豊島逸夫の手帖

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4000ドルまで調整説も

2026年5月13日

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昨晩のメインイベントはCPI発表。
結果は前年比3.8%上昇と、ガソリン価格急騰を反映して高い数字。
とは言え、事前予測で3.7%を見込んでいたので、金価格は一時4640ドルまで急落したものの、その後急反騰した(KITCOグラフ緑線参照)。4600ドル台が固まり、4700ドル台へ価格水準が切り上がった印象。

だが、年内価格見通しとなると、まだまだ下はあり得る。
昨日はUBSが4000ドルまで調整後、そこが買い時となり、年内は5600ドルまで急反転するシナリオを発表した。
先日、カリスマ債券王ガンドラック氏が、やはり4000ドルまでの下落後、年末には高水準に戻ると語っていた。同氏はここ数年金買いを推奨してきた人物。
仮に4000ドル→5600ドルとなれば、年後半は大荒れとなろう。

インフレが3.8%まで進行して年内利下げ確率は消滅した。これは中期的に金価格には下げ圧力としてジワリと効く。
しかし、中銀金購入は旺盛。年内の経済環境は極めて波乱含み。
スタグフレーションともなれば「金が最も買われる環境」になるとも言われる。

とは言え、4700ドルから年内5600ドルに飛ぶには助走距離が短すぎる。相場の力学だ。
いっそのこと4000ドルまで急落すれば、助走距離も長くなり、5600ドルはおろか、6000ドルも夢ではない。

いずれにせよ凄いボラだ。堅気の衆もシートベルトはきつく締めて年後半に備えよう。

2026年