人生100年時代と言われている現在、老後の備えの一環として資産運用への意識が高まっています。しかし「資産運用はまとまったお金がないとできないのでは?」と疑問を感じる方も少なくありません。
ここでは、資産運用に取り組んでいる方の金融資産保有額や少額から始められる運用方法についてご紹介します。
目次
- 資産運用は少額からでも始められる
- 積立投資なら毎月数千円からスタートできる
- 積立投資はリスク分散の効果があり、初心者向きの運用方法
この記事のポイント
資産運用にはまとまったお金が必要?
資産運用と聞くと「まとまったお金が必要」、「富裕層が取り組むもの」といった限定的なイメージを抱く方もいらっしゃることでしょう。しかし実際はまとまったお金がそれほどない方でも資産運用に取り組んでいます。
ここでは資産運用に取り組んでいる方の金融資産保有額についての調査結果をご紹介します。
資産運用は富裕層だけが取り組むものではない
日本証券業協会の「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書(2024年12月)」では、資産運用に取り組んでいる方の金融資産保有額に関する調査を行っています。回答者全体の結果は以下のとおりです。
| 10万円未満 | 4.3% |
| 10万~50万円未満 | 3.7% |
| 50万~100万円未満 | 6.4% |
| 100万~300万円未満 | 13.2% |
| 300万~500万円未満 | 11.7% |
| 500万~1,000万円未満 | 16.7% |
| 1,000万~3,000万円未満 | 23.6% |
| 3,000万~5,000万円未満 | 9.5% |
| 5,000万円以上 | 11.0% |
出典:日本証券業協会|個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書 2024年12月
こちらの結果を見ると、金融資産保有額が1,000万円未満の方が半数以上(56%)を占めています。
また、同調査では資産運用に取り組む方の年収に関する調査も実施しました。全体の回答結果は以下のとおりです。
| 300万円未満 | 41.4% |
| 300万~500万円未満 | 25.2% |
| 500万~700万円未満 | 15.2% |
| 700万~1,000万円未満 | 11.5% |
| 1,000万~1,200万円未満 | 2.8% |
| 1,200万~1,500万円未満 | 1.6% |
| 1,500万~2,000万円未満 | 0.9% |
| 2,000万円以上 | 1.4% |
出典:日本証券業協会|個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書 2024年12月
ここでは「年収500万円未満」と回答した方が全体の6割以上(66.6%)を占める結果となりました。
これらの結果から「資産運用は決して富裕層や収入が多い方だけが取り組むものではない」ということが分かります。
積立投資なら少額投資から始められる
資産運用の中には少額から始められるものもあります。「積立投資」がその一例であり、まとまった金額を一度に投資するのではなく、毎月一定額を投資していく手法です。
「一度にまとまった資金を投資するのが不安」、「まずは少額から始めたい」という方は積立投資を検討してみましょう。
最低投資金額は金融機関や投資先によって異なりますが、純金積立やプラチナ積立、銀積立なら月々数千円からスタートすることができます。
積立投資から始めるメリット
ここでは積立投資で資産運用を始める主なメリットについて詳細をご紹介します。
無理のない金額で取り組める
積立投資では、毎月の積立金額を自由に設定することができます。数千円から始められるため、家計の収支に合わせた金額で始められるのがポイントです。積立金額はいつでも変更できるため「資産運用に慣れてきたら投資する金額を増やす」というやり方は今後の選択肢として考えても良いでしょう。
リスクを分散できる
積立投資の大きなメリットは購入のタイミングを分散してリスクを軽減できる点です。価格変動するものに投資する際は「価格が高い時に購入した」という「高値づかみ」のリスクが生じます。しかし、積立投資は定期的に一定額、一定量の投資商品を購入する方法で、購入タイミングを分散できることが特長です。中でも「ドルコスト平均法」は価格が高い時は少ない量を、価格が低い時は多くの量を購入し、結果的に購入単価を平準化できるメリットを持つ購入方法で、一般的によく用いられる投資手法のひとつです。
感情に左右されにくい
市場は常に変動しており、時には大きな価格変動が生じることもあります。例えば、近年の金価格やプラチナ価格は右肩上がりに上昇している背景もあり「いつが買い時なのか分からない」と感じる方も少なくありません。
その点、純金積立やプラチナ積立ではドルコスト平均法を用いて定期的に買い付けを行うため、自分で買い時を決める必要がなく、価格変動に一喜一憂せず投資を続けられるメリットがあります。
少額投資で失敗しない3つのポイント
少額投資を始める際は、いくつか気をつけたいポイントがあります。詳しく解説していきましょう。
生活防衛資金を確保してから取り組む
資産運用を始める時は「生活防衛資金」を確保することが求められます。生活防衛資金とは、病気や怪我などで働けなくなった時に当面の生活を支えるための資金です。
手堅く資産運用をするためには長期投資を前提に取り組むことをおすすめします。短期間で取り崩すことはあまり理想的ではありません。そのため、病気や怪我などの不測の事態に対応するための資金を別途確保しておくことが大切です。
生活防衛資金に必要な金額は個々で異なりますが、生活費の6か月から1年分程度を目安に用意しておくと良いでしょう。
運用計画をきちんと立てる
資産運用に取り組む際は、あらかじめ運用計画を立てておくことも重要です。資産運用にはさまざまな投資先や投資手法があるため、得られるリターンやリスクの程度が異なります。運用計画をきちんと立てないと、自分の意向よりもリスクの高いものに投資してしまったり、思うようなリターンを得られなかったりすることが考えられます。自分に適切な資産運用に取り組むためには、家計の収支を見直した上で、投資期間や資産運用を行う目的に加え、リスク許容度(どれくらいの値動きに耐えられるか)を把握しておくことが必要です。
月々数千円の積立投資から始める場合であっても「なぜ資産運用に取り組むのか」、「どれくらいの損失に耐えられるか」といった自己分析を入念に行ってから運用計画を立てるようにしましょう。
短期でリターンを得ようとしない
資産運用は長期投資を前提に取り組むことが大切です。短期的な値動きだけを見ていると「なかなか価格が上がらない」、「他のものに投資した方がいいのでは」といった不安を抱くこともあるでしょう。特に資産運用を始めたばかりの頃は、小さな値動きに動揺してしまうことがあるかもしれません。
しかし、目先の値動きだけで売買の判断をしてしまうと、結局、損失が積み重なる要因になる恐れがあります。
資産運用では短期的なリターンを目指すのではなく、時間をかけて資産を育てていく視点を持つことを心がけましょう。
純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー
これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。
しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。
三菱マテリアルは明治29年(1896年)から100年以上にわたって金の製錬に取り組んできた歴史があり、国際基準の高い品質を保証しています。
マイ・ゴールドパートナーでは金だけではなくプラチナや銀の積立もでき、月々3,000円から無理のない範囲で積立購入ができるほか、年2回まで任意の月を指定して、月額積立購入金額に加算できるボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入にも対応しているため、ご予算に応じて無理なく購入できます。
年会費は800円、積立購入手数料は1,000円につき26円(消費税込)または31円(消費税込)、ボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入の場合には手数料がかかりません。
保管料は消費寄託預かりでは無料、混蔵寄託預かりでは有料です。口座管理料はかかりません。
積み立てた金は金地金で現物を受け取ったり、金貨で返還を受けたり、市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けることができます。
現物引出手数料は金地金1本あたり4,000円~7,500円(サイズによって異なります。500g以上の金地金は無料)。配送手数料は2,000円(保険料込)です。
オンライントレード(インターネット取引サービス)を利用すればお手軽に取引ができるため、買い時や売り時を逃すことも少ないでしょう。当社店頭価格より優遇※されたWeb価格が適用されます。
※Web価格は当社店頭価格に比べ、金・プラチナで10円/g、銀で0.15円/gの優遇となっております。適用対象はオンライントレード取引での当日スポット購入、等価メタル変更サービス、市場売却受託サービスです。
詳細比較は以下ホームページ「マーケット情報・最新の価格」をご覧ください。
また「会員継続ボーナス」というユニークな特典があり、会員が会員契約期間開始日から会員契約期間満了日までマイ・ゴールドパートナーを継続してご利用いただいたことに対する特典として、会員契約期間満了日にお客様の消費寄託残高に加算します。
なお、金・プラチナ・銀の消費寄託、混蔵寄託の購入取引が対象です(混蔵寄託は金のみの取扱いとなります)。詳細は以下ホームページをご参照ください。
まとめ
資産運用はまとまったお金がなくても少額から取り組むことが可能です。例えば、純金積立やプラチナ積立、銀積立などの積立投資では毎月数千円から始めることができ、投資経験がない方でも始めやすいという特長があります。
また、積立投資はドルコスト平均法により買い付けのタイミングを分散することでリスクを軽減できることも大きなメリットです。「資産運用に興味があるけれどなかなか一歩を踏み出せない」という方は、まずは純金積立などの積立投資から始めてみてはいかがでしょうか。
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