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【銀相場リアルタイムチャート掲載】価格変動要因や展望など、銀投資の基本の「き」を解説

世界的にインフレが続く中、金と並んで実物資産の投資対象として注目されているのが銀です。金投資を検討している方の中には「分散投資先として銀に関する情報も集めたい」と考える方も多いでしょう。

この記事では、銀価格が高騰する要因や今後の展望など、銀相場に関する基本情報について解説します。

    この記事のポイント

  • 銀価格の変動要因には金銀比価や工業需要などが挙げられる
  • 銀価格は短期的には上昇する可能性がある
  • 銀投資は純金積立と比べてハイリスク・ハイリターン

銀価格のリアルタイムチャート

下のグラフは銀価格のリアルタイムチャートです。銀価格は日々変動しています。銀価格に興味のある方は随時チェックしておきましょう。

貴金属価格推移
プラチナ

銀の用途とは?

銀は金とともに人類の発展に寄与している金属であり、現在でもさまざまな用途に使用されています。ここでは主な3つの用途を紹介します。

工業用途

銀は熱伝導率の高さや抗菌効果など、さまざまな特性を持ちます。銀の需要の多くが工業用途であり、太陽光パネルや電子機器・半導体、フィルム(感光材)にも銀が使われています。他にも乾電池や防臭剤など、私たちの日常生活を支えるシーンでも銀は多岐にわたって活躍しています。

宝飾品

独特の光沢感から銀は指輪やネックレスなどの宝飾品としての用途があります。また、銀は金やプラチナと比べて安価なため適切な価格で宝飾品の購入ができる点も特徴です。

投資対象

貴金属の投資と言えば、金投資を思いつくかもしれませんが、銀も投資の対象として日々多くの投資家に売買されています。銀投資の主な手法には以下4つが挙げられます。

  • 積立購入:月々数千円から定期的に銀へ投資を行う
  • 現物購入:銀のインゴットや銀貨などの現物を購入する
  • ETF(上場投資信託):銀相場と連動するように設定された投資商品であるETFへ投資を行う
  • 先物取引:取引時点で将来の売買価格や期日などを約束して売買する先物取引を行う

銀価格は金価格と比べて価格の変動幅が大きい傾向があるため短期的なリターンを狙うことができます。一方、価格変動幅が大きいということは大きく値下がりするリスクもあるということです。そのため金と比べて銀はハイリスク・ハイリターンな投資商品と言えるでしょう。

銀価格が変動する主な要因について

日々変動する銀価格ですが、その要因は何でしょうか。ここでは銀の価格に影響を及ぼす4つの要因を解説します。

金銀比価を参考にした取引

「金銀比価」とは金価格を銀価格で割った比率のことです。金銀比価はその値が上昇すればするほど銀は金に対して割安であることを示し、逆に下落すればするほど銀が金に対して割高になることを示します。

投資家の中にはこの金銀比価を判断材料として、金銀比価が高い時に割安な銀を買い、金銀比価が低い時には割高な銀を売る方もいるようです。ちなみに金と銀の価格が法律で決まっていた時代に金銀比価を決めたのは万有引力を発見した物理学者として有名なニュートンです。

世界の経済状況

世界の景気動向は銀に限らずあらゆる製品やサービスの需要に影響を与えます。特に銀は工業用途の需要が多く、好景気時には工業生産が増加し、価格が上昇する傾向があります。逆に不景気時には工業生産が縮小し、価格が下落する傾向があります。

このように銀相場は世界経済や工業生産の動向にとても敏感に反応することが特徴です。

産出国の状況

銀の主な産出国にはメキシコや中国、ペルーなどが挙げられます。これら産出国の国内情勢や生産量によって、銀価格に影響を及ぼすケースがあります。

銀価格が上昇する理由とは?

銀投資をするにあたって押さえておきたいのが銀価格が上昇する理由です。ここでは銀価格が上昇する4つの理由を解説します。

金価格が上昇している時

銀や金はともに投資家から「安全資産」として認識されており、銀価格と金価格は一定の連動性があります。そのため金価格が上昇している場面では銀価格も上昇する傾向にあります。例えば、2020年のコロナショックでは金価格が史上最高値を更新し、それに伴い銀価格も上昇しました。このように金価格が上昇すると代替的な投資先として銀に注目が集まり、銀価格も同時に上昇することがあります。

工業需要の高まり

前述のとおり、銀は工業用途として使われているため工業需要が高まれば銀価格の押し上げ要因となります。銀の工業用途は多岐にわたりますが、中でも今後の需要拡大が見込まれているのが太陽光パネルと半導体です。両者の需要が投資家の予想以上に高まれば、銀価格の上昇が期待されます。

インフレーション

インフレとは物価が継続的に上昇する状態のことです。つまり「インフレが起きている=実物資産である銀価格も上昇している可能性が高い」と言えます。ちなみにインフレが進むということは貨幣価値が相対的に低くなっているということですから、銀投資することでインフレ対策にもなるでしょう。

生産量が減少している時

銀価格に関わらず、製品やサービスの価格は需要と供給のバランスで決まります。具体的には「供給>需要」であれば価格は下がり、「供給<需要」の場合は価格が上昇します。
同様に銀の生産量が減少すると供給は減り、「供給<需要」の構図となるため銀価格が上昇しやすくなります。

ちなみに銀の生産量は過去10年間、鉱山生産量(約26千トン/年)、リサイクル供給を合わせほぼ一定(約32千トン/年)であり、銀の鉱山生産量は亜鉛鉱や鉛鉱等の副産物として生産されるため、一概に増やすことは難しいと言われております。

銀価格は今後どうなる?

ここまで銀についてさまざまな観点から解説しましたが、気になるのは銀価格の今後の展望でしょう。
銀価格は今後、上昇トレンドが続く可能性が高いと言われています。その背景として、インフレの継続と需要と供給のバランス、特に工業需要の高まりの2つの要因が挙げられます。
まず、IMF(国際通貨基金)によると2024年以降の世界全体のインフレ率が2024年5.9%、2025年4.4%に達するとされています。このようなインフレの継続は実物資産である銀の価格上昇につながるでしょう。

また、工業需要の高まりも銀価格の上昇を後押しします。特に太陽光パネル需要の拡大が見込まれており、The Silver Instituteの需給レポートによると2023年の太陽光パネル向け銀需要は前年比で約64%の増加、2024年の同需要も約20%の増加を見込んでいます。
一方で供給面は前述の通りに銀生産量は増やす事が難しい背景があります。

リスクを抑えた資産運用なら積み立てがおすすめ

インフレの継続や工業需要の高まり、及び需要と供給のバランスから銀価格は上昇しており今後も上昇する可能性が高いと考えられます。
例えば2019年初から2024年10月までの過去5年間の銀価格は約2.2倍の上昇が確認できます。これは同期間に約2.3倍の上昇が見られた金価格と同水準の価格パフォーマンスをしていると言えます。
よって従来は、銀は金と比べて市場が小さく、乱高下するリスクが高い傾向があり、そのため「価格の乱高下に一喜一憂したくない」、「安定性の高い投資商品へ投資をしたい」といった銀の積立ではなく、金の積立を好む方も散見されましたが、今後は銀積立もおすすめできる商品と考えております。
当社は金の積立同様にドルコスト平均法を利用した銀積立もありますので、ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

また、昨今の新聞でも取り上げられておりましたが、2024年内での金価格および銀価格のパフォーマンスは日経平均やS&P500などの株式に比して高いとの評価を得ており、投資先として期待が高まっている事が分かります。
ところでそのような純金積立や銀積立とはどのようなものでしょうか。

純金積立や銀積立は毎月1,000円〜3,000円程度の少額から始められ、月々決まった金額で買い付けていくため投資のタイミングを図る必要がなく、初心者の方にもオススメの投資手法です。ドルコスト平均法によって価格が高い時には少ない量を、安い時には多くの量を購入することで、長期的に見れば購入単価を平準化し、高値づかみのリスクを軽減することができます。

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まとめ

今回は銀相場に関する基本情報をまとめてみました。銀は金と比較して市場が小さく価格が乱高下しやすい貴金属ではありますが、一方では前述のとおりに過去5年間での推移を見ると金価格同様のパフォーマンスも示していることから、資産運用をしたい方には「純金積立」にあわせて「銀積立」をしてみてはいかがでしょうか。自分の性格や資産状況などに応じて、投資商品や投資手法を検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事は投稿時の情報です