純金積立・金ETF・金地金...おすすめの金投資方法はどれ?

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古くから、権力や富の象徴となってきた金。21世紀の今でも、その価値が失せることはありません。 世界的に景気が低迷し経済不安が高まっています。我が国でもマイナス金利が導入され、これまでに経験したことがない低金利時代に突入しました。また、テロや自然災害などの社会リスクも高まっています。こうした不安な時代には、株式や債券などのペーパー資産や通貨だけでなく金をはじめとする実物資産にも注目が集まっています。 金投資には、純金積立や金ETF(上場投資信託)、また金地金(インゴット)、金貨といった現物を購入するなどの方法があります。今回は、金投資の様々な手段についてご紹介します。

100グラムバーの需要が拡大、少額投資や子ども世代への贈り物なら金貨はいかが

金地金や金貨は、地金商や宝飾店などで購入することができます。少額から貯めていきたいという方は、数万円から購入できる金貨がよいでしょう。また、お子さん、お孫さんへのお年玉や誕生日の際に、プレゼントとして贈るのもおすすめです。子どものうちは価値が理解できずに不満に思われてしまうかもしれませんが、大人になったときにきっと感謝されることでしょう。

最近、金地金は100グラムのゴールドバーの人気が拡大しています。100グラムであれば、55万円前後(2019年12月現在)で購入できます。

ただし、金地金を購入した場合、自宅での保管場所に困り、セキュリティー的にも不安があります。そうした場合は、銀行の貸金庫に入れるなどの対策が必要になります。

月々少額からの純金積立

純金積立であれば、月々少額から金投資を始められます。地金商や証券会社、銀行などで取り扱いがあります。三菱マテリアルの「マイ・ゴールドパートナー」なら、月々3000円から。入会手続きが必要ですが、少額から簡単に始められる金投資方法のひとつです。価格変動リスクを抑えて毎月少しずつ投資したい方におすすめです。

金ETFは値段の変動に応じた取引が可能

金ETFは、上場型の投資信託です。株式のように日々価格が変動するので、もっとも「投資している」と実感できる商品かもしれません。証券会社などで口座を開設して、株式と同じように売買します。こちらも、純金積立と同様に、少額から投資が可能です。ただし、ドルコスト平均法で毎日(営業日)着実に買い付ける純金積立とは異なり、ご自身で購入のタイミングを判断する必要があります。

ハイリターンが狙える先物投資、「売り」からはじめられるのも魅力

少ない投資で大きな利益を狙うことができるのが先物投資です。先物投資のメリットは、商品を買うばかりではなく、商品を保有していない場合でも売ることから取引をはじめられる点です。「将来金価格が下落していきそうだな」と予想しているのであれば、まずは「売り」から始めて、将来的に値段が下がったときに買い戻せば、その差額で利益を得ることができます。ただし、先物投資はコツや知識が必要なので投資上級者向けといえるかもしれません。

資産状況に合わせて最適な投資手段を選ぼう

金投資の代表的な手段を5つ紹介しました。それぞれの手段には、メリットやデメリットがあります。ご自身の資産や余剰資金などの状況も合わせて、適切な投資手段を選ぶことが大切です。

堅実な投資を目指すなら、純金積立がおすすめです。
純金積立では、価格変動のリスクを抑えて購入できる「ドルコスト平均法」が用いられています。ドルコスト平均法では価格変動にかかわらず、あらかじめ設定した金額分の金を購入していきます。

この購入方法では、金の価格が上がった時は買付重量が少なく、下がった時は多くなるため価格変動リスクを抑制することができます。

次項では「金投資にかかわる税金や法律」についてご紹介します。純金積立などの金投資をはじめる前にチェックしましょう。

  • 本記事の内容は記事公開時(2016年8月)の情報です。(2019年12月一部更新)