希少金属のひとつであるプラチナは、金と同様に実物資産の投資商品として取引されています。しかし、同じ実物資産であっても金とプラチナは値動きの傾向が異なり、投資スタイルに応じて慎重に選択しなければなりません。
また、プラチナは2025年後半から価格が大きく上昇しており、今後どのように推移していくのか気になる方も多いでしょう。
本記事ではプラチナの価格が変動する要因や今後の価格予想、金との比較について解説します。
目次
- 需要増加の影響でプラチナの価値が注目されている
- 価格変動リスクを軽減できるドルコスト平均法はプラチナ積立に向いている
この記事のポイント
プラチナの現状

プラチナは自動車産業や宇宙開発、医療器具などに用いられる素材であり、工業分野において欠かせない貴金属です。
また、リングやネックレス、ブレスレットなどの宝飾品に用いられるケースも多くあります。
まずは、プラチナの価格推移について確認していきましょう。
最新のプラチナ価格チャート推移
出典:三菱マテリアル ゴールドパーク プラチナ価格推移 5年
2026年3月上旬のプラチナ1gあたりの価格は12,000円台の水準で取引されていました。
上のチャートより過去5年間のプラチナ価格は、2021年から2025年春頃にかけては概ね4,000円台から5,000円台で推移してきましたが、2025年5月頃からは価格が上昇し、2025年12月には10,000円台を突破しています。
なぜ2025年にプラチナが高騰したのか
2025年にプラチナが大きく価格上昇した要因として、主に次の4つが挙げられます。
・南アフリカにおける産出量の減少
・リサイクル供給の伸び悩み
・工業用素材としての底堅い需要
・金の代替投資先としての需要の高まり
欧州で内燃機関(エンジン)車の新車販売を原則禁止する方針を撤回する案が発表されたことで、自動車の排気ガスを浄化する触媒に使われるプラチナの工業用需要増が期待されていることに加え、金の代替投資先としてのプラチナ需要が高まっています。その一方で、鉱山供給の減少やリサイクル供給の伸び悩みにより供給が追いついておらず、それがプラチナ価格の上昇要因となっています。
プラチナの価値がなくなることはある?
資産運用において多くの方が懸念するのが「大切な資産が失われるおそれはないか」という点ではないでしょうか。
株式や債券といったペーパー資産の場合、発行体の業績の低迷や倒産などによって資産価値を失うリスクがあります。
工業分野における需要が低下したとしても、プラチナそのものに資産価値があるため、宝飾品の材料としての用途や金と同様にプラチナ地金(インゴット)として保有しておく投資需要があります。
経済情勢による価格下落のリスクはありますが、実物資産であるプラチナの価値がゼロになる可能性は低いと言えるでしょう。
プラチナの動向予測

プラチナに限らず、どのような投資商品であっても値動きの予想は難しく、将来の価格を断言することはできません。しかし、プラチナ価格を予想する上では、特に工業分野の需要動向を把握することが重要なポイントとなります。
中でも自動車業界では、プラチナの需要が高く、内燃機関(エンジン)車の排気ガス浄化触媒に使用されています。近年では触媒を使用しない電気自動車(EV)の生産や販売比率が伸びる一方で、内燃機関車の生産も継続されています。
更に、プラチナを電極触媒に使用する燃料電池自動車(FCV)の普及拡大からも今後の需要増加が見込まれています。
金とプラチナ、どっちがおすすめ?特徴と資産形成の観点で比較
同じ貴金属の金とプラチナですが、投資対象として大きく異なる性質があります。ここでは、金とプラチナの異なる特徴を確認していきましょう。
金の特徴
金は「守り」の資産としての役割を持つ貴金属です。金は一般的に株式の値動きとは相関が低いとされ、景気後退時にも価格が安定しやすいことで知られています。また、金価格はインフレと連動しやすいため、長期的な金投資は資産の目減りを抑制する投資商品と言えるでしょう。
プラチナの特徴
一方、プラチナは景気に左右されがちなことに加え、マーケット規模が小さく、価格が乱高下しやすいことから、投機色が強めな投資商品と言われています。
先述のとおり、プラチナは自動車産業をはじめとした工業分野での需要が高いことから、景気や産業動向の影響を直接受ける側面があります。そのため、市場の需給バランスによって短期的に価格が上昇することもあれば、逆に大きく下落することもあります。この価格変動の大きさはリスクでもありますが、見方を変えれば投資のタイミングによっては短期間で大きな利益を得られる可能性も期待できます。したがって、プラチナ投資はリスクを許容しつつリターンを狙いたい方に適している資産と言えるでしょう。
金とプラチナのどっちを買うべきか
投資の目的や資産運用のスタイルは人によって異なるため、一概にどちらが良い・悪いと評価できるものではありません。自分自身の資産運用のスタイルにマッチした投資商品を選ぶことが大切です。
先述のとおり、金は安全資産としての役割を担うことが多いのに対し、プラチナは景気の動向を受けやすい投資商品です。相場変動リスクが大きくなるため、慎重な資産運用が必要になります。
価格変動リスクを抑える選択肢としての積立
投資を行う際は、価格が高い時に買ってしまう“高値づかみ”のリスクを忘れてはいけません。このようなリスクを抑えるためには、ドルコスト平均法によって購入単価を平準化できる積立購入がおすすめです。
ドルコスト平均法は、価格が高い時には少ない量を、安い時には多くの量を購入するため、長期的に積立購入することにより、購入単価を平準化でき、高値づかみのリスクを抑制できることが大きなメリットです。
なお、金と比べ、価格変動幅の大きいプラチナの方がドルコスト平均法の効果を享受しやすい傾向があるため、プラチナの資産運用を検討されている方は、プラチナ積立からはじめてみてはいかがでしょうか。
純金積立なら三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナー
これから純金積立を始めようと考えている方は、大切な資産を安心して預けるためにも信頼できる運営会社を選ぶことが大切です。
しかし「どこの運営会社を選べば良いのか分からない」、「さまざまな候補がありすぎて選ぶことができない」とお悩みの方には、三菱マテリアルのマイ・ゴールドパートナーをおすすめします。
三菱マテリアルは明治29年(1896年)から100年以上にわたって金の製錬に取り組んできた歴史があり、国際基準の高い品質を保証しています。
マイ・ゴールドパートナーでは金だけではなくプラチナや銀の積立もでき、月々3,000円から無理のない範囲で積立購入ができるほか、年2回まで任意の月を指定して、月額積立購入金額に加算できるボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入にも対応しているため、ご予算に応じて無理なく購入できます。
年会費は800円、積立購入手数料は1,000円につき26円(消費税込)または31円(消費税込)、ボーナス月プラス積立購入や各種スポット購入の場合には手数料がかかりません。
保管料は消費寄託預かりでは無料、混蔵寄託預かりでは有料です。口座管理料はかかりません。
積み立てた金は金地金で現物を受け取ったり、金貨で返還を受けたり、市場売却受託サービスを利用して金銭で返還を受けることができます。
現物引出手数料は金地金1本あたり8,000円~15,000円(サイズによって異なります。500g以上の金地金は無料)。配送手数料は2,000円(保険料込)です。
オンライントレード(インターネット取引サービス)を利用すればお手軽に取引ができるため、買い時や売り時を逃すことも少ないでしょう。当社店頭価格より優遇※されたWeb価格が適用されます。
※Web価格は当社店頭価格に比べ、金・プラチナで10円/g、銀で0.15円/gの優遇となっております。適用対象はオンライントレード取引での当日スポット購入、等価メタル変更サービス、市場売却受託サービスです。
詳細比較は以下ホームページ「マーケット情報・最新の価格」をご覧ください。
また「会員継続ボーナス」というユニークな特典があり、会員が会員契約期間開始日から会員契約期間満了日までマイ・ゴールドパートナーを継続してご利用いただいたことに対する特典として、会員契約期間満了日にお客様の消費寄託残高に加算します。
なお、金・プラチナ・銀の消費寄託、混蔵寄託の購入取引が対象です(混蔵寄託は金のみの取扱いとなります)。詳細は以下ホームページをご参照ください。
まとめ
プラチナは2025年後半から大きな値上がりが見られます。価格が変動する主な要因は需要の変化や産出国の情勢、消費国の景気などが挙げられ、将来的な価格変動を予想することはできません。
また、プラチナは工業需要の側面から景気動向との連動性が高く、価格変動リスクが高い投資商品と言えます。
資産価値の安定性を重視したい方には純金積立がおすすめできます。
一方で、価格変動幅の大きいプラチナの方がドルコスト平均法の効果を享受しやすいという側面がありますので、プラチナの購入を考えられている方はプラチナ積立を検討されてはいかがでしょうか。
※本記事は更新時の情報です