豊島逸夫の手帖

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久しぶりの金急騰、流れは変わったか

2026年4月1日

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昨晩のNY市場は「米国・イラン歩み寄り」の見方が主要報道機関により流され、楽観論が支配。金と株は上がり、ドルは下がった。

トランプ氏もイランも早く紛争を止めたい気持ちがヒシヒシ伝わってくるが、筆者は楽観的になれない。

例えて言えば、イラン情勢の赤信号が黄色になった。トランプ氏が操作できる信号機である。市場は期初ゆえ、4-6月期中には青になることを先取りした。しかし米国・イランにイスラエルが果たして同調するであろうか。ここが難題だ。

とは言え、市場はとにかく突っ走っている。
金も株もショートカバー主導で新規買いも出始めている。
NY市場は前後左右に注意しつつも横断歩道を渡り始めた。
米国は原油生産国。しかも消費者心理も底堅い。
では、金価格はこのまま急騰の日々に戻るであろうか。
答えは否。

原油価格は高止まりする中で、FRBがインフレ再燃を封じ込めるために「利上げ」する可能性が強まっている。FRB利下げ前提で買われてきた金にしてみれば、梯子を外された感がある。
これが金価格上昇にブレーキをかけよう。

「連日高値更新の日々」の、あの熱気には欠けるが、徐々に下値を切り上げてゆく展開になりそうだ。その理由は本欄で何回も述べてきたとおり、中銀金買い、基軸通貨ドルの信認低下という金長期上昇ファンダメンタルズは変わらないからだ。

金価格のボラティリティー(短期変動)は激しくなろうが、主流は右肩上がりである。

さて、Xのアカウント@jefftoshimaで私のアイコンを使った「なりすまし」が住みつき困っている。

まさかブログ読者がひっかかるとは思わないが、私のアイコンなので機械的にポチっとしてしまい、LINEに導かれる初心者がいるかもしれない。

それでもXを使っているのは、取りあえず速報を流せるし、ゴールデンウィークなど日本の休日に何か起こった時は、情報発信の場として使い勝手が良いからだ。

2026年