2026年3月6日
イラン有事で金価格は下がった。なんのかんの言い分はあるが、結果論として認めざるを得ない。その理由は今週本欄で2回にわたり説明した。今朝の日経新聞グローバル市場面でも大きく報道されたところだ。今日発表の雇用統計もイラン戦争前の数字だが注目される。
一方、外為の世界ではドルインデックスが上昇。「有事は金かドルか、ドルの勝ち!」と語られる。
ここはYouTubeで外為代表と真っ向勝負しようではないかと、家族ぐるみの付き合いで仲良しの某有名外為アナリストと画策中。ふ、ふ、ふ。
筆者の言い分は簡単。投機筋の都合で含み益たっぷりの金買いポジションを売った。しかし長期金価格上昇を支える(お馴染みの)3つの条件にいささかの変化もない。
対してドル高の理由はNYの視点で見ると、日韓株式などに国際分散投資していたが、有事に直面して、その海外投資マネーのレパトリ(先祖返り)に動いた。思い起こせば東日本大震災の時、海外に投資されていたマネーがレパトリで円高になり、それ以来「円は安全通貨」と言われるようになった。しかし現在は円安がかくも長期にわたり続き、「円の安全資産神話」は崩壊した。
それゆえ日本人投資家は自国通貨安リスクから資産を防衛するため、円建て金価格買いに走っている。
これが筆者の主張だ。
おそらく議論はタカ派とされる次期FRB議長がQT(量的引き締め)に走るか。或いは原油高由来のインフレ、と言うよりスタグフレーションの可能性も語られよう。
更に、イラン戦争がエスカレートして拡大するシナリオでは巻き込まれた、或いは巻き込まれそうな国が外貨準備として保有されている金の一部を売却して、国防予算に充当する可能性も無しとはしない。
お互い喋りもプロゆえ、15分台本なしの出たとこ勝負。
さて、どこのYouTube会社に持ち込もうか(笑)。
なお、足元の国際金価格は雇用統計次第で5000ドル大台の攻防になるかも。
一方、外為市場では良い雇用統計ならドル高円安に振れよう。

最後に再確認のため言っておくが、今の金安は長期上昇過程の一場面。いずれ5500ドルを目指すのは必至。いつになるかはイラン情勢次第。