する?それぞれのメリットを比較

投資の目的やスタイルは人によって異なり、それぞれに合った投資商品を選ぶことが大切です。

投資経験のない初心者の方や資産を守るために分散投資を検討している方にとっては、できるだけリスクを抑えて、長期的に資産を運用できる投資商品が理想と言えるでしょう。

本記事では長期的に資産運用する上で押さえておきたい金投資と銀投資の違いについて詳しくご紹介します。

金(ゴールド)と銀(シルバー)の特徴

金(ゴールド)と銀(シルバー)は実物そのものに価値があるため、資産運用を目的として多く取引されています。

金も銀もそれぞれの魅力があり、足許の過去1年間では金も銀も同程度の価格パフォーマンス(価格上昇幅 約1.3倍/年)を示しているため、資産運用でどちらかを選択するとなると判断は難しいものです。

投資商品として金と銀を比較した場合、それぞれどういった違いがあるのでしょうか。

金(ゴールド)の特徴

金は希少性の高い金属であり、古くから通貨として用いられてきた歴史があります。

国や地域を問わず共通の価値が認められているため、世界的な恐慌や有事の際にも価値が下がりにくく、安全資産として注目されています。

一方、需要と供給のバランスによって常に価格が変動してはいるものの、株式などの投資商品に比べると値動きの幅が小さく、短期的に大きなリターンを得にくいという特徴があります。

また、金は配当や利息のようなインカムゲインを得られる投資商品ではありません。

なお、経済情勢が良好で株価の上昇が続く局面では、株式などリスク資産への需要が高まるため、金の需要は低下し価格も安くなる傾向が見られます。

反対に経済情勢の悪化が見込まれる局面や貨幣価値の下落が予想される場面では、普遍的な価値を持つ金の需要は高まり、価格は高くなる傾向が見られます。

そのため金は株式と反対の値動きを見せることが多いのです。

銀(シルバー)の特徴

銀も金と同様、古くから通貨として用いられてきた歴史があります。

しかし、金に比べて産出量が多いことから希少性は低く、1gあたりの価格は金が12,700円程度(2024年4月現在)に対し、銀は150円程度(2024年4月現在)と安価です。

また、銀は古くから宝飾品の材料として用いられてきましたが、近年では工業用の需要が大半を占めており、特に半導体や太陽光発電の分野においては欠かせない材料となっています。

ただし、工業素材としての需要が大きいだけに、銀価格は経済情勢に左右されることが多く、乱高下しがちな特徴があります。

さらに、銀の市場規模は小さいため、大口の投資家が売買したりすると値動きに反映されやすいという特徴があります。

金投資のメリットとデメリット

前述のとおり金(ゴールド)と銀(シルバー)の違いを踏まえ、投資商品としてどういったメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。

金投資のメリット

金投資の主なメリットは以下の3点です。

価格変動が小さく長期の資産運用に向いている

金は産出量が限られているため希少性が高いこと、実物そのものに価値があるため価格の変動幅が小さい傾向があります。

資産価値がゼロになる心配のないことはもちろんですが、短期的に大きな値動きによって資産を失うリスクは低いため、長期の資産運用に適しています。

不況や有事に備えることができる

株式や債券といったペーパー資産は、発行体の企業の信用低下や不況、国際的な有事などの際に資産価値を損なうリスクがあります。

しかし、実物資産である金は紛失や盗難などに遭わない限り資産を失う心配はなく、資産価値の暴落に備えることができます。

さまざまな投資商品から選択できる

金投資には、実物資産(金地金や金貨など)を購入する方法以外にも、純金積立や金先物取引などさまざまな方法があります。

例えば、実物資産を購入するにはまとまった資金が必要ですが、純金積立であれば月々数千円からスタートすることができ、収入や家計の状況に応じて無理のない投資が可能です。

金投資のデメリット

金投資のデメリットとして考えられるのは以下の3点です。

短期で大きなリターンは得にくい

金は価格変動が小さく守りの資産運用に適していますが、短期で大きなリターンを得るには不向きな投資商品と言えます。

よってリスクを覚悟して短期的なリターンを狙いたい場合には、金投資以外の投資商品を検討してみるとよいでしょう。

銀に比べると高価

金は銀に比べて高価であり、同じ金額で購入できる量には大きな差があります。

例えば、100gを購入する場合、銀であれば15,000円程度(2024年4月現在)で購入できますが、金の場合は120万円以上(2024年4月現在)の資金が必要です。

インカムゲインを得られない

実物資産の保有や純金積立では、株式の配当金や預貯金の利息のようなインカムゲインは得られず、キャピタルゲイン(売買差益)によって資産を増やしていかなければなりません。

銀投資のメリットとデメリット

次に、銀投資のメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

銀投資のメリット

銀投資の主なメリットは以下の3点です。

金に比べると安価に購入できる

銀は金に比べて安価です。

金のデメリットでも触れたとおり、例えば100gの銀は15,000円程度で購入できます。(2024年4月現在)

限られた資金でまとまった量の実物資産を購入できるのは銀投資の魅力と言えるでしょう。

短期的なリターンを狙える可能性がある

銀は工業向けの需要が高いため経済情勢や景気動向に左右されやすく、市場規模は金に比べると小さいことから値動きの幅が大きい特徴があります。

経済情勢を見極めて銀価格が上がるタイミングを予測できれば、短期的なリターンを狙える可能性もあるでしょう。

工業素材として将来性が期待できる

銀は半導体や太陽光発電といった分野において欠かすことのできない素材のひとつです。

近年、多くの企業においてDXの取り組みがスタートしているほか、CO2排出削減に向けて再生可能エネルギーの需要も高まっています。

今後も半導体や太陽電池の生産量が増加することにより、銀価格が上昇することも考えられるでしょう。

銀投資のデメリット

銀投資のデメリットとして考えられるのは以下の3点です。

投機色が強いためリスクが大きい

価格の変動幅が小さく長期での運用に適している金に比べて、銀は短期的な値動きの幅が大きく投機色が強い投資商品です。

短期のリターンを狙える可能性がある一方で、資産価値が低下するリスクも秘めています。

価格変動の要因が複雑

銀も金と同様に実物そのものに価値があるため、価格の変動幅は異なるものの、価格が上がったり下がったりするタイミングは似ている傾向が見られます。

また、銀は工業素材としての側面もあるため、経済情勢や景気動向に左右されることも少なくありません。

価格変動の要因が複雑で相場の予測が難しいことはデメリットと言えるでしょう。

インカムゲインを得られない

銀投資も金投資と同様にインカムゲインは得られないため、キャピタルゲインのみで資産を増やしていく必要があります。

結局、金と銀どちらに投資すべき?

これまでご紹介したように金投資と銀投資はそれぞれ特徴が異なるため、一概にどちらが良い・悪いと評価できるものではありません。

重要なのは投資の目的やスタイルに応じて使い分けることです。

金投資と銀投資が向いているのはどのような人なのか、それぞれのパターンで整理してみましょう。

向いている人 向いていない人
金(ゴールド) リスクを抑え守りの資産運用
を行いたい方

長期的な資産運用を行いたい方
短期的に大きなリターン
を狙いたい方

インカムゲインを得たい方
銀(シルバー) リスクを理解した上で短期的な
リターンを目指す方
リスクを抑え守りの資産運用
を行いたい方

インカムゲインを得たい方

長期で安定した資産運用がしたいなら純金積立がおすすめ

銀投資は金投資に比べると価格の変動幅が大きいため、短期的に大きなリターンを狙える可能性があるハイリスク・ハイリターンの投資商品と言えます。

一方、金投資は価格の変動幅が小さいため、長期的な資産運用に適してはいるものの、現物を購入するためにはまとまった資金が必要となり、購入するタイミングによっては高値づかみのリスクもあります。

長期的に安定した資産形成を目的とするのであれば、金投資の中でも特に純金積立がおすすめです。

純金積立はドルコスト平均法を採用し、毎月任意の購入金額を設定して継続的に積立購入していきます。

これにより高値の時には少ない量の金を安値の時には多くの量の金を購入でき、購入単価を平準化し、高値づかみのリスクを軽減することができます。

また、積立購入金額は月々数千円から設定できるため、手元にまとまった資金がない方でも無理のない範囲で投資を始めることができます。

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まとめ

投資商品として金(ゴールド)と銀(シルバー)を比較した場合、長期にわたって安定的な資産運用を行うには金投資が、短期的なリターンを狙うのであれば銀投資がおすすめと言えるでしょう。

リスクを抑え安定的に資産を運用していくことを目的とするのであれば、金投資の中でも特に純金積立がおすすめです。

ドルコスト平均法によって購入単価を平準化し、高値づかみのリスクを抑えられることはもちろん、月々数千円と少額からでも始められるため、手元にまとまった資金がない方でも安心です。

金投資と銀投資で迷っている方は、本記事でご紹介した内容を参考に自分に合った投資商品を選択しましょう。

※本記事は更新時の情報です