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銀投資のデメリットとは?金・プラチナとの比較や今後の動向も予想

貴金属を対象とした投資商品には金やプラチナがあり、銀投資もそのひとつ。

しかし、選択肢が複数あることによって、どれが自分に合っているのか判断に迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では銀投資の方法やメリットとデメリット、金・プラチナとの比較について解説します。

銀の投資商品としての特徴

冒頭でもご紹介したとおり、銀は投資商品としての一面も持っています。

2024年6月28日時点での銀価格は167.64円/g。それに対して金は13,263円/g、プラチナは5,737円/gであることを考えると、銀は安価ということが分かります。

その理由として、銀は金やプラチナと比較すると産出量が多く、希少価値で言えば金・プラチナに軍配が上がるからです。

また、金と銀を比較すると価格の変動幅やそもそもの変動の傾向自体にも違いが見られます。

金は主に宝飾品や投資商品としての需要が高く、現物そのものに普遍的な価値が認められているため、価格が変動しにくいことが特徴です。

一方、銀は主に電子部品や太陽光発電システムなどの素材として用いられることが多いため、価格が工業分野の景気動向に左右されやすいことが特徴です。

また、金に比べると銀の市場規模は小さいため、投資家による大口の取引の影響で価格が変動することもあります。

主な銀投資方法

銀投資にはさまざまな方法があり、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。本記事では「積立購入」「現物購入」「投資信託・ETF」「先物取引」に分けて解説します。

積立購入

金だけではなく銀の積立も行っている運営会社があります。月々数千円から無理のない範囲で積立購入できます。

現物購入

現物購入とは銀のインゴットや銀貨などの現物を購入する方法です。

銀の現物は金属メーカーや地金商などから購入するのが一般的で、売りたいタイミングで売却して現金化できるのが現物購入の強みと言えるでしょう。

銀投資の中ではシンプルで分かりやすい方法ですが、購入後は自身で保管・管理しておく必要があります。

投資信託・ETF

銀の投資信託とは銀の相場に価格が連動するよう運用されている投資商品です。

このうち東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託は「ETF(Exchange Traded Funds)」と呼ばれます。

投資信託は日ごとに算定される基準価額によって取引を行うため、株式のようにリアルタイムで変動する価格に合わせて取引をすることができません。

一方、ETFにはこのような制限がなく、常に変動する値動きに合わせた取引が可能です。

投資信託やETFは資産運用のプロであるファンドマネージャーが運用しており、少額からでもスタートできるため、投資経験のない初心者の方でも始めやすいでしょう。

先物取引

先物取引とは取引時点で将来の売買価格を約束する投資方法です。

将来的に銀価格が上がると予想される場合、現時点で銀の売買を予約しておくことで、将来値上がりした価格との差分を利益として受け取ることができます。運営会社によっては予約した価格で銀の現物を受け取ることも可能です。

更に、先物取引ではレバレッジを効かせることもできるため、手元資金が限られている場合でも多くの銀を購入できるのがメリットです。

ただし、予想に反して銀価格が下落した場合は、そのレバレッジがマイナスの方向に働き想定以上の損失を生んでしまう可能性があります。

銀投資を始める前に理解しておくべきデメリット

投資を始める際にはそれぞれの方法のメリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切です。

銀投資で押さえておくべき2つのポイントをご紹介します。

インカムゲインを得られない

インカムゲインとは資産を保有しているだけで得られる利益のことで、例えば預金・貯金の利息や株式の配当金などが代表的です。

一方、資産の売買によって得られる利益はキャピタルゲインと呼ばれます。

銀投資の場合、銀の現物を保有していてもインカムゲインを得られないため、キャピタルゲインのみで資産を増やさなければなりません。

景気の影響を受けやすい

銀は投資商品としての需要より、電子部品をはじめとした工業用素材としての需要が高い貴金属です。

そのため工業分野の景気動向に左右されやすく、電子部品などの需要が低迷すると銀価格は下落する傾向があります。

また、銀は金に比べると値動きが大きく投機色が強いため、リスクを抑えた資産運用を行うのであれば、他の投資商品や投資方法を検討すると良いでしょう。

銀投資のメリット

銀投資はデメリットばかりではなく、ここではメリットとして考えられるポイントをご紹介します。

金・プラチナと比べて安価

先述のとおり、銀は金やプラチナに比べ安価なため、少ない金額で多くの量を購入できます。

インフレに強い

インフレによって物価が高騰すると、工業分野において必要不可欠な素材である銀の価格は高くなる傾向があります。

急速にインフレが進むと通貨の価値が下落するため、預金・貯金としての資産が目減りする可能性がありますが、実物資産として銀を保有しておくことでインフレ対策に役立つ場合があるでしょう。

銀投資の今後はどうなる?

銀投資の今後を予想するためには、需要の高い工業分野の動向を見極めることが大切です。

電子部品や太陽光発電システムの需要は今後も更に高まると予想されており、それに応じて銀価格が上昇していく可能性があります。

一方、海外の主要国では政策金利が上昇しており、日本においても2024年3月にマイナス金利の解除が決定され利上げ姿勢に転換しました。

政策金利が上昇すると国債をはじめとした投資商品の需要が高まるため、短期的に見れば銀価格は下落する可能性が十分に考えられます。

金・銀・プラチナの特徴を比較してみよう

銀と比較されることの多い貴金属の投資商品として金やプラチナがありますが、それぞれどういった特徴があるのでしょうか。

プラチナ
素材の用途 宝飾品 ・電子部品
・太陽光発電システム 
など
・自動車用触媒
・太陽光発電システム
・宝飾品
など
価格の変動幅 小さい 大きい 大きい
主な価格変動要因 ・景気動向
・地政学リスク
・金融政策
・工業分野の景気動向
・国際情勢
・工業分野の景気動向
・産出国の情勢
直近(※)の価格 13,263円/g 167.64円/g 5,737円/g
メリット ・短期的な値動き
 の幅が小さく
 長期投資に
 向いている
・金価格は近年上昇
 傾向が続いている
・価格が安いため
 多くの量を購入
 できる
・短期的なリターン
 を狙える可能性が
 ある
・工業分野での
 継続的な需要が
 見込める
・金と比べると1g
 あたりの価格が
 安い
・金よりも希少性
 が高く需要が
 多岐にわたる
デメリット ・短期でまとまった
 リターンを
 得にくい
・単価が高いため、
 まとまった資金が
 必要
・価格の変動幅が
 大きい
・景気変動の影響
 を受けやすい
・価格変動の要因が
 複雑
・景気変動の影響を
 受けやすい
※2024年6月28日時点の価格を参照

貴金属へ投資する目的として大きいのは、その普遍的な価値に着目し、有事に備えて安全資産として手元に置いておくことではないでしょうか。

金・銀・プラチナを比較すると、リスクを抑え安定的な資産運用を行うためには金が有効と捉えることができそうです。

一方で、資産運用や投資はひとつの方法や銘柄に一極集中させるのではなく、リスクを避けるためにも分散して運用することが基本と言えます。

リスクヘッジのために分散投資をしつつ、同時にリターンも期待したい方は金に加えて銀積立も行ってはいかがでしょうか。

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まとめ

銀は金やプラチナに比べて安価なため、少ない金額でも多くの量を購入できます。

しかし、その一方で工業分野の景気動向に左右されやすく、価格変動が大きいため売買のタイミングを見誤ってしまうと損失を生むリスクも大きいと言えます。

リスクを分散し、長期的に安定した資産運用を行うためには、金に加えて銀への投資も検討してみてはいかがでしょうか。

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※本記事は投稿時の情報です