2026年4月30日

日本がいよいよGWに入ったと同時に、28日日本時間夜8時頃、金価格がスルスルと下げ始めた。何かとNYに聞けば、「UAEがOPEC脱退の発表」。「原油価格上昇→インフレ懸念→利下げ後退」の最近お馴染みのロジックで金が売られ、4600ドル台を割り込んだ(KITCOグラフ赤線参照)。
更に、29日は、まずトランプ大統領がホルムズ海峡逆封鎖を数か月続けると表明。原油が一日の上げ幅としては過去最大級の急上昇。金は一時4510ドルまで売り込まれた(KITCOグラフ緑線参照)。
更に、追い打ちをかけるようにFOMCで異変。声明文から将来的な金融緩和を示唆する文言の削除を求め異例の3人反対票。再び金の天敵とも言える「利上げ」観測が浮上した。
因みに、昨晩のFOMCはパウエル氏最後の記者会見。議長任期が切れても、無条件で2028年まではFRB理事として、FOMCに参加する意思を表明した。後任のウォーシュ新議長はパウエル氏を批判してきたので、次回のFOMCが見もの、二人が正面衝突を演じるか。ウォール街ではこの話題で持ち切り。
結局、GW入り前後にKITCOグラフが示すように3日連続の下げを演じた。日本勢には何とも不気味な展開だ。GW後の市場の景色が変わっているかもしれない。
とは言え、長期上昇トレンドは変わらない。ファンダメンタルズの中銀金買い、ドル信認低下は毎度のことながらいささかも変わらない。世界的財政赤字積み上げリスクも長期的には変わらない。ドル・円は刷れるが金は刷れない。これに尽きる。
NY市場でもゴールドマンサックスは5400ドルターゲットを変えず。ジェフ・トシマは頑固に6000ドルを変えず!2026年と言ってもまだまだ4月。先は長ーい。ひとたび流れが変わればゴールドフィーバー第二幕の可能性がある。
因みに、債券王と言われるカリスマ投資家ガンドラック氏は、ずっと金買いを推奨してきたが、昨晩も「4000ドルが底で金は長期上昇」と明言している。
さて、GW中はブログを更新できないので、X@jefftoshimaで異変があれば随時伝えるよ。
まぁ積立組は引き続き高みの見物の余裕だけどね~。肉食系投資家さんたちは短期買いか売りかで大騒ぎ。メディアも悪乗りする傾向があるので、あくまで長期的視点を失わないように。草食系投資家はGWを徹底的に楽しむ心の余裕があるからね。
と言っても私もやっぱり相場の動きは気になる。